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アロマソムリエ | 紫蘇の香りと効能・使い方
大葉として、香味野菜としてなじみが深い日本を代表する和のハーブ。
もともとは中国南部、ヒマラヤが原産地の一年生の植物で、日本には平安時代に伝わったと言われています。
豊富な有効成分を持ち、古くから食用、薬用として幅広く用いられてきました。優れた殺菌作用をもち、食中毒の人を回復させた「紫色の蘇る葉」として、その名前の由来となったと言われています。
紫蘇には様々な産地、種類がありますが、中でも北海道・上富良野町で育てられた「上富良野紫蘇」は、香りが豊かな青紫蘇として知られています。草丈は約30㎝から、背の高いものでは200㎝近くにまで成長します。
上富良野町は北海道のほぼ中心に位置し、周囲を十勝岳、夕張山地などの山々に囲まれた盆地で、日中や季節の寒暖差のある気候が特徴です。上富良野紫蘇は火山灰や河川由来の天然養分を含んだ大地と、澄み渡った空気の中で成長していきます。
上富良野紫蘇以外の紫蘇では、葉が赤く縮れている「チリメンジソ」などもエッセンシャルオイルの原料として使用されることがあります。
基本情報

科科名:シソ科
学名:Perilla frutescens Britton var. crispa Decaisne forma crispi-discolor Makino
抽出部位: 葉(茎)
抽出方法: 水蒸気蒸留法
主要産地: 北海道・上富良野
主な芳香成分:ぺリラアルデヒド、リモネン、リナロール など
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:強
紫蘇の香りの特徴
食欲をそそる紫蘇の香り。紫蘇の葉そのものからは、爽やかさの中にほのかな甘さが感じられますが、香り成分を凝縮したエッセンシャルオイルになると、爽やかさに加えて、濃厚でジューシーな甘酸っぱい香りが広がります。
紫蘇特有のやわらかさと温かみのある甘さを持った香りは、どこか懐かしく、日本人にとって非常に馴染み深く、唯一無二の存在です。この紫蘇らしい香りのもととなっている芳香成分が、成分の半分以上を占めているぺリラアルデヒドです。この成分が、紫蘇に優れた抗菌作用や食欲を増進させる効果が期待できる理由となっています。
紫蘇の持つ機能
殺菌効果と豊かな香りで夏バテ予防
紫蘇特有の香りのもととなるぺリラアルデヒドには、高い抗菌・防腐作用が期待でき、昔から食中毒の予防として活用されてきました。さらに、消化を助けて食欲を促す働きもあるため、胃腸をすっきり整えてくれる効果も期待できます。
また、柑橘系の香りにも含まれるリモネンには、血行促進や代謝を高める作用に加え、気持ちを落ち着かせたり、リフレッシュさせてくれる働きもあります。
様々な効果効能が期待できる紫蘇は、日常の食事はもちろん、漢方でも生薬として使用されてきた、心と体にやさしい植物です。
紫蘇を使うシーンや季節

親しみのある和ハーブ。紫蘇特有の甘く爽やかな香りが、どこか懐かしく、安心できる空間を作り出します。
和を感じる、懐かしくて安心する居場所
和の雰囲気とどこか懐かしさを感じさせてくれる紫蘇の香りは、心がほっとするようなノスタルジックな空間づくりや和の演出にぴったりの香りです。畳の香りや風鈴の音を思い出すような、やさしく穏やかな香りが、現代の暮らしの中に静かな癒しをもたらしてくれます。
さわやかさと落ち着きをもたらす紫蘇の香りが広がる空間は、気持ちが整い、元気を取り戻し、前向きな気持ちへと導いてくれます。
よりノスタルジックな雰囲気を演出したい時には、和精油同士のブレンドがおすすめです。たとえば、ユズと組み合わせれば甘くやわらかな印象に、和ハッカとブレンドすれば、そよ風が通り抜けるような、清々しく軽やかな空間が広がります。日本の四季や文化を感じさせる香りの組み合わせで、深く心に響く「和の居場所」を演出してみてください。
リラックスからリフレッシュまで
紫蘇の香りは、リラックスとリフレッシュの両方を叶えてくれる香りです。
ひと息つきたいとき、気持ちを切り替えたいとき、あるいはなんとなく元気が出ないときなど、その時々の気分に合わせてやさしく働きかけてくれます。
穏やかな時間を過ごしたいときには、ラベンダーやホーウッドなどのやさしい香りとブレンドがおすすめです。緊張がほぐれ、深い安らぎをもたらしてくれます。
一方で、気分をすっきりとさせたい時には、プチグレンやミントなどのさっぱりとしたハーバル系と合わせることで、軽やかで爽快感のある香りに。
1日の始まりやリセットしたいタイミングなど、さまざまなシーンで活用いただける香りです。
初夏から夏にかけて、軽やかな気持ちに
フレッシュな爽やかさと優しい甘さをもつ紫蘇の香りは、嗅ぐだけで夏の訪れを感じさせてくれる、初夏から夏にかけての季節にぴったりです。
梅雨のじめじめとした時期には、紫蘇の清涼感あふれる香りが空間を軽やかな印象へと変え、猛暑が厳しい真夏には、その穏やかな香りがそっと寄り添いながら、心身のエネルギーをチャージしてくれるような感覚をもたらします。
疲れを感じたり食欲が落ちたりする夏バテの時期には、紫蘇のさっぱりとした香りを嗅ぐことで、気分がリフレッシュされ、疲労や食欲の回復をサポートしてくれます。
相性のいいオイル
シトラス系:ベルガモット、ユズ、レモン
フラワー系:ゼラニウム
ハーブ系:プチグレン、ラベンダー
ウッド系:サンダルウッド、ホーウッド
紫蘇のオイルは大変良く広がるため、ごく少量からブレンドするようにしましょう。紫蘇の持つやわらかい甘さや爽やかさが軽やかに心地よく広がります。
紫蘇の香りは個性的な香りのため、好き嫌いの分かれる香りでもあります。他の香りとブレンドすることで使いやすくなり、紫蘇の香り高さが程よくアクセントとなります。
ブレンドの相性としては、和精油や同じシソ科のラベンダーやハッカなどとの相性が良いです。
紫蘇と同じシソ科に属するラベンダーや和ハッカとのブレンドは、植物同士の親和性が高く、爽やかでやさしい印象の香りに仕上がります。
また、紫蘇の軽やかで抜け感のある香りは、ウッド系の落ち着いた香りと組み合わせることで、全体に深みとバランスが生まれ、より洗練された印象になります。
「紫蘇」をブレンドした香り
JD06 淡(AWA)

華やかなフローラルの香りとフレッシュなグレープフルーツが、咲きほころぶ春の花々を思わせる香りです。
紫蘇をブレンドすることで、満開の桜に包まれる日本の春の情景をやさしく表現しています。
成人式や春のお祝い、おもてなしのシーンに華やかさと品の良さを添えてくれる香りです。
原料:ジャスミン, イランイラン, シソ, ゼラニウム, グレープフルーツ
B05 ローズマリーシトラス

爽快で力強いローズマリーとみずみずしく爽やかなレモンの香りに、紫蘇のほのかな甘さが漂う、清々しいブレンドです。 シャープさの中にも、親しみやすさがあり、仕事や勉強など集中したい場面に寄り添い、やる気や集中力を引き出してくれます。
原料:ローズマリー, レモン, シソ
アロマソムリエ | レモンの香りと効能・使い方

太陽の光をたっぷり浴びて育ったレモンは、オレンジなどの柑橘類とともに、鮮やかさとみずみずしい香りで、食卓に彩りを添えてくれます。
名前の由来は、アラビア語とペルシャ語で柑橘類の果実を指す「ライムン」と「リムン」に由来すると言われています。主要産地はメキシコやスペインなど、南米や地中海沿岸が主流ですが、原産国はインド北東部と言われており、ヨーロッパに伝わったのは11~13世紀頃。十字軍の遠征がきっかけとなり、レモンを日常生活の中に取り入れる習慣が伝播したと言われています。
ビタミンCを含むレモンは長い航海において不可欠であり、大航海時代には乗組員に対し、ビタミンC欠乏によって起きる壊血病を予防するためにレモンやオレンジの摂取が推奨されたと伝えられています。 その他にも、レモンは古くから殺菌効果が認められ、食中毒の防止や感染症予防などに役立てられてきました。また、近代アロマセラピーの礎を築いたフランスの軍医、ジャン・バルネ博士は、レモンに空気中の菌を殺菌する効果があることを、研究により明らかにしました。
こうしてレモンは食材としてだけでなく、健康や衛生、香りの面でも時代や文化を超えて、私たちの暮らしに寄り添い続けてきた存在です。
基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus limon
抽出部位: 果皮
抽出方法: 圧搾法
主要産地: メキシコ、スペイン、アメリカ
主な芳香成分:リモネン、β-ピネン、γ-テルピネン、α-ピネン、ゲラニオール など
香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップノート
香りの印象:弱~中
レモンの香りの特徴
レモンの果汁は、想像しただけで思わず唾液がじわりと出てくるような、弾けんばかりの酸味が特徴ですが、エッセンシャルオイルの香りとなると、爽やかさはあるものの果汁ほどのすっぱい酸味はなく、フレッシュさと同時にマイルドな甘さすら感じることができます。
レモンそのものの酸味が苦手という方でも、アロマセラピーで使用されるレモンの香りであれば、比較的酸味も優しいので嗅ぎやすく、ほどよい清涼感とナチュラルな印象を楽しんでいただけるのではないでしょうか。
すっきりとした透明感と清潔感のあるレモンの香りは、みずみずしさや若々しさといった爽やかなイメージがあり、香りもカジュアルであることから、多くの方に親しんでいただきやすい香りです。
レモンの持つ機能
リフレッシュにぴったり
レモンの主成分であるリモネンには、リラックス作用とともに交感神経を刺激し、血液の流れをよくする作用があることから、身体の新陳代謝や消化活動を助ける働きがあります。
さらに、レモン特有のフレッシュな香りには集中力を高める働きがあるため、リラックス効果が期待できると同時に、心身をリフレッシュさせてくれます。
その他、リモネンには抗菌作用もあることから、体調を崩しやすい季節や空気を一掃したい時にお部屋で芳香浴をおこなうと、空間をすっきりと整えてくれます。
レモンの香りは食欲をそそるとともに、消化を助ける働きもあるため、脂っこい食事をした後などにもおすすめです。
※レモンには光毒性がある場合があるため、オイルトリートメントなどで身体に塗布した後は、直接紫外線に当たらないよう注意しましょう。
レモンを使うシーンや季節

機能性に優れながらナチュラルな印象をもつレモンの香りは、お子さまからご年配の方まで、幅広い方に親しんでいただきやすく、私たちの日常生活にも取り入れやすい香りのひとつです。
日常生活に取り入れやすく、親しみやすい香り
軽快で明るい印象があることから、インテリアとしては、ポップでナチュラルな雰囲気によく合い、日常の様々な空間で活用しやすい香りです。
脳を活性化する働きがあるため、ワークスペースや書斎などに香りを広げることで、集中力を高めたり、作業効率アップが期待できるような空間を作ることができます。
また「爽やか」「清潔感」などの印象を持つ香りで、ダイニングや水まわりなどでの使用もおすすめです。お手洗いでは、トイレットペーパーの芯にエッセンシャルオイルを5~6滴垂らしたコットンやティッシュを入れておくと、カラカラと回すたびに香りが広がり、清潔な空間を演出できます。
日々のケアに
身体を温め、血液やリンパの流れを促進し、新陳代謝を高めてくれるので、冷えや足のむくみなどの改善、肌の明るさを取り戻したりする効果が期待できます。血行不良を感じた時はレモンのエッセンシャルオイルを取り入れた半身浴やトリートメントをするのもおすすめです。
また、心のケアにも取り入れていきたい香りです。気持ちが沈んでいる時や、自信をなくしてしまった時などに用いると、クリアーな香りが前向きな気持ちへと促してくれます。さらに殺菌作用も期待できるため、風邪の予防としても活用できます。
春から夏にかけての午前中におすすめ
フルーティーでフレッシュ、そしてはじける甘さが特徴のレモンの香り。
そのカラーイメージは、まさにレモンイエローとよばれるような薄い黄色~黄色を表し、春から夏にかけてのさんさんと降り注ぐ太陽の日差しや、まばゆい輝きといった活動的なイメージの季節に合う香りです。
リラックス作用もありますが、どちらかというと香りの印象もすっきりとして爽やかな香りのため、時間帯としては、朝から昼にかけての使用がおすすめです。
たとえば、朝一番の起床時にアロマストーンに数滴オイルを垂らしたり、エアミストを吹きかけたりすると、フレッシュな気持ちで一日をスタートできます。
相性のいいオイル
シトラス系:レモン、ベルガモット
フラワー系:ゼラニウム
ハーブ系:ローズマリー、ペパーミント
ウッド系:ホワイトサイプレス、ジュニパーベリー、ヒノキ
分量次第でクール系、ウォーム系両方に使える香りです。
ローズマリーやペパーミントなどのシャープなハーブ系や、ホワイトサイプレス、ヒノキといった軽やかなウッド系と合わせると、爽やかさを後押しし、キラリと光る輝きのようなものを表現できます。
一方で、ゼラニウムやカモミール・ローマンなど甘さのある香りと合わせると、華やかさとあたたかみのある雰囲気を作ることもできます。
レモンは比較的薄く感じやすいため、ついたくさんの量を使いがちですが、入れすぎると重たく甘さが強すぎる印象となるため、まずは控えめな量から使ってみましょう。
また、レモン単体だけではレモンらしさをうまく表現しにくいことがあります。レモンらしい香りを表現したい場合は、レモングラスやレモンユーカリなどレモン調の強い印象の香りも一緒に活用すると、よりレモンらしい香りが表現しやすくなります。
「レモン」をブレンドした香り
B03 シトラスライム

ジューシーな果汁感たっぷりのシトラスブレンド。ビターさや渋みも感じるライムやグレープフルーツと一緒にブレンドしているため、レモンピールのようなほろ苦さも感じられる香りです。同じ柑橘でも、オレンジをメインにしたブレンドに比べ、爽やかで大人な印象の空間を演出します。レモンが全体に透明感をもたらし、キレのある爽快感が際立ちます。
原料:レモン, ライム, グレープフルーツ
B05 ローズマリーシトラス

フルーティーでフレッシュなレモンと、みずみずしくシャープなローズマリーをブレンドした、目の覚めるようなブレンド。レモンの清らかな酸味が、香りに軽やかな広がりを添えています。
シャキっとした気分になる香りのため、起床時や集中モードに入りたい時などに気分の切り替えをサポートする香りです。
原料:ローズマリー, レモン, シソ
C01 クリーンシトラス

ユーカリのクリアーな香りがレモンのフレッシュさを引き立て、レモンのマイルドな甘さがユーカリの清涼感を優しく包みこんでいる、透明感あふれるシトラスの香り。スーッと溶け込むような軽やかな香りが、空間全体を明るくクリアーに整えてくれます。
原料:ユーカリグロブルス, ユーカリラディアタ, レモンタイム, レモン
アロマソムリエ | レモングラスの香りと効能・使い方

レモングラスは、レモンに似た柑橘系の香りを持ちながら、より力強く、清々しさと爽やかな香りが際立つハーブです。明るくエネルギッシュな香りは、気分をリフレッシュさせ、心に前向きな活力を与えてくれるため、多くの人々に親しまれています。原産は東南アジアで、特にタイでは「タクライ」と呼ばれ、古くから薬草として生活に取り入れられてきました。伝統的な民間療法では、胃腸の不調や風邪の予防、感染症への対処など、さまざまな場面で用いられてきた歴史があります。
また、レモングラスは料理の分野でも重宝されており、特に肉や魚の臭みをやわらげる効果があります。代表的な例として、トムヤムクンなどのタイ料理があり、欠かせない香味野菜として知られています。
主要な芳香成分であるシトラールには、虫よけやデオドラント効果があり、近年ではスキンケアにも幅広く活用されています。虫には敬遠されますが、人間には非常に心地よく感じられる香りであり、特に太陽の光が降り注ぐ日中にふさわしく、前向きな気持ちを引き出してくれます。
基本情報

科名:イネ科
学名:Cymbopogon citratus
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:インド、インドネシア、グアテマラ
主な芳香成分:シトラール、ゲラニオール、リナロール、リモネンなど
香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップ~ミドルノート
香りの印象:強
レモングラスの香りの特徴
レモングラスの香りは、レモンに似た爽やかでシャープな柑橘系の香りを持ちながら、草木を思わせる青々しいグリーンノートを感じられるのが特徴です。清涼感のあるトップノートは、気分をすっきりと整え、心身にリフレッシュ効果をもたらします。ストレスや緊張を和らげる穏やかなリラックス効果がありながら、同時に思考をクリアにして集中力を高める働きもあり、仕事や勉強にも適した香りです。自然でやさしい印象の香りは、アロマオイルやハーブティー、ルームフレグランスなど幅広く用いられ、日常に心地よい癒やしを届けてくれます。
レモングラスの持つ機能
心身をすっきり整える
レモングラスは、爽やかな香りで心をリフレッシュさせ、ストレスや不安を和らげて気分を前向きに整える効果があります。特に、疲れや気分の落ち込みを感じるときに、活力を与えてくれるような香りです。
さらに、消化を助ける働きがあり、精神的なストレスによる食欲不振や胃腸の不調を緩和する効果も期待されます。血行を促進する作用があることから、緊張により起こる筋肉のこりや、頭痛の緩和にも有効とされています。また、抗菌・殺菌作用により、肌のトラブルや虫よけにも役立ちます。
レモングラスを使うシーンや季節

レモングラスは、気分転換やリラックス、集中したいシーンに最適な香り。特に、蒸し暑い夏や疲れがたまる季節に、空間を爽やかに整え、前向きな気持ちを引き出してくれます。
ナチュラルな香りで整える
レモングラスの香りは、空間全体にフレッシュな爽やかさと清涼感をもたらすため、ナチュラルで洗練された印象を与えるのが特徴です。玄関やリビング、ワークスペースなどにディフューザーやアロマスプレーで香りを取り入れることで、訪れる人に好印象を与え、空間の雰囲気そのものを引き立てます。自然を感じるような癒しの演出や、上質感のあるホテルライクな空間づくりにもぴったり。自然光の入る空間にレモングラスの香りを合わせると、視覚と嗅覚の両面から快適な空間演出が可能で、香りが目に見えないインテリアのように空間を彩ります。
香りが持つ印象や清涼感が、空間全体に軽やかさや広がりをもたらし、まるで風が通り抜けるような心地よさを演出してくれます。
日常でも万能なオイル
レモングラスは、日常生活のさまざまな場面で活用できる万能な香りです。アロマオイルとしてはもちろん、ハーブティーとしても親しまれており、リラックスタイムに取り入れることで、ストレスの緩和や消化促進といった効果が期待できます。また、掃除の際には、濡れた雑巾に数滴垂らすことで、自然な香りで空間を爽やかに保ちながら、殺菌や消臭の効果も得られます。さらに、天然の虫よけ成分を含むことから、ナチュラル志向の虫よけスプレーとしても人気があります。
このように、毎日の暮らしの中に無理なく取り入れることができる香りとして、さまざまなライフスタイルに寄り添える実用性の高い香りと言えます。
暑い季節のリフレッシュに
レモングラスは、特に蒸し暑さで気分が沈みがちな夏におすすめの香りです。シトラールを多く含むその爽快な香りは、心と体にスッと清涼感を与え、重だるさやストレスを和らげてくれます。アロマディフューザーで室内に香らせれば、空気をすっきりと整え、集中力アップにも効果的です。さらに虫よけ効果もあるため、キャンプなどのアウトドアの場面はもちろん、窓を開け放つことの多い夏場には実用性も高く、夏の暮らしの快適さをサポートしてくれます。
暑さで疲れた日には、バスタイムにエッセンシャルオイルを取り入れるのもおすすめ。浴槽に直接入れるのではなく、洗い場の隅に数滴垂らすことで、シャワーやお湯の蒸気に乗って、レモングラスの爽やかな香りがやさしく広がります。心身ともにリセットする時間を過ごしてください。
相性のいいオイル
シトラス系:レモン、グレープフルーツ
フラワー系:ラベンダー、ゼラニウム
ハーブ系:ローズマリー、ペパーミント
ウッド系:サンダルウッド、パチュリ、ユーカリ
レモングラスはシトラス系でありながらも、ハーブ調のシャープな香りを併せ持つため、他の香りとブレンドする際にはバランスに注意が必要です。特にハーブ系との相性が良く、ペパーミントやユーカリと組み合わせると、清涼感のある爽やかな香りになります。一方で、フラワー系やウッド系とブレンドする場合は、レモングラスの主張が強いため、分量を控えめにすると柔らかさや華やかさ、深みなどが加わり調和が取りやすくなります。
また、香り全体を引き締めたいときは、ローズマリーや爽やかな柑橘系との組み合わせがおすすめです。レモングラスの香りは、集中力を高めて気分をリフレッシュさせる効果がある一方で、刺激が強いため、敏感肌への使用や空間での使用量には注意しましょう。
「レモングラス」をブレンドした香り
B17 レモングラスサンダルウッド

南国のような雰囲気をまとったレモングラスや、レモンの爽やかさで明るい香りの中に、エキゾチックなサンダルウッドの奥深さが感じられます。感覚を心地よく刺激する、オリエンタルな趣とともに、まるで異国のリゾート地にいるかのような非日常を感じさせてくれる香りです。
原料:レモングラス,サンダルウッド,レモン
S10 エナジー

シトラスやハーブの持つ爽やかでみずみずしい香りは、まるで風が吹き抜けるように心をリフレッシュさせ、気分を一瞬で明るくアクティブな方向へと導いてくれます。朝の目覚めや気分転換したいときにぴったりの香りで、心に軽やかさと前向きなエネルギーを与えてくれます。
原料:レモングラス,グレープフルーツ,ユーカリ,ペパーミント,ジンジャー etc.
City series 渋谷(SHIBUYA)

オリエンタルな雰囲気のレモングラスを中心に、ブッダウッドやパチュリの深く重みのある香りが調和。そこにコリアンダーのスパイシーなアクセントが加わり、渋谷の街を思わせるような洗練されたディープな香りに仕上がりました。都会的で静かな個性が際立ちます。
原料:レモングラス,ブッダウッド,パチュリ,ゼラニウム,コリアンダー etc.
アロマソムリエ | スペアミントの香りと効能・使い方
スペアミントは、シソ科ハッカ属の多年草で、日本では「ミドリハッカ」という和名で知られています。草丈は90cm程度の高さになり、葉先が槍(spear)のように尖っていることから「スペアミント」という名前が付けられました。葉には細かいしわがあり、可憐な紫色の花を咲かせます。原産地は地中海沿岸から北アフリカにかけての地域で、古代ギリシャやローマではすでに薬草や香料として重宝されてきました。中世ヨーロッパでは、消化促進や口臭予防に効果があるとされ、修道院の薬草園でも栽培されるなど、長い歴史の中で民間療法や日常生活に深く根づいてきた植物です。
スペアミントの最大の魅力は、清涼感のある爽やかな香りと、やさしく穏やかな味わいにあります。ペパーミントと比べると刺激が穏やかであるため、お子さまにも比較的適しています。
現代では、その特性を生かして、ガムやキャンディ、ハーブティー、お料理などに用いられることや、アロマオイルや歯磨き粉、バスアイテムの香りとして、様々な形で日常に取り入れられています。
気分をリフレッシュしたいときや、気持ちを少し落ち着けたいときにぴったりな世界中で広く親しまれているハーブのひとつです。
基本情報

科名:シソ科
学名:Mentha spicata
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:インド、中国
主な芳香成分:カルボン、リモネン、ピネン、カリオフィレン、1.8-シネオールなど
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:トップノート
香りの印象:中
スペアミントの香りの特徴
スペアミントは、ペパーミントと同じくミント属に分類されるハーブですが、香りはマイルドで柔らかな印象があります。清涼感が特徴でありながら、メントールの刺激が控えめなため、穏やかで親しみやすい香りとして多くのシーンで活用されています。その香りは、みずみずしい甘さと軽やかなハーバル感をあわせ持ち、空間に香らせることで心をすっきりと整える効果が期待できます。主成分であるカルボンが、柔らかく甘いミントの香りを生み出し、リフレッシュや気分転換に適しています。
また、シトラスやフラワー、ハーブ、ウッド系などさまざまな香りとの相性が良く、ブレンドの幅が広いのも特徴のひとつです。空間に清潔感、透明感、爽やかさといった印象をもたらし、特に春夏にはその涼やかさが際立ちます。
スペアミントの持つ機能
心と体を癒す多機能なハーブ
スペアミントにはさまざまな機能がありますが、特に消化促進や胃の不快感の緩和などに効果があるとされています。乗り物酔いや吐き気がひどいとき、スペアミントを含む香りグッズを常備しておくと便利です。抗菌・抗炎症作用もあり、のどの痛みや軽い咳の緩和にも利用されることがあります。
香り成分のカルボンには、リラックス効果や精神的な疲れを和らげる働きがあり、甘く穏やかなミントの香りが脳をリラックスさせ、自律神経のバランスを整える作用があると考えられています。また、清涼感のある香りが脳をすっきりさせることで集中力を高めたいときや気分転換にも適しています。
スペアミントを使うシーンや季節

スペアミントの香りは、清涼感や爽快さを空間にもたらし、気分をリフレッシュさせます。
軽やかでクリーンな印象が広がり、集中力や活力を高める効果も期待されます。
清涼感が引き立つ空間に
スペアミントは、洗練された空間に軽やかな清涼感をもたらし、雰囲気を明るく整えます。白やグレー、ウッドなどの自然素材と調和し、清潔感や開放感を演出します。清々しい爽やかな香りがスーと空間に広がり、空間全体に奥行きをもたらすため、モダンやミニマルなインテリアとも相性が良いです。主張しすぎない自然な存在感は、ご自宅なら、リビングや玄関といった来客スペースに、パブリック空間であれば、ホテルのロビーやオフィスの待合室などの空間にも自然に溶け込みます。空間全体にさりげなくもしっかりと広がりながら、訪れる人に心地よい印象を残します。
仕事や勉強中の集中力アップに
スペアミントの香りは、精神を落ち着かせながらも意識をクリアにしてくれる作用があります。ディフューザーで香らせれば、一瞬にして爽やかな空気を生み出し、眠気やだるさを軽減してくれる効果も期待できます。また、朝の目覚めや作業前の気分転換に最適です。勉強中や在宅ワーク時には、アロマスプレーを活用して気分をリセットして集中力を高めるサポートに。
キッチンやトイレの空気リフレッシュにも適しており、清潔な印象を保ちたい場所にぴったりです。香りを習慣として取り入れることで、日常に自然なリズムとメリハリが生まれます。
夏のリフレッシュタイムに
暑い夏の日には、スペアミントを使ったハーブティーやミントウォーターがぴったりです。爽やかな飲み物の見た目の爽やかさと合わせて、清涼感のある香りと味わいは、火照った体を内側からクールダウンさせてくれます。氷と一緒にレモンやライムを加えると、さらに爽やかさがアップ。気分を一新し、リフレッシュ効果も抜群です。
扇風機やサーキュレーターの風に乗せながら香らせると、香りが心地よく部屋全体に広がり、快適な室内環境づくりに貢献します。クーラーや扇風機の前など、涼しい風の通り道に、ディフューザーをセットして効率よく香りを広げることで、爽やかに夏を乗り切りましょう。
室内でも屋外でも手軽に取り入れられ、汗ばむ季節に心身をリフレッシュするのに最適なハーブです。
相性のいいオイル
シトラス系:レモン、グレープフルーツ
フラワー系:ゼラニウム、ネロリ
ハーブ系:ローズマリー、クラリセージ、ラベンダー
ウッド系:サイプレス、シダーウッド
スペアミントは、すっきりとした清涼感とシャープな香り立ちが特徴で、香りの広がりも早いため、ブレンドするときは主張しすぎないよう他の香りとのバランスがとても大切です。特に、レモンやベルガモットなどのシトラス系、ラベンダーやネロリといったフラワー系の繊細な香りとの組み合わせは、スペアミントの使用量を控えめにするのがポイントです。
トップノートとして軽やかに香りを添えながら、ローズマリーやクラリセージ、シダーウッドなどのハーブ・ウッド系と組み合わせることで、清涼感の中にも落ち着きと奥行きが生まれます。香りが一方向に偏らず心地よく感じられるように、全体の調和をみながら丁寧なブレンドを心がけていきましょう。
「スペアミント」をブレンドした香り
B04 グレープフルーツミント

みずみずしいグレープフルーツの果実感に、ほんのりクールなミントが寄り添う、爽快感あふれる香りです。果実のもつフレッシュでジューシーな印象と、軽やかに広がる清涼感が、心と体にすっきりとした風を届けてくれます。朝の目覚めや、気分をリセットしたいとき、リフレッシュが必要なタイミングにぴったりです。
原料:グレープフルーツ,ペパーミント,スペアミント
C05 クールフィール

シャープなミントが引き立ち、ひんやりとした冷たさを感じる心地よい香り。暑い日やリフレッシュしたい瞬間にぴったりで、すっきりと研ぎ澄まされていくよう。洗い立てのシャツのような清潔感に加え、ユーカリやプチグレンのほのかなグリーン調が調和し、凛とした涼しさが印象的に香ります。すがすがしい香りが空間に広がり、気持ちまでシャープに整えてくれます。
原料:ペパーミント,スペアミント,ユーカリ,プチグレン
D03 オーシャンクルーズ

爽やかなマリンノートをベースに、シトラスの軽やかさととウッディの穏やかさが重なり、清涼感と落ち着きをあわせ持つ香りです。まるで海辺の朝の澄みきった空気に包まれるような感覚を呼び起こし、深く深呼吸したくなるような心地よさが広がります。爽快ながらも柔らかな余韻が残り、日常の中でふと訪れる静かな癒しの時間をも与えてくれる香りです。
原料:ペパーミント,スペアミント,グレープフルーツ,カボス,パイン,etc.
アロマソムリエ | カモミール・ローマンの香りと効能・使い方

やさしいリンゴのような甘酸っぱい香りで、心にそっと寄り添ってくれるカモミール・ローマン。ギリシャ語で「大地のリンゴ(カマイメロン)」を意味するその名の通り、親しみやすく穏やかな香りが特徴です。
古くは古代ローマ時代の人々にも親しまれ、心を落ち着かせる香草として大切にされてきました。
その治癒力は古くから高く評価され、古代エジプトでは太陽神への捧げ物とされ、バビロニアやヨーロッパでも4千年以上前から熱病や婦人病の薬草として用いられていたと伝えられています。また、中世ヨーロッパの修道院では、薬草園に欠かせない植物として重宝され、庭に植えることで聖域を清めるとも信じられていたようです。
また、絶世の美女クレオパトラもこの香りに魅了されたひとり。安眠のための沐浴やハーブティーとして愛用していたと伝えられています。
現在でも、その穏やかな香りと優れた効能は、赤ちゃんからご年配の方まで幅広い世代に親しまれ、暮らしの中にやさしく寄り添い続けています。さらに、生命力の強さから「植物の医者」とも呼ばれ、そばにある植物までも元気にするといわれるほど。可憐な花に秘められた力は、今もなお、人と自然を静かに結びつけているのです。
基本情報

科名:キク科
学名:Anthemis nobilis
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:イタリア、ハンガリー、フランス
主な芳香成分:アンゲリカ酸イソブチル、アンゲリカ酸イソアミルなど
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中
カモミール・ローマンの香りの特徴
りんごのようなやさしい甘さと、草花の青さを帯びたナチュラルな香り。アンゲリカ酸エステル類という芳香成分が中心となり、ソフトでフルーティーなフローラル調の香りを生み出します。香りの印象は清楚で可憐。パステルカラーのソフトピンクやホワイトといった柔らかなカラーイメージを連想させます。
同じカモミールでも、ジャーマン種がややグリーンでスパイシーな香調を持つのに対し、ローマン種はより甘く、まろやかで、抱きしめられるような安心感をもたらします。穏やかで、どこか懐かしいぬくもりを感じさせる香調です。
カモミール・ローマンの持つ機能
心をほどく、癒しの花
「心にはローマン、身体にはジャーマン」と言われるように、カモミール・ローマンはとりわけ心への作用に優れたアロマです。主成分であるアンゲリカ酸エステルには高い鎮静作用があり、不安や緊張、イライラといった情緒の乱れをやさしく整えてくれます。
とくに就寝前に香らせれば、甘くまろやかな香りが神経の高ぶりを静め、穏やかな眠りへと導いてくれるでしょう。
また、古くから女性特有の不調、特に月経に伴う心身の揺らぎにも広く用いられてきました。心と身体の両面において、ストレスによる症状を和らげるサポートとなるアロマです。神経が過敏なときや、気持ちが沈みがちなときにも、そっと寄り添い、静かな安らぎをもたらしてくれます。
カモミール・ローマンを使うシーンや季節

カモミール・ローマンの香りは、やわらかく甘い香調と心身への穏やかな作用から、「くつろぎ」や「安心感」を演出したい時に最適です。
そっと寄り添い心をほぐす
甘くやさしい香りは、お客様に「居心地の良さ」を印象づけ、滞在時間や再訪率を高める空間演出に役立ちます。
安心感や心づかいを伝えたい場所にもおすすめで、心やデリケートな悩みに寄り添うクリニックでは、患者さんの緊張をそっと和らげてくれるでしょう。
また、女性客やファミリー層をターゲットとしたホテルでは、ウェルカムアロマとして香らせることで、「記憶に残る香り体験」を提供できます。
おやすみ前のやさしい習慣
1日中パソコンやスマホに向き合って神経がすり減った日には、カモミール・ローマンを使った就寝前のセルフケアを。やさしく甘い香りが空間をふんわり包み、安心感に満ちた眠りの準備を整えてくれます。
枕元にアロマストーンを置いて、間接照明とともに香りを漂わせれば、穏やかに包み込まれるような心地よさに。また、お子さまの寝かしつけにも安心して使えるため、家族みんなの「おやすみ前」のルーティンにおすすめです。
秋から春へ、心をあたためる香り
空気が乾き、日が短くなる秋から春にかけては、心や体が少しずつ内向きになり、不安定になりがちな季節。そんな時期にこそ、カモミール・ローマンの甘くあたたかな香りがそっと寄り添ってくれます。
寒さや忙しさで緊張した心をゆるめ、ほっと力を抜けるひとときを与えてくれる香り。冷たい空気の中に広がるそのやさしさは、まるで陽だまりのように心をあたためてくれる存在です。
相性のいいオイル
シトラス系:オレンジ、ベルガモット
フローラル系:イランイラン、ジャスミン
ハーバル系: ラベンダー、マジョラム
ウッド系:サイプレス、 ホーウッド
カモミール・ローマンのりんごのような甘くフルーティーな香りは、穏やかでやさしい印象のブレンドにぴったり。シトラスやライトなフローラルと合わせると、その甘さが引き立ち、心地よくまとまります。
ロマンティックで可愛らしい印象にしたい場合は、イランイランやジャスミン、バニラなどの甘さのある香りを少量加えつつ、やや軽さのあるシトラス系やハーブなどでバランスをとるのがおすすめです。
ラベンダーやオレンジ、ベルガモットなどと組み合わせると、香りの心地よさとリラックス効果の両面において、調和がとれたブレンドになります。
香りの濃度が高いため、使いすぎには注意が必要です。たくさん入れすぎると甘さが出てくるため、他の香りが引き立たなくなることがあります。全体のバランスを見ながら、メインの香りとして使用する際でも少量からのブレンドを心がけてみましょう。
また、香りにまとまりがない時に1滴加えると、まろやかなコクとなって香り全体をまとめる役割も果たします。
「カモミール・ローマン」をブレンドした香り
D06 ピースフルスマイル

カモミールの甘く穏やかな香りに、グレープフルーツやベルガモットの明るく親しみやすいシトラスを重ね、心和む空間を演出するブレンド。
ハーブの清涼感が心をクリアに整え、部屋全体をやさしく包み込んでくれます。心が張りつめた日や、気分をリセットしたい時におすすめ。やわらかな微笑みのような香りが、穏やかな日常へと導いてくれます。
原料:グレープフルーツ, カモミール, ベルガモット, サイプレス, ホーウッド, etc.
S04 リラックス&ビューティー

ラベンダーの爽やかさと、カモミールのやさしく甘い香りが調和した、上品で穏やかなブレンド。ベルガモットとオレンジが心地よい明るさを添え、気持ちを軽くしてくれます。
疲れた心身をゆるやかにときほぐし、内側から整えるような香り。ナイトルーティンにも、美しさを保ちたい日のセルフケアにもぴったりです。
原料:カモミール, スパイクラベンダー, ラベンダー, ベルガモット, オレンジ, etc.
フォーストレス

カモミールを中心に、ゼラニウムやイランイランの華やかさを加えた、甘くまろやかなフローラルブレンド。エレミの静けさが深みを与え、香り全体を優しく引き締めます。
満ち足りた安心感に包まれるような香りで、心に余白と余裕を生み出し、自分にも人にも優しくなれる穏やかな時間をつくります。感情が揺らぎやすい時や、あたたかく満たされた気持ちになりたい時に。
原料:カモミール, エレミ, ベルガモット, ゼラニウム, イランイラン, etc.
アロマソムリエ | カルダモンの香りと効能・使い方
カルダモンは、「スパイスの女王」の名にふさわしく、古代から今に至るまで多くの文化の中で愛されてきました。
その起源はインドやスリランカの熱帯雨林。スパイスの交易が盛んだった古代、中東の商人たちがこの香りを携え、シルクロードを経てヨーロッパへと運びました。古代エジプトでは、カルダモンは薫香や神聖な儀式の香りとして使われ、さらには歯磨き粉や香水にも取り入れられていたという記録もあります。ローマ時代には、香料として上流階級に好まれ、アーユルヴェーダ医学では、消化を助け、心身を整える神聖なスパイスとして用いられてきました。
時代を越えて現代では、アロマセラピー・香料・料理の各分野で活躍し、心身を整える香りとして高く評価されています。
基本情報

科名:ショウガ科
学名:Elettaria cardamomum
抽出部位:種子
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:グアテマラ、インド、スリランカ
主な芳香成分:α-テルピネオールアセテート、1,8-シネオール、酢酸リナリル、リナロール、リモネン
香りのタイプ:スパイス
香りの揮発性:トップ~ミドルノート
香りの印象:中~強
カルダモンの香りは、爽快な甘さと温もりが絶妙なバランスを持つ香りです。
香りの立ち上がりは、清々しいトップノートが鼻を刺激し、時間とともにスパイシーでほのかに甘い印象が広がります。スパイシーさとハーバルさを併せ持つ香りですが、心をほっと包み込むような柔らかく洗練された甘さがあります。全体として上品な印象で、幅広い層に好まれる傾向があります。
香りのもつ機能
カルダモンの香りは、頭と心をクリアにしてくれます。考えすぎて疲れたとき、気持ちが重たい朝に、その甘く涼やかなスパイスの香りは、まるで深呼吸するように思考をクリアに整えてくれます。その理由のひとつは、主要成分である1,8-シネオールです。ユーカリやローズマリーにも含まれる成分で、脳の覚醒や集中を促すことで知られています。
また、1,8-シネオールは呼吸を深く整える成分としても知られ、風邪の初期症状や鼻詰まり、花粉の季節にも役立ちます。清涼感と温かみを併せ持つ香りは、季節の変わり目や冷えが気になる時期に心身を穏やかに整えます。
さらに、カルダモンは古来よりスパイスとして消化促進に役立てられてきた植物。アーユルヴェーダでは食後にカルダモンを噛む習慣があり、香りそのものにも胃の緊張を和らげる作用があると考えられています。
使うシーンや季節

朝、目覚めとともに、窓を開けて深呼吸をしたときに感じる清涼な空気。カルダモンはそんなシーンにぴったりの香りです。目覚めには、清らかな香りが眠気を払い前向きな気分を引き出してくれるでしょう。集中力を要する仕事や勉強の合間に、思考をシャープに保ちつつも心を疲れさせない心地よさで、優しく寄り添ってくれます。
そしてもうひとつ注目したいのが、「食」との親和性。カルダモンはインド料理、特にカレーに欠かせないスパイスのひとつであり、カルダモンを炒ると、食欲をそそる豊かな香りが広がります。この特性を活かし、レストランやダイニングスペースの空間演出にもカルダモンの香りは理想的です。料理の邪魔をしない、爽やかなスパイスの香りは、五感に彩りを添え、自然な清潔感と高級感を同時に演出してくれます。
季節としては、カルダモンは秋から冬の空間演出に適しています。冷えた空気の中に、ほんのりと香りを漂わせることで、温もりと安心感をもたらすことができます。
相性のいいオイル
シトラス系:オレンジ、ベルガモット、レモン
フローラル系:ネロリ、ゼラニウム
ハーバル系:ラベンダー、ローズマリー、レモングラス
カルダモンは香りに主張があるため、ブレンドの際は量に注意が必要です。少量でも香りの個性が際立つため、香りに厚みや深みを出したいときや、トップノートに奥行きを加えたいときの「スパイス的存在」として活用すると良いでしょう。
シトラス系の香りと合わせると、爽やかさに深みを加えることができ、フローラル系の香りとは華やかさを引き立て合います。また、ハーバル系の香りとは、涼やかさが共鳴し、清涼感のあるブレンドに仕上がります。
「カルダモン」をブレンドした香り
フレッシュチャージ

レモングラスとセドラの爽やかさに、ガルバナムとヒバの落ち着いた深みを加えたバランスの良い香りです。カルダモンが全体にほんのりスパイシーなアクセントを添え、心身をすっきりと整えてくれます。
原料:セドラ, ガルバナム, レモングラス, ヒバ, カルダモン, etc.
アロマソムリエ | パチュリの香りと効能・使い方
かつてインドからヨーロッパへと運ばれた高価な織物には、防虫と香りづけのためにパチュリの葉が添えられていました。その深く芳しい土のような香りは、まさに「インド産」の証として、香りの記憶を届けていました。
パチュリ(パチョリ)という名は、タミル語で「緑の葉」を意味する「パチャイ・イル(pachai ilai)」に由来しています。シソ科の多年草で、濃い緑色をした大きな葉をもち、茎はやや紫がかった色を帯びています。草丈は60~90cmほどに育ち、白から淡い紫色の小さな花を穂状につける姿はどこか控えめながらも存在感を放ちます。
19世紀のヨーロッパではエキゾチックな香りとして上流階級の間で愛好されました。特にビクトリア朝時代には、東洋趣味のブームと相まって、香水や香料として高い人気を得ました。また、現代においても、香水に多く使われており、香りのラストノートを支える重要な香料として重宝されています。
基本情報

科名:シソ科
学名:Pogostemon cablin
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:インドネシア、インド、フィリピン
主な芳香成分:パチュロール、α-ブラウンセン、α-グアイエン、セスキテルペン類、ブルネソールなど
香りのタイプ:スパイス
香りの揮発性:ラストノート
香りの印象:強
パチュリの香りの特徴
湿った土、苔むした森、静かな寺院の石畳――パチュリの香りは、そんなイメージを呼び起こします。深く落ち着いたアーシーさのなかに、かすかな甘さとスパイシーな苦みが織りなすミステリアスな香調は、時間とともに深まり、空間に静寂と奥行きを与えます。墨汁のような深く静かな香りが、パチュリの個性を象徴しています。
摘みたての葉にはほとんど香りがなく、収穫後に葉を乾燥させ、時間をかけて発酵・熟成させる過程で、あの独特の重厚で深い香りが生まれます。
揮発性は非常に低く、香りはラストノートとして長く持続し、香り全体の印象に深みと安定感を加えてくれます。
パチュリの持つ機能
地に足をつける安定感
パチュリの香りは、心に静けさと重心を取り戻すような、深い安心感をもたらします。グラウンディング効果が高く、思考や感情の乱れを整えたいときに役立ちます。グラウンディングとは、地に足をつけたような安定感や、現実としっかりつながる感覚のこと。心が不安定なときや気持ちが散漫なときに、自分の中心を見つけ直すサポートをしてくれる香りです。瞑想やヨガの際に香りを使うと、自己の内側へと意識を向けさせてくれます。
また、鎮静・抗うつ作用に加え、ホルモンバランスやリンパの流れの調整や、皮膚再生を助ける働きもあり、スキンケアの香りとしても用いられています。
パチュリを使うシーンや季節

パチュリは、その落ち着いた深みのある香りから、空間演出においても特別な役割を果たします。
クラシックやオリエンタル、和のテイストを取り入れた内装やインテリアによく調和し、特に和風や東洋的な空間では、静かで落ち着いた、精神性の高い雰囲気を引き立ててくれます。また、上質さや気品のある雰囲気を大切にしたい空間にもおすすめです。パチュリの持つ深みのある香りが、空間全体に落ち着きと、気高さを加えてくれます。
静寂を宿す空間に
瞑想スペースや書斎、夜のリラックスタイムには特におすすめで、ひとりで過ごす静かな時間に深い安らぎを添えます。木の温もりを感じる家具や和紙の照明など、落ち着いた素材のインテリアに香らせることで、香りと空間が調和し、心までも静かに整えられていきます。
特にリラクゼーションスペースやサロンなどの空間では、香りが静かな信頼感を与え、訪れる人の心を解きほぐしてくれます。
自分を取り戻す日常に
忙しい日々で心が散漫になったときには、パチュリの香りが意識を「今」へと引き戻してくれます。自然派ディフューザーなどに香りを垂らして、自分の近くでゆったりと漂わせて。ひとりで過ごす時間や、感情を整えたい夜の読書、音楽鑑賞、日記をつける時間など、自分を見つめるルーティンにそっと寄り添います。
秋から冬に寄り添う
木の葉が色づき、空気が澄んでくる季節には、深みあるパチュリの香りがよく似合います。冷たい風が肌を通る秋の日、暖かな照明の下で過ごす夜の時間に、パチュリは空間に温もりと湿度を与え、感情に穏やかな余韻を残します。季節の変わり目で感情が揺らぎやすい時期にも、安心感をもたらしてくれる香りです。毛布やカーテンに移った香りが、ふとした瞬間にやさしく香り立ち、日常に静かなぬくもりを添えてくれます。
相性のいいオイル
シトラス系:ベルガモット、オレンジ
フラワー系:ローズ、ネロリ、ゼラニウム
ウッド系:サンダルウッド、シダーウッド、ベチバー
パチュリの香りは非常に個性が強く、ブレンドの中でも「底」を支える存在として働きます。量を多くしすぎると、他の香りを覆い尽くしてしまうため、最初はごく少量から試すのがおすすめです。アロマオイル自体も粘度が高いため、スポイトやドロッパー詰まりにも注意が必要です。
シトラスやフローラル調の香り立ちのいい軽やかな香りと合わせると、香りに奥行きと安定感が生まれます。例えば、ベルガモットの爽やかさと合わせれば、心地よく落ち着いたシトラス調に。ローズやネロリと合わせると、深みのある甘さを帯びた官能的な香りになります。
サンダルウッドやシダーウッド、ベチバーとパチュリは、いずれも深みのあるウッド系の香りで相性がよく、落ち着きと温かみを引き立て合います。重厚感のあるブレンドに仕上がり、空間に安心感と静けさをもたらします。
「パチュリ」をブレンドした香り
D18 トラストネイビー

ヒノキやフランキンセンスの静謐さにパチュリが加わることで、重厚さと品格が調和し、信頼できる誠実な雰囲気を漂わせるブレンド。
ウッディノートのなかに、安心感や落ち着きを感じる香調は、心の揺らぎを静かに整えてくれます。相手からの信頼を得たいビジネスのシーンや、自分だけの静けさに包まれたいときにもおすすめです。
原料:ヒノキ, フランキンセンス, パチュリ, ジュニパー, ブルーサイプレス, etc.
City series 渋谷(SHIBUYA)

進化を続ける都市「渋谷」をイメージした、静と動を併せ持つディープで洗練された香り。レモングラスの明るさとゼラニウムのフローラルに、パチュリの苦みと奥行きが加わり、現代的で都会的な落ち着きを演出します。
ひと息つきたい午後や、都会の中で自分のリズムを取り戻したいときにそっと寄り添う香りです。
原料:レモングラス, ブッダウッド, パチュリ, ゼラニウム, コリアンダー, etc.
ミスティーチャコール

ローズマリーやプチグレンの清涼感に、パチュリの重厚な墨のようなニュアンスが重なり、まるで霧の中にひそやかに広がる森の気配を感じさせます。
自然と調和した静けさが、深いリラクゼーションへと誘います。日常から少し離れて、自分の内側と静かに向き合いたい夜に、深く呼吸を整えてくれる香りです。
原料:ローズマリー, カブリューバ, ティートリー, プチグレン、パチュリ, etc.
アロマソムリエ | ネロリの香りと効能・使い方

ビターオレンジから採られるネロリは、ミカン科の植物・ビターオレンジの花から抽出される、非常に希少価値の高い精油です。「オレンジフラワー」ともよばれるこの花は、明るく華やかな香りを持ち、古くから人々に愛されてきました。
ビターオレンジは、果実こそ苦みが強く食用には適しませんが、芳香成分が豊かで、花からはネロリ、枝からはプチグレン、果皮からはビターオレンジのエッセンシャルオイルがとられ、香料として余すところなく活用されるこの植物は、自然が生んだ香りの恵みの象徴と言えるでしょう。また、エッセンシャルオイルを抽出する過程で副産物とし得られる「オレンジフラワーウォーター」は、芳香蒸留水として、飲料、お菓子など食品、化粧品としても活用されており、香りと機能の両面でネロリは高く評価されています。
「ネロリ」と言う名称は、17世紀のイタリア・ネロラ公国の王妃アンナ・マリアがこの香りを愛したことが由来しています。ネロリの香りは当時のパリ社交界に大きな影響を与え、皮手袋や手紙の香り付けや、入浴にも採り入れられたそうです。
基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus aurantium
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:イタリア・フランス・モロッコ
主な芳香成分:リナロール、ネラール、酢酸リナリル、リモネン、ネロリドールなど
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中
ネロリの香りの特徴
ネロリの香りは、オレンジのような明るい爽やかさと花精油ならではの華やかさを合わせ持つ非常に魅力的な香りです。オレンジの親しみやすく明るい香りの印象を彷彿とさせながらも、やわらかく上品な印象が広がり、ほのかな青みがアクセントとなって、記憶に残る香りを演出します。
またこの香りの希少性も、ネロリを特別な存在にしています。ネロリのエッセンシャルオイルは、たくさんの花からわずかな精油しか取ることができないため、非常に高価なオイルのひとつです。花はひとつひとつ手摘みされるため、収穫に時間と手間がかかり、繊細な作業の積み重ねによって生まれる香りなのです。
ネロリの持つ機能
心と体にやさしく寄り添う
ネロリの香りは心を穏やかに落ち着かせながらも、明るさのある香りが気持ちを前向きにし、ストレスや不安で気持ちが沈みがちなときに、やさしく包み込むように寄り添ってくれる香りです。「天然の精神安定剤」と言われることもあるほど、情緒のバランスを整えることに優れており、不安や心配ごとがあるとき、ストレスがたまって元気が出ない時に、やさしく励ましてくれる香りです。
また、ストレスによる胃腸の不調にも穏やかに作用し、消化不良や腹痛、心因性のトラブルにも効果が期待できます。
ネロリを使うシーンや季節

ネロリの香りは、空間に洗練された上質な印象をもたらします。親しみやすさと、フローラルの華やかさをあわせ持つ香りは、様々なシーンを豊かに彩ります。
特別な時間を彩る香り
ネロリは、ゲストを迎えるリビングやダイニングなどのおもてなしの空間に最適です。
上品な華やかさと清楚でフレッシュな香りが、明るく穏やかな雰囲気をもたらし、心地よいコミュニケーションを引き出します。お客様をお招きしてティータイムを楽しんだり、ブライダルパーティーや記念日などお祝いごとの演出にもおすすめです。
日常のストレスケアに
また、ネロリは、穏やかな落ち着きをもたらす香りとして、日常のセルフケアにもおすすめです。ベッドルームやパウダールームなど、リラックスできるプライベーと空間では、垂らすだけで使える自然派ディフューザーや、アロマミストを使って、香りをゆっくりと広げて。気持ちを切り替えたい時、自分をゆっくりいたわってあげたい時に、ネロリの香りが優しく寄り添ってくれます。
仕事中のワークスペースで使いたい時には、軽やかなシトラスやユーカリの香りとブレンドして、集中力や前向きな気持ちをサポートするのもおすすめ。ネロリの香りが心の余裕をもたらします。
春から初夏におすすめ
ネロリはフローラルでほのかにグリーンを感じる上品な香りで、季節を問わず楽しめますが、特に春から初夏の、空気がやわらかく光が明るくなる季節には、その軽やかさと華やかさが心地よくなじみます。新しい始まりや変化の多い春、そして少しずつ夏の気配が感じられる初夏に、心を穏やかに整えてくれるネロリの香りはぴったりです。
朝の目覚めのひとときや、気持ちを前向きに整えたいワークタイム、休日のリラックスタイムまで、様々なシーンに取り入れやすい香りです。フローラルの優しさとシトラスの透明感を併せ持つ香りは、気分をふっと軽くしてくれます。
相性のいいオイル
シトラス系:ベルガモット、オレンジ
フラワー系:イランイラン、ジャスミン、カモミール
ハーブ系:ラベンダー
ウッド系:サンダルウッド
ネロリは、フローラルとシトラスの要素を持ち合わせている香りで、ブレンドの幅も広く、さまざまな香りと美しい調和を生み出します。
なかでも特に相性がよいのは、同じくやさしく軽やかなフラワー系や、ネロリの柑橘の一面を引き立ててくれるシトラス系のオイルです。イランイランやジャスミンなどの花の香りを加えることで、より華やかで深みのある印象に。またベルガモットやオレンジなどのシトラスと合わせれば、透明感が際立ち、みずみずしいブレンドになります。
一方で、ネロリのグリーンな印象が少し強く感じられる場合には、ビターなハーブ系や、深い甘さのあるウッド系の香りを加えることで、バランスが整い、穏やかで安心感のある印象に仕上がります。
ネロリは、あわせるオイルによって、明るくも穏やかにも変化する、表現力豊かな香りです。
シーンや気分に合わせて、自由にブレンドを楽しんでみてください。
「ネロリ」をブレンドした香り
JD04 艶
大人の女性を思わせる、落ち着きと華やかさが共存する香り。凛とした佇まいの中に、秘めた情熱と色気が静かに漂います。
ネロリやイランイランが織りなす華やかさに、ヒノキの落ち着きが寄り添い、日本的な美意識を表現。鮮やかさの奥にある奥行きと余韻が、空間に気品をもたらします。
原料:ネロリ, イランイラン, パルマローザ, ヒノキ, グレープフルーツ, etc.
スリーピングサポート フィールマイルド
眠りにつく前のひとときを、心地よく包み込み、穏やかで満たされた時間を。ネロリと相性の良いベルガモットやユズがやさしく明るい印象のリラックスブレンドです。
穏やかで満たされた眠りへと誘うピュアでやさしい香りです。
原料:ベルガモット, ネロリ, ユズ, オレンジ, フランキンセンス, etc.
アロマソムリエ | ゼラニウムの香りと効能・使い方

ゼラニウムは200種類以上の種類があるといわれる多年草の植物で、ピンク色の美しい花を咲かせます。観賞用として広く親しまれており、世界各地で栽培されています。
そのなかで精油が抽出される種類のものはローズのような香りがすることからも、「ローズゼラニウム」と呼ばれています。華やかなローズを思わせる香りは人気が高く、化粧品やヘアケアの香料として使われることも多い香りです。テンジクアオイやニオイゼラニウムなどの別名でも親しまれる香りです。
基本情報

科名:フクロソウ科
学名:Pelargonium graveolens
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:エジプト、モロッコ、フランス
主な芳香成分:シトロネロール、ゲラニオール、蟻酸シトロネリル
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:強
華やかなローズを彷彿させるような女性らしく優美なフローラルな香りですが、葉から抽出されているため、すっきりとしたグリーンな印象も併せ持っています。甘美な香りの中に清涼感が重なり、奥行きのある香りです。ゼラニウムの葉や茎の中には、小さな油胞があり、そこにオイルが含まれているため、植物そのものからもふんわりといい香りが広がります。
香りのもつ機能
抗ストレスや精神安定、ホルモン分泌や自律神経のバランス調整など、様々な効果が期待できることから、心身を整えてくれる香りとして広く親しまれています。
その他、皮脂のバランスを整える収れん作用もあり、スキンケア、アンチエイジングなども期待できます。
嗅いでいるだけで幸せな気分になり、自然と前向きに元気になれる香りのため、女性らしさを取り戻したい時や、女性特有の不調や不安をサポートしたい時に最適です。
使うシーンや季節

ゼラニウムは、そのピンク色の可憐な花姿と、華やかでローズを思わせる香りから、「エレガント」「ロマンチック」といったキーワードが似合う香りです。ウエディングやパーティーなど、大切な人との幸せな瞬間を祝う華やかなシーンに添えれば、空間全体が艶やか彩られ、幸せムードがより引き立ちます。
香りが持つ機能性の高さから、季節を問わず、心身の状態にあわせてパーソナルに活用する方も多い一方で、空間演出として特におすすめなのが、春の季節です。ほんのりグリーン調のニュアンスを含んだ香りは、芽吹く草木や柔らかな春の陽の光と調和し、フレッシュで甘美な空間を演出します。また、秋が深まり、冬に向かう落ち着いた季節には、ゼラニウムの華やかさがぬくもりある穏やかな時間を演出してくれます。シーンに応じて表情を変えながら寄り添ってくれる、使い勝手のいい香りです。
相性のいいオイル
ハーブ系:ラベンダー
シトラス系:ベルガモット、グレープフルーツ
ウッド系:ホーウッド、フランキンセンス
甘く華やかな香調が魅力の、女性らしい印象を添える香りですが、濃度が濃く重い香りのため、ブレンドの際にはごく少量から取り入れることをおすすめします。
フローラルな印象を持つ香りとブレンドすることで、よりフローラルで濃厚な心満たされる香りに仕上がります。一方で、木質系や樹脂などの香りと合わせれば、穏やかで落ち着いた印象が引き立ちます。少量をブレンドに加えるだけで、香りにコクや艶やかさを出すことができます。
フローラルな香りが苦手な男性や子供が多くいるような場所で使う際には、香りが強くなりすぎないように、使用量を控えめにしたり、香りがやわらかく広がるよう工夫するとよいでしょう。
ユーカリやペパーミント、グレープフルーツなど清涼感のある香りとブレンドすると、軽やかで親しみやすい香調になり、幅広いシーンで心地よくお楽しみいただけます。
「ゼラニウム」をブレンドした香り
B16 ゼラニウムラベンダー

ゼラニウムとラベンダーのフローラルな香りに爽やかなレモンをブレンドした、瑞々しく軽やかな香り。
心を落ち着けながらも前向きな気持ちを引き出してくれます。ほどよい甘さと清々しさが調和し、緊張をゆるめたい時にも心地よく寄り添います。
原料:ゼラニウム、ラベンダー、レモン
D09 コンフォートリラックス

ゼラニウムの華やかさとグリーンな印象を活かした、上品でやわらかなフローラルグリーンの香り。
まるで上質なファブリックに包み込まれているかのような安心感をもたらします。ゆったりとした穏やかな香りは、心の緊張をそっとほどいてくれます。
原料:ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナetc.
S11 リズム

お花に包みこまれているような、ロマンチックな香り。
イランイランやゼラニウムなどの濃厚でフローラルな香りが、上品で華やかな空間を作り上げます。感性を刺激し、気持ちが自然と高まるようなひとときを演出します。
原料:イランイラン、ゼラニウム、クラリセージ、グレープフルーツ、ベルガモット etc.
アロマソムリエ | プチグレンの香りと効能・使い方

プチグレンは、インド原産の柑橘であるビターオレンジの葉や枝から採れる爽やかな香りです。この植物は、香りを採る部位によって呼び名が変わるのが特徴で、果実からはビターオレンジ、お花からはネロリ(またはオレンジフラワー)、そして枝葉からはプチグレンというオイルが採れます。かつては、熟す前の小さな果実からオイルを採っていたため、「プチグレン(小さな粒)」の名があります。
さらに、ビターオレンジは日本では橙(ダイダイ)という名前で知られています。お正月のしめ飾りや鏡餅に使われている柑橘、と言うとピンとくるかもしれませんが、これには「代々(ダイダイ)子孫が繁栄するように」との願いが込められており、縁起のよい果実として古くから親しまれています。
基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus aurantium L. ssp. amara
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:パラグアイ
主な芳香成分:酢酸リナリル、リナロール、酢酸ゲラニル
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:ミドル
香りの印象:強
グリーン調の青々しいハーバルの中に、ほのかに甘さやビターな大人っぽさを感じる香りです。プチグレンには、ネロリのトップノートで感じるフルーティーな香り成分が含まれるため、どこかネロリの要素も感じられ、フレッシュさとともに心が落ち着くようなやさしいフローラルな雰囲気も持っています。また、ユニセックスな香りとして男性にも親しんでいただきやすく、香粧品に使われることも多い香りです。空間演出ではモダンなイメージを表現することができ、ブレンドに少量使用することで、センスのよいおしゃれな雰囲気を楽しむことができます。
香りのもつ機能
香りの成分としてはビターオレンジやネロリと同じ成分も含まれるため、抗ストレスや鎮静作用が期待でき、落ち着かない心を鎮めて気持ちを和らげることで、リフレッシュできるとされています。
また、自律神経を整えることから、精神的なストレスが原因でおこる消化器系のトラブルや、身体の免疫力アップに役立つといわれ、体全体の抵抗力を高めることが期待されています。
プチグレンは抗菌作用もあわせ持っています。アロマディフューザーで香りを広げると、空気をすっきりと整えながら、気持ちも穏やかにリラックスできるような空間を演出できます。
使うシーンや季節

プチグレンは、グリーン調のしっかりとした芯のある香りで、空間に若々しさや明るい印象をもたらします。香りはすっきりとしているものの、穏やかさやほのかにビターな印象やフルーティーさも感じられるため、ペパーミントやローズマリーとは違う、グリーンのイメージを表現できます。
また、鎮静や安眠効果が期待できながら、香り自体は柑橘の印象を持つ爽やかでユニセックスな印象ですので、普段あまりアロマに親しみのない方や、同じリラックス系の香りでもラベンダーのような甘さや重さのある香りが苦手という方にも使いやすい香りです。ゆったりとくつろぎたい休日や、お休み前のリラックスタイムをより充実させてくれる香りです。
一方で、モダンで洗練された、攻めのニュアンスが出せるのもプチグレンの特徴です。都会的なエントランス、アパレルショップなど、インテリアデザインやコンセプトにこだわった空間をさらにセンスアップしてくれるような、個性的な演出要素をもち合わせます。自然体でありながら、独特な世界観を表現できる、柔軟性のある香りと言えます。
相性のいいオイル
シトラス系:オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット
フローラル系:ネロリ、カモミール、ラベンダー、ローズ
ウッド系:サンダルウッド
プチグレンは、シトラス系のオイルと非常に相性が良く、爽やかで明るいフレッシュな香りを楽しめます。ラベンダーやネロリなどのフローラル系と合せると、甘さの中に複雑さをもたらし、落ち着いた印象の香りになります。また、ウッド系と合せると落ち着いた深みと奥行きが増して、温かい印象を作り出します。
プチグレンは、シングルオイル単体でも香りにデザイン性が感じられるような完成された印象がありますが、使い方次第で様々な表現ができる香りです。ぜひその奥深さや表情の変化を楽しんでみてください。
「プチグレン」をブレンドした香り
C05 クールフィール

体感的な涼しさをもたらす、ミントをメインにした清涼感あふれる香りです。
ペパーミントとスペアミントが生み出す爽快感に、ユーカリのシャープな清々しさが重なり、夏の暑さを忘れさせるような清涼感を演出します。その中に、ほんのりと香るプチグレンの渋みが、クールで洗練された香りに奥行きと落ち着きをもたらします。
原料:ペパーミント、スペアミント、ユーカリ、プチグレン
D04 グルーヴィーフォレスト

プチグレンのモダンなニュアンスが光る、デザイン性の高いウッドの香り。
ファーニードルやサイプレスなどの森の香りと爽やかなグレープフルーツの香りが、自然の静けさと躍動感を同時に感じさせてくれます。プチグレンが加わることで、全体の香りにスタイリッシュさとシックな印象が加わり、性別を問わず使える大人のためのブレンドに仕上がっています。
原料:ファーニードル、サイプレス、フランキンセンス、グレープフルーツ、プチグレン etc.
D17 クリエイティブエッジ

創造的なイメージを高めたい時に気持ちを目覚めさせる、クリアーなハーブ系の香り。
ユーカリやマジョラムのクリアーな香りに、プチグレンのビターなアクセントが加わることで、香りに個性が生まれ、上品さと独創性を兼ね備えた印象に。感性を刺激するような、おしゃれでインスピレーションを高めてくれるブレンドです。
原料:ユーカリ、マジョラム、スパイクラベンダー、ライム、プチグレン etc.
アロマソムリエ | クローブの香りと効能・使い方

インドネシアやマダガスカルといった熱帯地方が原産のクローブは、古くから世界各地で人々の生活の中にあり、健康を保つための有用植物として知られています。また、料理やお菓子づくりに欠かせないスパイスとして活用されてきた長い歴史をもつ植物です。
スパイシーで刺激的な独特の魅力がある香りですが、ややフルーティーさも兼ね備えており、心地よさと底知れぬ奥深さを感じさせます。クローブは釘のような形から「丁字」と呼ばれ、中医学では「丁香」と呼ばれています。また、はるか遠くからも香りが感じられることから「百里香」という別名を持っています。漢方薬として重宝されるなど、その効果や効能も優れており注目が高い香りです。大航海時代には、金と同等の価値があるとされていたともいわれています。
基本情報

科名:フトモモ科
学名:Eugenia caryophyllata
抽出部位:花蕾
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:インドネシア、マダガスカル、スリランカ
主な芳香成分:オイゲノール、酢酸オイゲノール、β-カリオフィレン
香りのタイプ:スパイス
香りの揮発性:ミドル
香りの印象:強
なめらかな灰色の幹を持つ細い常緑樹で、短い枝には大きな明るい緑色の葉がつきます。雨期のはじまりには、バラ色のつぼみをつけ、退色するにつれてガクが濃い赤に変化していきます。そのガクを丁寧に摘み取り、乾燥させたものがクローブです。
香りのもつ機能
主な成分は、オイゲノール、酢酸オイゲノール、β-カリオフィレン。中でも主成分であるオイゲノールは70%以上含まれており、強い抗菌作用、抗ウィルス作用、鎮痛といった特徴をもちます。カビの抑制効果や虫よけ効果が期待できるため、梅雨時期から夏場にも役に立ちます。また、古代ローマではクローブの葉などをかんで歯の痛みを和らげていたと言われています。より手軽にできる方法として、ティッシュペーパーにアロマオイルを1滴垂らして香りをかぐことをおすすめします。
さらに、スパイシーで刺激のある香りは、気力が弱っているときに心を盛り上げて、やる気を出してくれる働きがあります。なんとなく元気がでないときや考え事をしてしまうとき、前向きにものごとに取り組める活力を与えてくれます。
オレンジなど柑橘の香りと組み合わせることで、スパイシーなクローブの香りがやわらぎ、より親しみやすく心地よい印象になります。
使うシーンや季節

クローブの香りは、お部屋でのリラックスタイムにぴったり。食後のティータイムや、大切な人と過ごす団らんの時間などに香らせると、暖かさや幸福感をぐっと盛り上げてくれるでしょう。特におすすめの季節は秋から冬にかけてです。
欧米では、オレンジなどの柑橘にクローブを直接刺して、シナモンをまぶし乾燥させて作る「フルーツポマンダー」があります。クリスマスシーズンを楽しむアイテムのひとつとして飾られることで有名です。香りを楽しむだけでなく、感染症を防いだり、カビの増殖を予防したりする実用性があり、魔よけの意味も兼ねて持ち歩いたり、お部屋の中に飾っていたという歴史をもちます。
また、クローブは、ホットワインやチャイなどの飲み物やお菓子の香りづけや、お肉料理の臭み消しにも活用されます。視覚、嗅覚、味覚など様々な角度から楽しめる幅広い魅力を持っています。
相性のいいオイル
ハーブ系: ユーカリ、ラベンダー、ティートリー、ペパーミント
シトラス系:オレンジ、マンダリン
ウッド系:フランキンセンス、ベンゾイン
フローラル系:イランイラン、ローズ
クローブは、オレンジなどの温かみを感じるシトラス系や、イランイランやローズといった華やかなフローラルの香りととても相性がよく、香りの魅力をぐっと引き立ててさらに深みを加えてくれます。フランキンセンスやベンゾインといったウッド系の香りともよく合い、独特の甘さや重厚感がプラスされた奥深い香りに仕上げてくれます。トップノートにシャープな印象を持ち合わせているので、ハーブ系の香りとも比較的相性がよく、ほんの少し加えるとグリーンな雰囲気にスパイシーな刺激をもつ、魅力的な香りになります。ただし、とても香りが強いので1滴ずつ香りの変化に気を付けながら使用することをおすすめします。
「クローブ」をブレンドした香り
S05 メディテーション

クローブのスパイシーな香りをアクセントに、サイプレスやネロリナといったウッディで穏やかな香り、ハーブの透明感が複雑に重なり合い、静かな深呼吸へと誘うような奥行きある香です。心を鎮め、内面と向き合いたいときにおすすめです。
原料:サイプレス、クローブ、ロサリナ、ネロリナ、ユーカリ etc.
C10 クリアーティートリー

清潔感のあるティートリーやユーカリをベースに、クローブの甘く穏やかなスパイス感がほんのりと寄り添う香りです。抗菌作用が期待されるアロマを中心にブレンドしており、空気を澄ませ、心地よい清涼感をもたらします。日々のリフレッシュにも。
原料:ティートリー、ユーカリ、カモミール、クローブ、ラバンディン etc.
D08 グレイッシュウッド

サイプレスやネロリナのもたらす洗練された透明感の中に、クローブのスパイシーさが繊細に香り立ち、都市のクールな印象を演出します。控えめながらも芯のある香りが、静かに自分らしさを引き立ててくれます。
原料:サイプレス、ロサリナ、ネロリナ、ローレル、クローブ etc.
アロマソムリエ | サンダルウッドの香りと効能・使い方

日本では、「白檀(ビャクダン)」の名で古くから親しまれ、香道の世界ではなくてはならない存在とされています。香木や扇子、仏具などに広く用いられ、日々の暮らしの中に静けさと品格を添えてきました。
仏教・ヒンドゥー教においては神聖な香りとされ、「香りの王」とも称されることもあります。仏像や寺院の建材としても使用されてきた歴史があり、アロマの世界では気品溢れるリッチな香りとして親しまれています。
基本情報

科名:ビャクダン科
学名:Santalum spicatum, Santalum album
抽出部位:木部
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:オーストラリア、インド
主な芳香成分:α-サンタロール、β-サンタロール、α-ビサボロール
香りのタイプ:ウッド
香りの揮発性:ベースノート
香りの印象:強
サンダルウッドは熱帯性常緑樹で、正式には「サンタルム・アルブム(Santalum album)」という種にあたります。他の植物の根に寄生して水分や栄養を吸収する半寄生植物であり、成熟までに約60年を要します。
特に南インド産は、品質の高さで知られており、古くから宗教儀式や瞑想の場で薫香として重宝されてきました。しかしながら乱獲によって天然資源が大きく減少し、現在では絶滅危惧種に指定されています。そのため入手が難しく、価格も高騰しており、近年ではオーストラリア産が代替として利用されるようになっています。
香りのもつ機能
サンダルウッドの香りは、静けさと深みを感じさせる甘さのあるウッドの香り。その芳香は、古い寺院の静けさを思わせるような、深く落ち着いた余韻を心に残します。高いリラックス効果で、体と心と精神のバランスをとってくれます。
精神的な面では、イライラや焦り、不安といった感情をそっと包み込み、やさしく鎮めてくれる働きがあります。特にα-サンタロールに代表される成分は、副交感神経を活性化し、深いリラックス状態をもたらすことが科学的にも示唆されています。
身体的な面においても、抗炎症・抗菌作用があり、乾燥や赤みのある肌に優しく寄り添ってくれます。また、呼吸器系のケアにも役立ち、喉のイガイガ感や咳を落ち着かせてくれます。
使うシーンや季節

古くから寺院などでの瞑想時に使用されていることもあり、自分の内面を見つめたいとき、人生について考えたいときなど、自分だけの時間におすすめです。たとえば、読書のひととき、就寝前のリラックスタイム、あるいは日常の中で訪れる「特別な静寂」の時間に。
忙しい毎日の中で、自分自身を見つめ直す時間を意識的に持ってみてはいかがでしょうか。濃厚で深みのある香りが心身のバランスを整えて、心にゆとりをもたらしてくれます。
空間演出では、格式と落ち着きを兼ね備えた印象を与えます。ホテルやスパ、ギャラリーなど、訪れる人を迎えるウェルカムアロマとしても、サンダルウッドは非常に優秀です。「静けさ」と「品の良さ」を第一印象として届けながら、空間全体に洗練された空気感を演出します。ゼラニウムやネロリと合わせれば、心地よい華やかさを添えつつ、奥行きある印象に仕上がります。
多くの人が日常を離れ、心身を整えるために訪れるヨガスタジオや瞑想スペースでは、香りは空間の呼吸そのものです。サンダルウッドの静謐な香りが漂うことで、自然と深い呼吸へと導かれ、場全体が内省と安定の空気に包まれます。フランキンセンスやパチュリなどと合わせれば、精神性をより高める瞑想空間の演出に最適です。
また、サンダルウッドの深く持続する香調は、秋から冬の空気によく馴染みます。肌寒さが感じる季節に、空間を包み込むような温かさと安心感を与え、重厚感と落ち着きを添えてくれます。
相性のいいオイル
ウッド系:ヒノキ、シダーウッド、フランキンセンス
フローラル系:ローズ、ジャスミン、イランイラン
シトラス系:ベルガモット
サンダルウッドは、香り立ちこそ穏やかですが、非常に濃厚で持続力のある香りです。じんわりと広がりながら、最後まで存在感を保ち続けるため、使用量には十分な配慮が必要です。特に空間演出として用いる際には、香り残りが強く感じられることがあるため、ブレンドの際には、控えめな量からの調整をおすすめします。
少量でもしっかりとした深みと奥行きを与えてくれるため、他の香りとブレンドすることで、より調和のとれた印象を演出することができます。ヒノキやシダーウッドと合わせれば、静けさと落ち着きをもたらす和の空間に。ローズやジャスミンなどのフローラル系と合わせれば、甘さと華やかさが引き立ち、エキゾチックで魅惑的な雰囲気をつくり上げます。
「サンダルウッド」をブレンドした香り
B17 レモングラスサンダルウッド

爽やかなレモンとエキゾチックなレモングラスの香りを中心に、まるで南国にいるかのような気分をもたらす香りです。レモングラスのエネルギッシュな印象にサンダルウッドを加えることで、明るい雰囲気がありながら深みのある香りに仕上げています。
原料:レモングラス, サンダルウッド, レモン
B19 フランキンセンスウッド

3種類のウッド系の香りが織り成す、心身を落ち着かせリラックスさせる香り。ホーウッドの濃厚な甘さの中に気品あるフランキンセンスの香り、重厚感のあるサンダルウッドが奥深さをつくりだす絶妙なブレンドです。
原料:フランキンセンス, ホーウッド, サンダルウッド
City series 東京(TOKYO)

落ち着きのあるサンダルウッドの香りをはじめ、透明感のあるサイプレスやユーカリがブレンドされており、都会的な雰囲気がありながら静けさを感じる香りです。木々やハーブの香りを中心にブレンドされており、自然とくつろぎをもたらします。
原料:サンダルウッド, シダーウッド, サイプレス, ロサリナ, ヒノキ, ユーカリ, etc.
アロマソムリエ | チュベローズの香りと効能・使い方
チュベローズは、濃厚で甘美な香りとともに、心を深く満たしてくれるフローラルの香りです。その名から「ローズの一種」と思われることもあるチュベローズですが、実はまったく別の植物で、独自の魅力をもつ香りです。
チュベローズの花は開花しながら徐々に香りを漂わせるため、花の採取は夜明けと同時に始まります。特に、月夜に咲いた花の香りが最も素晴らしいことから「月下香」という和名を持っています。また、摘んだあとも丸一日はその香りが残ると言われ、マレーシアでは「夜の女王」とも呼ばれています。
香りはなんとも官能的で、花の香りの中でもひときわ魅惑的とされています。濃厚な甘さとフローラルな爽やかさが相まった、艶やかな大人の香りが特徴です。
基本情報

科名:リュウゼツラン科
学名:Polianthes tuberosa
抽出部位:花
抽出方法:溶剤抽出法
主要原産地:インド
主な芳香成分:安息香酸メチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、ネロールなど
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート~ベースノート
香りの印象:中~強
チュベローズは春に球根を植え、夏にはすっと伸びた茎の先に連なるように白い花を咲かせます。花には一重咲きと八重咲きがあり、花の色は白のほか、ピンクも流通しています。
重厚感のある甘いフローラルな香りで、優雅で魅力的な印象があります。まるで花がそこに咲いているかのような、奥行きと存在感のある香りです。
香りのもつ機能
チュベローズの香りには、高いリラックス効果があるとされ、ネガティブな気持ちを明るく開放的にします。また、鎮静作用により、不安や緊張を和らげ心身のバランスを整える効果も期待できます。ストレスや疲れが溜まって、がんばりすぎた一日の終わりに自身を労わる時間を作りましょう。
さらに、多くの人にとってうれしいアンチエイジング効果もあり、肌の保湿や肌荒れを防ぐ効果が期待できるかもしれません。
使うシーンや季節

華やかなシーンにとても合う香りで、パーティーやお出かけなど、特別なひとときや夜の雰囲気に合います。チュベローズは、嗅ぎはじめは濃厚な甘さが際立ちますが、時間が経つにつれて落ち着きのある柔らかなフローラルへと移ろい、深い余韻を残します。
また、秋から冬にかけての肌寒い季節では、このチュベローズの濃厚で甘美な香りが特に映えます。ディフューザーで香りを広げることで、空間に華やかさとぬくもりを添え、家の中で過ごす時間に豊かな彩りをもたらしてくれます。
相性のいいオイル
フラワー系:イランイラン、ジャスミン、ローズ
ウッド系:サンダルウッド、シダーウッド
ハーブ系:ゼラニウム
イランイランなどフラワー系とのブレンドは、官能的で華やかになり、非日常感やエレガントさをさらに強調したいときに最適です。甘さと落ち着きのバランスを取ってくれるので濃厚でラグジュアリーな印象の香りに仕上がります。特に、ジャスミンやローズと合わせると一層華やかさが増し、まるで花束を手に持っているかのような豊かさを感じさせます。
また、ウッド系の落ち着きや甘みのあるサンダルウッドやシダーウッドなどアロマと合わせると、チュベローズの甘さにさらに重厚感が加わり、上品なブレンドに仕上がります。
「チュベローズ」をブレンドした香り
スキンオンフレグランス モーニングデュー

早朝の空気のようにクリアで繊細なハーバルノートに、
ラベンダーやチュベローズの可憐な甘さが織り重なる、清らかな印象の香りです。
原料:レモンバーベナ、ラベンダー、チュベローズ、セージ、ロサリナ etc.
City series 名古屋(NAGOYA)

芯の強さと奥ゆかしさを兼ね備え、いつでも自分らしく自然体でいられる華やかなリラックスフローラルの香りです。
原料:チュベローズ、ゼラニウム、サイプレス、ホーウッド、サンダルウッド etc.
雅(MIYABI)

長く受け継がれてきた伝統の優雅さを感じさせる、深く芳醇な香りです。
原料:シダーウッド、フランキンセンス、クラリセージ、パルマローザ、チュベローズetc.
アロマソムリエ | 保存版!エッセンシャルオイルの効果効能一覧

アロマセラピーと聞くと、「癒し」「リラックス」をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、エッセンシャルオイル(精油)の効果効能はそれだけにとどまりません。心身を整えたり、空間の抗菌・消臭といった環境へのアプローチ、さらには集中力アップや睡眠をサポートしたりと、幅広く活用されています。
この記事では、精油の基礎知識から、心と体・空間への作用、そして目的別のおすすめアロマオイルの種類や使い方まで、実用性と機能性を重視した情報をご紹介します。これからアロマを始めたい方にも、すでに使っている方にも役立つ「保存版」としてご活用ください。
エッセンシャルオイルとは?
エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の花・葉・果皮・樹皮・樹脂などから抽出された100%天然の芳香成分です。これらの芳香成分は、植物が外敵から自らを守るために持つ抗菌作用・抗ウイルス作用・防虫効果・消臭効果などを備えており、まさに「植物の力」が凝縮されたオイルです。
またエッセンシャルオイルは、天然の化学物質が数十個から数百個集まってできた有機化合物です。その組成により、香りの特徴を生むだけでなく、私たちの心や体、さらには環境にもさまざまな効果を発揮してくれます。
心と体に対するアプローチ|ストレス緩和・安眠・集中力アップなど

エッセンシャルオイルが心身にもたらす効果は非常に多彩です。
代表的なものには、「鎮静」「抗ストレス」「強壮」「ホルモン分泌調整」「頭脳明晰」「消化促進」などが挙げられます。
例えば、アロマセラピーで定番のラベンダーは、さまざまな成分が含まれているため、一つで多くの機能を発揮する「万能精油」とも言われています。主要成分は「リナロール」と「酢酸リナリル」で、いずれも高い鎮静作用が期待できるのが特徴です。ラベンダーの鎮静作用は、古くから知られており、緊張やストレス、眠れないときなど、心身のトラブルに活用されてきました。実はベルガモットやプチグレンも、「リナロール」と「酢酸リナリル」を多く含んでいます。不安を和らげたいときや、落ち込んだ心を落ち着けてくれる香りたちです。
また、ペパーミントに多く含まれる「メントール」という成分には、私たちの冷感受容体に働きかけて、体感温度を下げるような感覚を与える働きがあります。実際には気温が変わっていなくても、ひんやりとした刺激を感じることで、涼しさを感じやすくなるのです。そのため、夏場に使われる制汗剤や冷感スプレー、冷却タオルなどにペパーミントの香りやメントールが使用されているのは、このような作用を活かすためで、暑い季節のリフレッシュや気分転換にもぴったりな精油です。
心身に働きかける精油の効果効能一覧
効果効能 | 機能 | 主なエッセンシャルオイル例 |
---|---|---|
鎮静 | 神経系の働きを鎮め、 心と体をリラックスさせる |
カモミール・ローマン、サンダルウッド、ホーウッド、 マジョラム・スイート、ラベンダーなど |
抗ストレス | 不安や憂鬱を和らげ、 気分を高める |
イランイラン、オレンジ・スイート、ゼラニウム、 プチグレン、ベルガモットなど |
強壮 | 体の各部や全身の働きを 活性化したり強化する |
グレープフルーツ、ジュニパーベリー、パイン、 レモングラス、ローズマリーなど |
ホルモン 分泌調整 |
ホルモン分泌のバランスを 調整する |
イランイラン、ゼラニウム、ローズ・アブソリュートなど |
頭脳明晰 | 頭脳を刺激して働きを高める | ティートリー、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーなど |
消化促進 | 消化器官の働きを助ける | オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ペパーミント、 レモンなど |
環境に対するアプローチ|除菌・抗ウイルス・防虫に

エッセンシャルオイルは、人の心や体だけでなく、生活空間を快適に保つためにも活躍します。
代表的なものには、「抗菌」「抗ウイルス」「防虫」「消臭」などが挙げられます。
森林浴は、樹々の香りによりリラックス効果が期待できるといわれています。その効果をもたらすのが、「フィトンチッド」と呼ばれる植物が自分を守るために出している様々な成分です。リラックスと同時に、抗菌や消臭作用もあるとされており、森の恵みであるエッセンシャルオイルの成分にも同様の機能が期待できます。例えば、ヒノキやパイン、ホワイトサイプレスなどのオイルには、「α-ピネン」という成分が含まれており、清涼感をもたらすと同時に、「抗菌」「強壮」の機能が期待できます。
また、レモングラスやヒノキは、防虫効果が期待でき、ナチュラルな虫除けとしても活用できます。清涼感を感じられる香りは、空間の浄化や気分転換にもぴったりです。そして、ユーカリやローズマリーに豊富に含まれる「1.8-シネオール」という成分にも注目したいところです。この成分には抗菌・抗ウイルス作用があり、呼吸器系の不調に対しても効果が期待できます。風邪のひき始めや喉・鼻の違和感、さらには花粉が気になる季節などにおすすめで、空気をきれいにしながら心地よい清涼感も届けてくれる香りです。
空間・環境における精油の効果効能一覧
効果効能 | 機能 | 主なエッセンシャルオイル例 |
---|---|---|
抗菌 | 細菌の増殖を抑える | ティートリー、ヒノキ、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダーなど |
抗ウイルス | ウイルスの増殖を抑える | ティートリー、ペパーミント、ユーカリなど |
防虫 | 虫を寄せ付けない | ゼラニウム、ヒノキ、レモングラス、ローズマリーなど |
消臭 | においを抑える | ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーなど |
機能から選ぶ
目的別エッセンシャルオイルガイド
どんな香りを選んだらよいかわからないときには、香りの好みだけでなく「使う目的」「気分」から選ぶ方法がおすすめです。
例
・リラックスしたい → ラベンダー、ベルガモット、カモミール
・元気を出したい → レモングラス、グレープフルーツ、オレンジ
・集中力を高めたい → ローズマリー、ペパーミント、ユーカリ
・空気をきれいにしたい → ティートリー、ユーカリ、ヒノキ
自分の持っているイメージや雰囲気などの香りの印象に、機能性も掛け合わせることで、「ぴったりの香り」に出会いやすくなります。また、機能性と好みやデザイン性を組み合わせると、香りのブレンドの幅も広がります。
エッセンシャルオイルは、単なる「良い香り」だけにとどまらず、植物由来の成分が私たちの心・体・空間に働きかけてくれる自然の恵みです。
それぞれのエッセンシャルオイルを効果効能といった機能性の観点から理解することができるようになると、ご自宅やオフィスなど、使う部屋や目的に適したアロマを選びやすくなります。
効果効能を理解することで、毎日のアロマ選びに意味やバリエーションが生まれ、エッセンシャルオイルはもっと頼れる存在になります。これからアロマを生活に取り入れてみたい方も、ぜひ目的や用途に合わせてエッセンシャルオイルを選び、自然の力で心地よく整った空間と毎日をお楽しみください。
アロマソムリエ | ラベンダーの香りと効能・使い方
ラベンダーは、多くの国で、多くの人に親しまれており、アロマセラピーの中では一番といっていいほど認知されており、活用されている香りです。
有名なエピソードですが、アロマセラピーという言葉がうまれたきっかけは、この「ラベンダー」にあります。フランスの科学者であった、ルネ・モーリス・ガットフォッセ(1881~1950)は、実験中の事故で火傷を負い、治療の過程でラベンダー精油を使用し効果をあげたという体験から、精油の薬理作用に注目し研究を行い、アロマセラピーという造語を作ったと言われています。アロマセラピーを語るうえでは欠かせない香りなのです。
近年は、農作物の栽培から、加工、流通の過程を明らかにするトレーサビリティーが注目されており、フランスでは生産者や蒸留者がわかる有機認証「エコサート」がついたラベンダーのオイルが生産されています。
基本情報

科名:シソ科
学名:Lavandula angustifolia
抽出部位:葉、花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地:フランス、イギリス、ロシア、ブルガリア
主な芳香成分:酢酸リナリル、リナロール、テルピネン-4-オール
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:やや強い
ラベンダーは、「洗う」という意味のラテン語から名づけられたといわれていますが、その名の通り、疲れたり乱れたりしている私たちの心を洗い流し、落ち着きを静かに取り戻してくれるような、清潔感を感じさせてくれる香りです。
花の香りのように、フローラルな印象を持っていますが、シソ科の植物であり、抽出部位は葉と花で、ハーブの一種になります。ハーブの香りの中で、もっともフローラル感があるのが、ラベンダーです。
また一方で、土にしっかりと根を張って育った草、ハーブらしい土臭さ、力強さも特徴です。困難な土地でも育つ生命力の強さを感じさせます。
香りのもつ機能
ラベンダーの主な芳香成分である酢酸リナリルとリナロールは、神経を鎮め、心身の緊張をやわらげる効果に優れています。心と体の緊張をほぐしてリラックスしたいときにおすすめです。静かな空間でこの香りに包まれることで、深呼吸を誘い、リラックスしたひとときを過ごすサポートとなります。眠りのためのアロマという印象があるラベンダーですが、ほかにも幅広い効果が期待でき、まさに「万能オイル」と言うことができます。
使うシーンや季節

ラベンダーのカラーイメージは、その花の穏やかな紫色です。穏やかさや優しさに加えて、力強さを持っているため、子供向けというよりは、大人に好まれる香りで、特にリラックスタイムに使いやすい香りです。バスルームや寝室など、自分自身を整えるための場所にそっと香らせることで、ゆっくり過ごせる癒し空間に変えてくれます。特におすすめなのは、一日の終わり。眠りにつく30分ほど前から、ディフューザーやアロマストーンで香らせておくと、穏やかな気分で過ごすことができます。
季節の移ろいに寄り添う香りとして、一年を通して活躍しますが、特に秋冬や年度末の忙しさを感じる時期におすすめです。
また、インテリアと合わせて考えると、伝統的で落ち着いた印象や、上質感のあるクラシカルな雰囲気をもつ空間に合う香りです。
相性のいいオイル
フローラル系:ゼラニウム
シトラス系:ベルガモット、オレンジ
ハーブ系:ペパーミント
ウッド系:ホワイトサイプレス
ハーブということもあり、フローラル系のアロマのローズやカモミールのように、華やかで濃厚な香り立ちではなく、芯のある力強さを持つ香りです。香りの強さは比較的強く、優しさや爽やかさとともに存在感を持っています。
シングルオイルとしてのラベンダーは、嗜好性がありますが、ほかの香りとブレンドすると、より穏やかな印象となり、多くの人に好まれやすくなります。ブレンドによっては、濃厚さや甘さが出てくるため、あまり甘みのあるフローラル系のアロマではなく、爽やかさも持ち合わせたような香りのブレンドがおすすめです。また、メインで使わずとも、ラベンダーを少量加えることで、香りのバランスが整い、全体をまとめてくれる香りです。
「ラベンダー」をブレンドした香り
B07 ベルガモットラベンダー

ほのかな甘さを感じるコリアンダーが絶妙。ラベンダーとベルガモット、コリアンダーが混ざりあい、甘くソフトな深いくつろぎを感じられます。
原料:ベルガモット、ラベンダー、コリアンダー
D09 コンフォートリラックス

大人の女性を思わせる上品な華やかさ。ラベンダーにローズやゼラニウムを加え、落ち着きと華やかさをあわせ持つフローラルグリーンの香りです。
原料:ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナ etc.
C08 ラベンダーハーブ

空気を浄化するトドマツと抗菌が期待できるラベンダーのブレンド。心を穏やかにする爽やかなフローラルハーブの香りがエレガントな空間を演出します。
原料:トドマツ、ラベンダー、マジョラム、ユーカリ、パイン etc.