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アロマソムリエ | 保存版!エッセンシャルオイルの効果効能一覧

アロマセラピーと聞くと、「癒し」「リラックス」をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、エッセンシャルオイル(精油)の効果効能はそれだけにとどまりません。心身を整えたり、空間の抗菌・消臭といった環境へのアプローチ、さらには集中力アップや睡眠をサポートしたりと、幅広く活用されています。
この記事では、精油の基礎知識から、心と体・空間への作用、そして目的別のおすすめアロマオイルの種類や使い方まで、実用性と機能性を重視した情報をご紹介します。これからアロマを始めたい方にも、すでに使っている方にも役立つ「保存版」としてご活用ください。



エッセンシャルオイルとは?

エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の花・葉・果皮・樹皮・樹脂などから抽出された100%天然の芳香成分です。これらの芳香成分は、植物が外敵から自らを守るために持つ抗菌作用・抗ウイルス作用・防虫効果・消臭効果などを備えており、まさに「植物の力」が凝縮されたオイルです。
またエッセンシャルオイルは、天然の化学物質が数十個から数百個集まってできた有機化合物です。その組成により、香りの特徴を生むだけでなく、私たちの心や体、さらには環境にもさまざまな効果を発揮してくれます。



心と体に対するアプローチ|ストレス緩和・安眠・集中力アップなど

エッセンシャルオイルが心身にもたらす効果は非常に多彩です。
代表的なものには、「鎮静」「抗ストレス」「強壮」「ホルモン分泌調整」「頭脳明晰」「消化促進」などが挙げられます。
例えば、アロマセラピーで定番のラベンダーは、さまざまな成分が含まれているため、一つで多くの機能を発揮する「万能精油」とも言われています。主要成分は「リナロール」と「酢酸リナリル」で、いずれも高い鎮静作用が期待できるのが特徴です。ラベンダーの鎮静作用は、古くから知られており、緊張やストレス、眠れないときなど、心身のトラブルに活用されてきました。実はベルガモットやプチグレンも、「リナロール」と「酢酸リナリル」を多く含んでいます。不安を和らげたいときや、落ち込んだ心を落ち着けてくれる香りたちです。
また、ペパーミントに多く含まれる「メントール」という成分には、私たちの冷感受容体に働きかけて、体感温度を下げるような感覚を与える働きがあります。実際には気温が変わっていなくても、ひんやりとした刺激を感じることで、涼しさを感じやすくなるのです。そのため、夏場に使われる制汗剤や冷感スプレー、冷却タオルなどにペパーミントの香りやメントールが使用されているのは、このような作用を活かすためで、暑い季節のリフレッシュや気分転換にもぴったりな精油です。



心身に働きかける精油の効果効能一覧

効果効能 機能 主なエッセンシャルオイル例
鎮静 神経系の働きを鎮め、
心と体をリラックスさせる
カモミール・ローマン、サンダルウッド、ホーウッド、
マジョラム・スイート、ラベンダーなど
抗ストレス 不安や憂鬱を和らげ、
気分を高める
イランイラン、オレンジ・スイート、ゼラニウム、
プチグレン、ベルガモットなど
強壮 体の各部や全身の働きを
活性化したり強化する
グレープフルーツ、ジュニパーベリー、パイン、
レモングラス、ローズマリーなど
ホルモン
分泌調整
ホルモン分泌のバランスを
調整する
イランイラン、ゼラニウム、ローズ・アブソリュートなど
頭脳明晰 頭脳を刺激して働きを高める ティートリー、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーなど
消化促進 消化器官の働きを助ける オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ペパーミント、
レモンなど


環境に対するアプローチ|除菌・抗ウイルス・防虫に

エッセンシャルオイルは、人の心や体だけでなく、生活空間を快適に保つためにも活躍します。
代表的なものには、「抗菌」「抗ウイルス」「防虫」「消臭」などが挙げられます。
森林浴は、樹々の香りによりリラックス効果が期待できるといわれています。その効果をもたらすのが、「フィトンチッド」と呼ばれる植物が自分を守るために出している様々な成分です。リラックスと同時に、抗菌や消臭作用もあるとされており、森の恵みであるエッセンシャルオイルの成分にも同様の機能が期待できます。例えば、ヒノキやパイン、ホワイトサイプレスなどのオイルには、「α-ピネン」という成分が含まれており、清涼感をもたらすと同時に、「抗菌」「強壮」の機能が期待できます。
また、レモングラスやヒノキは、防虫効果が期待でき、ナチュラルな虫除けとしても活用できます。清涼感を感じられる香りは、空間の浄化や気分転換にもぴったりです。そして、ユーカリやローズマリーに豊富に含まれる「1.8-シネオール」という成分にも注目したいところです。この成分には抗菌・抗ウイルス作用があり、呼吸器系の不調に対しても効果が期待できます。風邪のひき始めや喉・鼻の違和感、さらには花粉が気になる季節などにおすすめで、空気をきれいにしながら心地よい清涼感も届けてくれる香りです。



空間・環境における精油の効果効能一覧

効果効能 機能 主なエッセンシャルオイル例
抗菌 細菌の増殖を抑える ティートリー、ヒノキ、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダーなど
抗ウイルス ウイルスの増殖を抑える ティートリー、ペパーミント、ユーカリなど
防虫 虫を寄せ付けない ゼラニウム、ヒノキ、レモングラス、ローズマリーなど
消臭 においを抑える ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーなど


機能から選ぶ
目的別エッセンシャルオイルガイド

どんな香りを選んだらよいかわからないときには、香りの好みだけでなく「使う目的」「気分」から選ぶ方法がおすすめです。

・リラックスしたい → ラベンダー、ベルガモット、カモミール
・元気を出したい → レモングラス、グレープフルーツ、オレンジ
・集中力を高めたい → ローズマリー、ペパーミント、ユーカリ
・空気をきれいにしたい → ティートリー、ユーカリ、ヒノキ

自分の持っているイメージや雰囲気などの香りの印象に、機能性も掛け合わせることで、「ぴったりの香り」に出会いやすくなります。また、機能性と好みやデザイン性を組み合わせると、香りのブレンドの幅も広がります。
エッセンシャルオイルは、単なる「良い香り」だけにとどまらず、植物由来の成分が私たちの心・体・空間に働きかけてくれる自然の恵みです。
それぞれのエッセンシャルオイルを効果効能といった機能性の観点から理解することができるようになると、ご自宅やオフィスなど、使う部屋や目的に適したアロマを選びやすくなります。
効果効能を理解することで、毎日のアロマ選びに意味やバリエーションが生まれ、エッセンシャルオイルはもっと頼れる存在になります。これからアロマを生活に取り入れてみたい方も、ぜひ目的や用途に合わせてエッセンシャルオイルを選び、自然の力で心地よく整った空間と毎日をお楽しみください。

アロマソムリエ | ラベンダーの香りと効能・使い方

ラベンダーは、多くの国で、多くの人に親しまれており、アロマセラピーの中では一番といっていいほど認知されており、活用されている香りです。
有名なエピソードですが、アロマセラピーという言葉がうまれたきっかけは、この「ラベンダー」にあります。フランスの科学者であった、ルネ・モーリス・ガットフォッセ(1881~1950)は、実験中の事故で火傷を負い、治療の過程でラベンダー精油を使用し効果をあげたという体験から、精油の薬理作用に注目し研究を行い、アロマセラピーという造語を作ったと言われています。アロマセラピーを語るうえでは欠かせない香りなのです。
近年は、農作物の栽培から、加工、流通の過程を明らかにするトレーサビリティーが注目されており、フランスでは生産者や蒸留者がわかる有機認証「エコサート」がついたラベンダーのオイルが生産されています。

基本情報

科名:シソ科
学名:Lavandula angustifolia
抽出部位:葉、花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地:フランス、イギリス、ロシア、ブルガリア
主な芳香成分:酢酸リナリル、リナロール、テルピネン-4-オール
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:やや強い

ラベンダーは、「洗う」という意味のラテン語から名づけられたといわれていますが、その名の通り、疲れたり乱れたりしている私たちの心を洗い流し、落ち着きを静かに取り戻してくれるような、清潔感を感じさせてくれる香りです。
花の香りのように、フローラルな印象を持っていますが、シソ科の植物であり、抽出部位は葉と花で、ハーブの一種になります。ハーブの香りの中で、もっともフローラル感があるのが、ラベンダーです。
また一方で、土にしっかりと根を張って育った草、ハーブらしい土臭さ、力強さも特徴です。困難な土地でも育つ生命力の強さを感じさせます。



香りのもつ機能

ラベンダーの主な芳香成分である酢酸リナリルとリナロールは、神経を鎮め、心身の緊張をやわらげる効果に優れています。心と体の緊張をほぐしてリラックスしたいときにおすすめです。静かな空間でこの香りに包まれることで、深呼吸を誘い、リラックスしたひとときを過ごすサポートとなります。眠りのためのアロマという印象があるラベンダーですが、ほかにも幅広い効果が期待でき、まさに「万能オイル」と言うことができます。



使うシーンや季節


ラベンダーのカラーイメージは、その花の穏やかな紫色です。穏やかさや優しさに加えて、力強さを持っているため、子供向けというよりは、大人に好まれる香りで、特にリラックスタイムに使いやすい香りです。バスルームや寝室など、自分自身を整えるための場所にそっと香らせることで、ゆっくり過ごせる癒し空間に変えてくれます。特におすすめなのは、一日の終わり。眠りにつく30分ほど前から、ディフューザーやアロマストーンで香らせておくと、穏やかな気分で過ごすことができます。
季節の移ろいに寄り添う香りとして、一年を通して活躍しますが、特に秋冬や年度末の忙しさを感じる時期におすすめです。
また、インテリアと合わせて考えると、伝統的で落ち着いた印象や、上質感のあるクラシカルな雰囲気をもつ空間に合う香りです。



相性のいいオイル

フローラル系:ゼラニウム
シトラス系:ベルガモット、オレンジ
ハーブ系:ペパーミント
ウッド系:ホワイトサイプレス

ハーブということもあり、フローラル系のアロマのローズやカモミールのように、華やかで濃厚な香り立ちではなく、芯のある力強さを持つ香りです。香りの強さは比較的強く、優しさや爽やかさとともに存在感を持っています。
シングルオイルとしてのラベンダーは、嗜好性がありますが、ほかの香りとブレンドすると、より穏やかな印象となり、多くの人に好まれやすくなります。ブレンドによっては、濃厚さや甘さが出てくるため、あまり甘みのあるフローラル系のアロマではなく、爽やかさも持ち合わせたような香りのブレンドがおすすめです。また、メインで使わずとも、ラベンダーを少量加えることで、香りのバランスが整い、全体をまとめてくれる香りです。



「ラベンダー」をブレンドした香り

B07 ベルガモットラベンダー

ほのかな甘さを感じるコリアンダーが絶妙。ラベンダーとベルガモット、コリアンダーが混ざりあい、甘くソフトな深いくつろぎを感じられます。
原料:ベルガモット、ラベンダー、コリアンダー


D09 コンフォートリラックス

大人の女性を思わせる上品な華やかさ。ラベンダーにローズやゼラニウムを加え、落ち着きと華やかさをあわせ持つフローラルグリーンの香りです。
原料:ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナ etc.


C08 ラベンダーハーブ

空気を浄化するトドマツと抗菌が期待できるラベンダーのブレンド。心を穏やかにする爽やかなフローラルハーブの香りがエレガントな空間を演出します。
原料:トドマツ、ラベンダー、マジョラム、ユーカリ、パイン etc.


アロマソムリエ | ベルガモットの香りと効能・使い方

ベルガモットは「紅茶のアールグレイの香り付けに使われている」というと、香りをイメージできる方も多いのでは。
柑橘系ですが、オレンジやレモンと違い、食べられません。果実は苦味があり、食用には使われていませんが、フローラルな印象をもち合わせた柑橘の香りは、オーデコロンや化粧品の香り付けとして、古くから活用されており、万人に人気のある香りです。


基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus bergamia
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主要原産地:イタリア、モロッコ
主な芳香成分:リモネン、酢酸リナリル、リナロール、ベルガプテン
香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップ~ミドルノート
香りの印象:弱

柑橘系の中でもしっかりとした香り立ちで、エレガントさや上品さを持ち合わせた印象の香りです。 柑橘系というと、柚子やミカンなど、日本らしさや和のイメージがある香りも多いのですが、ベルガモットは、香水やアールグレイの香りづけという歴史からも想像できるように、気品ある洗練された香りが、西洋の雰囲気を作り出す香りです。花のような甘さと、落ち着きと清々しさを持ち合わせています。



香りのもつ機能

主に抗ストレス、鎮静、抗菌機能などが期待できる香りです。
その他の柑橘系と比べて、鎮静作用のある酢酸リナリル、リナロールなどの成分が多いのがベルガモットの特徴。これらは、ラベンダーにも多く含まれる成分ですので、リラックス効果が期待できます。
香りを嗅ぐと、気分をすっきりさせ、落ち着きをもたらすとともに、気持ちを明るく前向きにしてくれます。イライラしたり落ち込んだりしたときには、この香りでリラックス&リチャージがおすすめです。軽すぎない爽やかさで、朝の玄関で元気を出したいときや、夜に疲れを癒すためなど幅広いシーンで使われる香りです。



使うシーンや季節


柑橘系ですが、ラベンダーのような優しさを持ち合わせるベルガモットは、生活の中でも、時間帯を問わず、使いやすい香りです。季節もあまり感じさせない香りですが、柑橘系の中でも春にオレンジ、夏にグレープフルーツが似合う一方で、冬の近づきとともに落ち着いたトーンとなる秋が、ベルガモットが一番似合う季節です。 気品や上質さを感じさせてくれる香りは、他の柑橘系にはない雰囲気を作り出します。
重厚感のある家具をあしらった洗練された大人の空間や、優雅さや気品を持ちあわせたエレガントな印象の空間など、落ち着いたトーンの部屋にあう香りです。様々なシーンであわせやすい香りですので、用途にあわせて、他のアロマオイルとのブレンドもお楽しみいただけます。手軽に楽しみたいときには、ベルガモット単体でも十分リラックス&リフレッシュを感じられます。例えば、疲れも溜まってきた週の後半の目覚めがあまりよくない朝に、ベルガモットの香りを嗅ぐと「今日も一日頑張ろう」と自然と明るい気分に。



相性のいいオイル

フラワー系:ゼラニウム、ネロリ
ハーブ系:ラベンダー
ウッド系:ホーウッド、フランキンセンス
シトラス系:オレンジ

どの精油とも相性は良い香りで、使いにくいなと感じる香りもベルガモットをあわせると、香りが落ち着きます。
メインとして使っても、心地よく他の香りと調和しあいます。
ゆっくり落ち着いた香りがほしいときには、ラベンダーやゼラニウムなどのフラワー系の香りのブレンドを、爽やかさやリフレッシュ感がほしいときには、他の柑橘系の香りとあわせて、すっきりしたブレンドに。
柑橘系の香りとはいえ、香りに落ち着きと複雑さを持っているため、様々な香りとのブレンドによって、色々な楽しみ方をできる香りです。



「ベルガモット」をブレンドした香り

B02 フラワーオレンジ

フレッシュでかわいらしい香り。
親しみやすいフローラルシトラスで、自然と明るい雰囲気をもたらすので
リピーターの方も多く、人気ランキングにも入る香りです。
原料: オレンジ、ベルガモット、ゼラニウム


B10 ベルガモットマンダリン

マンダリンのジューシーさをダイレクトに体感できる、ナチュラルで明るい印象の香り。
小さなお子さまと一緒に楽しめる安心ブレンドです。
原料: ベルガモット、オレンジ、マンダリン


スリーピングサポート フィールマイルド

穏やかでやさしい柑橘が上品さと親しみを兼ね備えた印象の香り。
眠り空間に安心感をもたらします。
原料: ベルガモット、ネロリ、ユズ、オレンジ、フランキンセンス etc.


アロマソムリエ | ジャスミンの香りと効能・使い方

ジャスミンは、インドなどの熱帯や亜熱帯地方に広く生育する植物で、約300種もの品種があると言われています。精油は、たくさんの花からほんの少しの量しか取れないため、非常に高価なオイルであることでも知られていますが、その香りの良さから「花の王」という別名もあります。古くから世界各地で愛され、香水の原料として人気の高い香りで、欧米などでは女性の名前にもよく使われています。
近年では丈夫で育てやすいことから、日本でも民家の庭でよく見かけるようになりました。5月頃、夜に外を歩いていると白や黄色の花から漂う良い香りに出会うことができます。

基本情報

科名:モクセイ科
学名:Jasminum officinale
抽出部位:花
抽出方法:溶剤抽出法
主要産地:インド
主な芳香成分:酢酸ベンジル、ファルネソール、ゲラニオール、ジャスモンなど
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:強程度

香りは、「花の王」の名のとおり大変華やかで甘い花の香りです。濃厚な香りからは、熱帯のエキゾチックさも感じられます。200種類以上ともいわれる数多くの成分から構成された香りで、複雑な繊細さの中にはわずかに動物的(アニマリック)に感じられる、独特な香りが含まれているのが特長です。そのクセになるような香りの良さは、他の花にはない魅力といえるでしょう。


香りのもつ機能

香りの良さだけでなく、ストレスを抱えた心を解きほぐし、バランスを取ってくれる効果効能も持ち合わせています。気分を落ち着かせると同時に、前向きな気持ちを思い出させてくれます。疲れて積極性を失っているときや、悲観的になっているときに、自信や意欲を取り戻させてくれる効果も。幸福感や高揚感のある香りなので、1人の時間にはもちろん、大切な人とゆっくりとリラックスして過ごしたい時にもぴったりです。
また、女性の味方になってくれる香りとも言われています。ホルモンバランスを整え、月のリズムの影響ですぐれないときに香りを取り入れると、つらさを和らげてくれる効果が期待できます。


使うシーンや季節

心を落ち着かせながら高揚感や幸福感をもたらす香りなので、ブライダルの場面やパーティのおもてなしなど、とっておきのシーンで使用するのがおすすめです。また、優雅なシーンで心をほぐしリラックスさせるためにも活躍します。
週末の夜、一人ゆっくりと過ごす時間や、家族や友人、恋人とのひとときに。心身ともに満たされた気分に浸ることができます。ナーバスになりがちな、大切な予定のある前日の夜に、気分をほぐしながら明るく前向きに過ごす助けにもなります。


相性のいいオイル

ハーブ系:レモングラス、ゼラニウム
シトラス系:オレンジ、ベルガモット
ウッド系:サンダルウッド、ホーウッド、シダーウッド
フラワー系:ローズ、ネロリ

甘く特長的でエキゾチックな魅力を引き出してくれる、サンダルウッドやレモングラスなど熱帯原産の香り同士の組み合わせをはじめ、様々な香りとの相性を楽しむことができます。スパイス系との相性も良いです。


「ジャスミン」をブレンドした香り

S02 ハッピー

名前の通り、明るく元気な気持ちをもたらすイメージでつくられた香りです。あたたかみのあるオレンジをはじめとする柑橘系の香りに、幸福感を感じるジャスミンの香りが加わり、自然と笑顔になれるような香りに仕上げました。
原料:オレンジ、ジャスミン、タンジェリン、ゼラニウム、マンダリンetc.

JD06 淡(AWA)

ジャスミンやイランイランの華やかさに、アクセントしてシソが加わることで、満開の桜の景色を思わせるような趣深い香りになっています。濃厚な花々の香りを爽やかなグレープフルーツがまとめ、軽やかな春の雰囲気が感じられます。
原料:ジャスミン、イランイラン、シソ、ゼラニウム、グレープフルーツetc.

アロマソムリエ | ブラッドオレンジの香りと効能・使い方

「ブラッドオレンジ」は柑橘類の一種で、特に果肉がルビー色に染まることからその名がつきました。赤みはアントシアニンというポリフェノールの一種によるもので、柑橘類としては珍しい特徴です。
地中海地域、特にイタリア・シチリア島では古くから親しまれてきた果実であり、「太陽と火山の果実」として人々に愛されてきました。なかでもエトナ火山の麓で育つブラッドオレンジは、ミネラル豊富な火山性土壌と、昼夜の寒暖差の大きな気候条件により、アントシアニンの生成が促され、香り、味わいともに格別と言われています。
火山の大地が育むこの赤い果実には、大地の力と太陽の恵みがたっぷり詰まっています。


基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus sinensis (L.) Osbeck
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主要原産地:イタリア
主な芳香成分:リモネン、ミルセン
香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップノート
香りの印象:弱~中

ブラッドオレンジの香りは、瑞々しくフレッシュな柑橘の香りですが、オレンジよりも酸味が少なく甘く濃厚な香りです。
甘いジューシーさを感じたあとには、熟れた果実のような芳醇でまろやかな柑橘の香りが広がります。どこか幼い頃の夏の記憶をくすぐるようで、自然と顔がほころぶような感覚へと導いてくれる香りです。



香りのもつ機能

ブラッドオレンジに豊富に含まれるリモネンは、脳内のセロトニンやドーパミンの分泌を促すとされ、ストレスや不安を和らげ、穏やかな気持ちへと導いてくれます。
さらに、リモネンによる消化促進作用があり、心身ともに軽やかさを取り戻したいとき、リラックスタイムや疲労回復のひとときにぴったりです。血行を促し、冷えや疲れが気になるときにも穏やかに寄り添ってくれます。



使うシーンや季節

ブラッドオレンジのジューシーで甘く、どこか陽気さを感じさせる香りは、室内に太陽の気配を運んでくれます。
たとえば、朝の始まりにディフューザーで香らせれば、心にスイッチが入り、軽やかな気持ちで一日をスタートできます。仕事や家事の合間、ちょっとしたリフレッシュタイムに香らせると、気分の切り替えや集中力の回復にも効果的です。また、リラックスしたい休日や、友人とのカジュアルなティータイムにもぴったり寄り添ってくれます。
一年を通して楽しめますが、特に初夏~晩夏にかけて、太陽が似合う季節にその明るさが一層引き立つ香りです。



相性のいいオイル

シトラス系:グレープフルーツ、オレンジ、タンジェリン
フラワー系:ラベンダー、ゼラニウム
ウッド系:シダーウッド、ホーウッド

どの精油とも合わせやすい香りです。同じ柑橘系のオイルと合わせると、甘さにほのかな苦みが加わり、爽やかでありながらも深みを感じさせるブレンドになります。
また、シダーウッドやホーウッドなどの甘さのあるウッドの香りと合わせると、まろやかで優しく穏やかな印象を創り上げることができます。



「ブラッドオレンジ」をブレンドした香り

スプリングエッセンス ブラッドオレンジ

ブラッドオレンジの甘さとやわらかなグリーン、穏やかなウッドが重なった、春の陽光のように心を明るく照らすブレンドです。
原料:ブラッドオレンジ、タンジェリン、柚子、レモンバーベナ、薩摩芳樟 etc.



City series 熊本(KUMAMOTO)

柚子・カボスなどの和柑橘の清々しさとブラッドオレンジの組み合わせが、自然と文化の調和を感じる熊本の空気感をイメージさせます。
原料:ブラッドオレンジ、ユズ、薩摩芳樟、カボス、レモンマートル etc.

アロマソムリエ | ネロリの香りと効能・使い方

「オレンジフラワー」ともよばれるネロリは、非常に品種の多いミカン科の植物の中でも特に「ビターオレンジ」の花から採られる精油を指します。 ビターオレンジの果実は苦みが強く食用には適していませんが、香りの良さから、花からはネロリ、枝からはプチグレン、果皮からはビターオレンジの精油がとられ、香料として余すところなく活用されています。 また、精油を採る際に、副産物として蒸留時にできるネロリの芳香蒸留水は、「オレンジフラワーウォーター」として飲料、お菓子など食品の材料、化粧品としても活用されています。
「ネロリ」と言う名前は、17世紀のイタリア、ネロラ公国の王妃アンナ・マリアがこの香りを愛したことが由来しています。当時ネロリの香りはパリ社交界で大流行し、皮手袋や手紙の香り付けや、入浴時にも使用されたそうです。

基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus aurantium
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:イタリア・フランス・モロッコ
主な芳香成分:リナロール、ネラール、酢酸リナリル、リモネン、ネロリドールなど
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中

ネロリの香りは、オレンジのような明るい爽やかさと花精油ならではの華やかさを合わせ持つ非常に魅力的な香りです。オレンジの親しみやすく明るい香りの印象を彷彿とさせながらも、ぐっとやわらかく、上品にした香りです。一度香ると印象に残る、ほのかな青みがアクセントになっています。
またネロリは、大量に精油が作れないため、希少価値の高い香りです。花はひとつひとつ手で摘まれるため、収穫に時間と手間がかかります。たくさんの花からわずかな精油しか取ることができないため、非常に高価なオイルのひとつです。



香りのもつ機能

ネロリの香りは心を穏やかに落ち着かせながらも、明るさのある香りが気持ちを前向きにし、ストレスやイライラを和らげてくれます。「天然の精神安定剤」と言われることもあるほどです。 不安感や心配事があるとき、ストレスがたまって元気が出ない時にやさしく励ましてくれる香りです。
また、ストレスによる胃腸の働きの不調を和らげ、消化不良や腹痛、心因性のトラブルにも効果が期待できます。



使うシーンや季節

ネロリの上品で華やかさの中に清楚さとフレッシュさのある香りは、とっておきのひとときにぴったり。 お客様をお招きしてティータイムを楽しむお部屋に香りを広げておもてなしするのもおすすめ。 ブライダルパーティーなどの特別なときにも、場を華やかに盛り上げてくれる香りです。
また、ストレスケアにも適しているので、疲れがたまって贅沢気分を味わいたいときに、アロマミストを使えばシュッとひと吹きで気持ちの切り替えに。
季節を問わず使用できますが、明るくほがらかな印象から春~初夏にぴったりの香りです。



相性のいいオイル

ハーブ系:ラベンダー
シトラス系:ベルガモット、オレンジ
ウッド系:サンダルウッド
フラワー系:イランイラン、ジャスミン、カモミール

フローラルとシトラスの要素を持った香りなので、フラワー系、シトラス系とは広く好相性です。
組み合わせにより青みが目立つ場合があるので、ビターなハーブ系やウッド系とは様子を見ながら組み合わせるのがおすすめです。深い甘さのある樹脂系や重厚感のあるウッド系との相性も良いです。



「ネロリ」をブレンドした香り

スプリングエッセンス ネロリ

小さな花々が可愛らしくほころぶように。
ストレスを和らげて気持ちを安定させるような、穏やかな表情を持つブレンド。
原料:ネロリ、カモミール、ロサリナ、レモン、プチグレン etc.


JD04 艶

大人の女性を思わせる落ち着いた上品な華やかさ。
鮮やかさの中に、さり気なく情熱と色気を秘めた日本的な美意識を表現したブレンド。
原料:ネロリ、イランイラン、パルマローザ、ヒノキ、グレープフルーツ etc.


スリーピングサポート フィールマイルド

眠る前に、穏やかで満たされた時間を。
ネロリと相性のよいシトラス系のピュアでやさしいリラックスブレンド。
原料:ベルガモット、ネロリ、ユズ、オレンジ、フランキンセンス etc.

アロマソムリエ | マグノリアの香りと効能・使い方

桜に先駆け庭木や街路樹で花を付けるモクレン。ふわっと甘い香りが漂ってくると、春の訪れを感じずにはいられません。
マグノリアとは、モクレン科モクレン属の総称で、モクレンもマグノリアの1種です。よく目にするピンク色の花の「シモクレン」や白花の「ハクモクレン」、日本原産のコブシなどの種類があり、いずれも香りのよい花を咲かせる花木です。
香りを楽しめる庭木として古くから愛され、品種改良も盛んに行われています。アジア、アメリカ、ヨーロッパなどに広く分布しています。


基本情報

科名:モクレン科
学名:Magnolia Glandifolia
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:中国
主な芳香成分:リナロール、2-メチル酪酸メチル、βカリオフィレン、βエレメン
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:強



香りのもつ機能

マグノリアの芳香成分に含まれるリナロールは鎮静作用が期待でき、不安や緊張、イライラを抑え、心を落ち着かせてリラックス効果を与えてくれると言われています。
特に、甘く華やかさのある香りが気持ちを和らげ、落ち着かせることに優れており、ストレスを感じそうになった時や、気持ちも軽やかに一日を始めたいときにもおすすめです。



使うシーンや季節

ほんのりスパイシーで甘くエキゾチックでありながら、グリーンやフルーティーといった印象も感じられるフローラルの香り。花が咲く春にぴったりな香りで、春の初々しさとともに、気品を感じていただけます。
空間に広げることで、「上質」「優雅」「優しさ」を表現することができます。濃い香りなので、ほんのり広げるだけで、空間が贅沢で上品な印象に。マグノリアは、生命力があり、希望や純粋さ、持続性を象徴しているといわれているため、ブライダルシーンにも適しています。華やかな祝いの場で、特別な一日を演出するのにおすすめです。
また気持ちを落ち着かせる機能性から、ストレスを溜め込んでしまったときなどにも効果が期待できます。リラックスタイムや気分が沈みがちなときに、お部屋に香りを広げてゆっくりとした時間とともに心身の疲れを癒すのもおすすめです。



相性のいいオイル

シトラス系:レモン、グレープフルーツ
ハーバル系:マジョラム、ラベンダー
フラワー系:ネロリ、イランイラン、ジャスミン
ウッド系:サンダルウッド

マグノリアにフルーティーさがあるため、シトラス系と相性がいいです。グリーンノートを活かすならハーバル系、上品な甘さを活かすならフローラル系とのブレンドもおすすめです。イランイランやジャスミン、サンダルウッドなどと合わせると奥行きのあるオリエンタルな香りを楽しめます。



「マグノリア」をブレンドした香り

スプリングエッセンス マグノリア

マグノリアの洋梨のような甘くフルーティーな香りを活かしたブレンド。春の芽吹きを感じさせる爽やかなグリーンノートの香りです。
原料:マグノリア、マジョラム、ライム、レモンマートル、アニス etc.

アロマソムリエ | クラリセージの香りと効能・使い方

クラリセージは直立した茎にハート形の葉をつけ、白や薄紫の可愛い花を咲かせる、草丈1mほどの二年草です。
クラリセージの「クラリ」は、「明るい、清浄な」を意味するラテン語の「クラルス」に由来すると言われています。これはクラリセージの種子から得た粘液が、目を洗うことに利用されたためのようです。

その他にもドイツでは、マスカットワインの香りづけにクラリセージを使っていたことから「マスカルテージセージ」とも呼ばれています。爽やかさの奥に深い甘みを感じるクラリセージの香りは、香水の原料として利用されることも多いです。

基本情報

科名:シソ科
学名:Salvia sclarea
抽出部位:花、葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地: フランス、モロッコ、イタリア
主な芳香成分:酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール
香りのタイプ: ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象: 強


香りのもつ機能


芳香成分のうち70%前後を占めているのが、ラベンダーやベルガモット等にも含まれている酢酸リナリルです。酢酸リナリルは、高い鎮静作用や弛緩作用が期待できると言われており、感情の起伏を穏やかにしてくれたり、緊張からくる体のコリをほぐしてくれる効果が期待できます。
その他にも、女性ホルモンのエストロゲンと似た成分であるスクラレオールも含まれているため、月経のトラブルや更年期症状の緩和にも期待できるといわれています。

・注意点
リラックス時におすすめの香りのため、集中する作業や車の運転時には使用を控えた方が良いでしょう。また、妊娠中や月経時の使用も避けた方が良いとされている香りです。



使うシーンや季節

体と心をほぐし、幸福感を引き出してくれるクラリセージの香りは、疲れがたまってしまった時やストレスを抱えている時のリラックスタイムを彩るのにおすすめの香りです。甘く温かい香りが、心身の緊張を解きほぐし不安な気持ちを和らげ、前向きな気持ちへと後押ししてくれます。華やかさや落ち着きのあるインテリアとの相性も良く、優雅な寛ぎの時間を過ごすことができます。
緊張を解きほぐしてくれる香りですが、人によっては必要な時に心地よく感じても、必要が無いときには苦手と感じる場合もある香りです。そのため今の自分を知るためのセルフケアのひとつとしてもおすすめしたい香りです。



相性のいいオイル

フローラル系:イランイラン、カモミール、ゼラニウム
ハーブ系:ラベンダー、スイートマジョラム
柑橘系:グレープフルーツ、ベルガモット

ハーブ系の香りですが、温かみや甘さも感じる落ち着いた印象の香りです。幅広い香りに合うため、自分の好みを探りながらブレンドを楽しむことができるオイルです。



「クラリセージ」をブレンドした香り

S11 リズム

イランイランやゼラニウムなど、フローラルな印象とクラリセージをブレンドした香り。華やかな印象の香りが温かく包みこんでくれます。
原料:イランイラン、ゼラニウム、クラリセージ、グレープフルーツ、ベルガモット etc.



JB07 薩摩芳樟

薩摩芳樟やホーウッドの甘く優しいウッドの香りと、クラリセージの温かさとハーバルな爽やかさが組み合わさった、爽やかで上品な甘さを楽しむことができる香りです。
原料:薩摩芳樟、ホーウッド、パルマローザ、ユーカリ、クラリセージ etc.



【大容量限定】おつかれさま

ウッドの深く落ち着いた香りとクラリセージの温かい香りが、ほっと一息ついてしまうような優しく安心感のある空間を作り出します。
原料:サンダルウッド、コパイバ、クラリセージ、ホーウッド、シダーウッド etc.

アロマソムリエ | イランイランの香りと効能・使い方

イランイランの香りは好き嫌いがわかれることもありますが、女性の不調を改善する効果が期待でき、日頃から愛用している方も多い香りです。
女性的な香りともいわれますが、実は男性からの人気が高い香りでもあります。エキゾチックで魅惑的な香りが、性別を問わず人々を魅了しているのかもしれません。

基本情報

科名:バンレイシ科
学名:Cananga odorata
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地: マダガスカル、コモロ、インドネシア
主な芳香成分:リナロール、β-カリオフィレン、安息香酸ベンジル
香りのタイプ: フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象: 強

イランイラン自体は、黄色の花ですが、その香りはピンクや赤を思わせる濃厚で甘いフローラルノートが特徴です。まるで南国の高級リゾートを訪れたかのような、異国情緒あふれる魅惑的な香りが印象的です。



香りのもつ機能

香りを嗅ぐだけで、リラックスした気持ちになって、心を落ち着かせてくれます。ホルモンバランスを調整する成分も含まれているため、冷静になって自分らしさを取り戻したい時に使うと効果的です。
さらに、催淫作用があることでも知られ、インドネシアでは新婚初夜にイランイランの花びらをベッドに撒く習慣があると伝えられています。



使うシーンや季節

非日常感や幸福感を感じる香りのため、ウエディングなどの華やかな空間演出によく使用されます。いつもとは違った、華やぎのあるラグジュアリーな雰囲気を作り上げたいときに使いたい香りです。
ご自宅では、寝室などで過ごすリラックスタイムにおすすめです。女性に嬉しいホルモンバランス調整などの機能も期待できるため、ゆっくり眠れるように心身を落ちつかせてくれます。
特に春の季節には、新芽が芽吹き、花々が咲く華やかな雰囲気と調和しやすく、カモミールやラベンダーとブレンドすると、より優しく爽やかな香りが楽しめます。



相性のいいオイル

フローラル系:カモミール、ゼラニウム、ネロリ
シトラス系:オレンジ、グレープフルーツ
ハーブ系:ラベンダー、クラリセージ
ウッド系:サンダルウッド、ヒノキ

イランイランは主張が強い香りですが、ほかの香りとブレンドすると使いやすくなり、香りのアクセントになります。濃度が高いので使用量に注意しましょう。
特にオレンジやグレープフルーツなど柑橘系との相性がよく、イランイランらしさは残しながら、強さを和らげ、なじみやすくしてくれます。また、サンダルウッドなど、同じく温かい地方で育つ植物と相性が良く、よりオリエンタル、エキゾチックな印象を際立たせます。



「イランイラン」をブレンドした香り

D11 ルーセントパープル

シャープな清涼感が特徴のスパイクラベンダーやスペアミントがブレンドされており、軽やかさで洗練された印象です。
原料:イランイラン、スパイクラベンダー、ライム、スペアミント、ユーカリetc.



S11 リズム

心と体のバランスやリズムを整えてくれるような、イランイランとゼラニウムの華やかさと上品さを感じる香り。
原料:イランイラン、ゼラニウム、クラリセージ、グレープフルーツ、ベルガモット etc.



JD04 艶

どこか艶やかで優雅なネロリやパルマローザの香りの中に、ナチュラルな温かみも感じられるブレンド。
原料:ネロリ、イランイラン、パルマローザ、ヒノキ、グレープフルーツetc.

アロマソムリエ | トドマツの香りと効能・使い方

トドマツは北海道に生息する唯一のモミ属とされ、その名前はアイヌ語で「トゥトゥニ(tutuni)」に由来します。アイヌ語では「トゥトゥ」が乳白色の樹脂を指し、「ニ」が木を意味します。傷ついた樹皮から滲み出る樹脂を木製容器の防水加工や、接着剤に活用してきた歴史があります。
道内では建築材をはじめ、お正月の松飾りとして、またその白く美しい木肌に、鮭やいくらなどの海産物が非常に映えるため、贈答用の木箱としても重宝されているそうです。



基本情報

科名:マツ科
学名:Abies sachalinensis
抽出部位:枝葉
抽出方法:マイクロ波減圧水蒸気蒸留法(VMSD)
主要原産地: 日本
主な芳香成分:α-ピネン、リモネン、カンフェン、β-フェランドレン、酢酸ボルニル
香りのタイプ: ウッド
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象: 中~強



香りのもつ機能

トドマツの香りは爽やかでありながら、しっかりとした芯のある香りが特徴で、もやもやした心や頭をスッキリとさせてくれます。
また、トドマツには空気中の二酸化窒素(NO2)などの有害物質を吸着し、浄化する効果があることが試験で確認されています。NO2は自動車の排ガスや工場設備、家庭のガスボイラーなどから発生し、呼吸器系のトラブルや生活習慣病の一因になるとされています。トドマツの芳香成分はこれらを分解・中和する働きがあり、トドマツの人工林が多い北海道の釧路市は、その清浄な空気と美しい環境で有名です。



使うシーンや季節

トドマツの香りが広がる空間は、まるで静かな森林の中に身を置いているかのような感覚を与えます。すっきりと浄化された空気の中、深く息を吸うことで、心身ともにリフレッシュできる効果をもたらします。
北海道の雪山の過酷な環境で育つトドマツは、自然の厳しさの中で生命力を育んできた植物であり、その香りには力強さが感じられます。同時に、どこか穏やかな清涼感も漂い、エネルギッシュでありながらも、心を落ち着けてくれる優れたバランスを持っています。
年間を通してお使いいただけますが、特に冬から春にかけての使用がおすすめです。冬は寒さや乾燥で空気がこもりがちで、室内の空気が重く感じられることもありますが、トドマツの爽やかな香りは空気を浄化し、清々しい空間を作り出します。春の爽やかな気候にぴったりで、冬の疲れた心と体を癒すとともに、新たな季節を迎える準備を整えてくれる香りです。空気だけでなく、心もリフレッシュさせてくれるトドマツの香りは、自然の力で心と体を整え、毎日の生活に新たな活力を与えてくれるでしょう。



相性のいいオイル

ハーブ系:ラベンダー、マジョラム、ペパーミント
シトラス系:レモン、オレンジ
ウッド系:ユーカリ、サイプレス、パイン



「トドマツ」をブレンドした香り

C07ピュアグリーン

センティングデザイナー自身がトドマツの産地に赴き、北海道の爽快さ・清々しさ・輝きを自ら感じ、そのインスピレーションをもとにブレンドされています。
原料:トドマツ、ユーカリ、ヒノキ、ライム、ペパーミントetc.



C08 ラベンダーハーブ

トドマツやパインの木の香りが心地よい清涼感を与え、ラベンダーとマジョラムが穏やかにリラックスへと導きます。
原料:トドマツ、ラベンダー、マジョラム、ユーカリ、パインetc.



C09 シトラスオレンジ

オレンジとレモンが明るく爽やかな雰囲気を作り、トドマツやユーカリが清潔感とリフレッシュをプラス。冬の季節にもぴったりの香りで、温かみと清々しさを感じられます。
原料:トドマツ、オレンジ、レモン、ゼラニウム、ユーカリetc.

アロマソムリエ | 高野槇の香りと効能・使い方

東北地方から九州の山地に自生している日本固有の常緑針葉樹。高野山真言宗の総本山である和歌山県の高野山に多く生育していたことからその名がつけられたと言われています。その昔、弘法大師空海が御仏前に花の代わりに高野槇の枝葉を供えたという言い伝えもあり、高野山では現在でもその慣わしが残っています。
木部は樹脂が多く水に強いのが特長で、古代より棺や水桶、建材、仏具など様々なシーンで利用されてきた、日本の伝統的な樹木です。
以前は、お供え用に剪定された後の枝葉の部分はお金を払って廃棄処分されていましたが、その香りの良さから精油としても利用されるようになりました。高野槇は成長がゆるやかで採油量も少ないため、枝葉から抽出されるエッセンシャルオイルはとても貴重です。

基本情報

科名:コウヤマキ科
学名:Sciadopitys verticillata
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:日本
主な芳香成分:α-ピネン、リモネン、ミルセン
香りのタイプ:ウッド
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中~強

香りのもつ機能

高野槇の香りは、材木として使用される木部と同様、抗菌や消臭の効果が期待できます。また、香りのもつ針葉樹ならではの青々しく爽やかな印象から、森林浴をしているような心地よさや、心身を落ち着かせる鎮静の効果もあると言われています。リフレッシュとリラックスの両方の効果が期待でき、アロマ空間デザインでも重宝される万能な香りです。



使うシーンや季節

高野槇の香りは、機能性や香りを活かして様々なシーンで活用することができます。
例えば、空気がこもりがちな場所や、お部屋の空気をきれいにしたい場面に。抗菌や消臭の効果が期待でき、すっきりとした香りの印象を持っているので、清潔感がありながら落ち着く空間をつくりだします。
心に働きかける効果も期待できますので、気持ちを切り替えたい時や心を落ち着けたい時には、自然と深い呼吸ができるでしょう。
また、香りのもつ荘厳で気品のある雰囲気を活かして、上質なアロマ空間を演出することもできます。実際に、多くの高級ホテルやカーディーラーなどでもおもてなしとして取り入れられており、日本らしい和の雰囲気から感じられる安心感がありながら、洗練された印象をもたらします。ご自宅でも、人が集まるシーンで香りを広げておくと、いつものお部屋がワンランク上に感じられるような空間でお客様を迎えることができます。



相性のいいオイル

ウッド系:サイプレス、ヒノキ、ティートリー、ユーカリ
シトラス系:レモン
ハーブ系:ラベンダー、マジョラム

木部から抽出されたウッドの香りや、ハーブの香りと一緒にブレンドすると、あたたかみのある印象に仕上げることができます。高野槇のすっきりとした印象を活かしたい時には、枝葉から抽出されるティートリやユーカリなどのシャープな香りと合わせるとユニセックスでかっこいい印象の香りに。



「高野槇」をブレンドした香り

JB03 高野槇

様々な木々の香りとブレンドすることで高野槇の香りのもつ個性を調和しながら、神聖な空気感が存分に楽しめるブレンドです。
原料:高野槇、ファーニードル、ホーウッド、ヒノキ、シダーウッドetc.


アロマソムリエ | ギンバイカの香りと効能・使い方

英名では「マートル」と呼ばれている「銀梅花(ギンバイカ)」は、純白で可憐な花が梅に似ていることから名付けられた、地中海沿岸地域が原産地の常緑低木です。イギリスでは、「祝いの木」として、ロイヤルウエディングブーケにも使われています。
日本では、30年ほど前、福岡県にて植木としての栽培が成功したことにより流通が開始され、福岡県の緑化木推奨樹種のひとつとなっています。



ギンバイカの基本情報

科名:フトモモ科
学名:Myrtus communis
抽出部位:枝葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地:オーストリア、モロッコ、チュニジア
主な芳香成分:6,6-ジメチル-2-メチレンビシクロ、1.8シネオール、リモネン、リナロール
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中



香りのもつ機能

ギンバイカの香りは、すっきりとしたシャープさとほんのり甘さのある香りです。抗不安、ストレス緩和作用、抗ウイルス作用などの効果が期待できるので、気持ちを落ち着かせたいときや、神経が高ぶって眠れないときに穏やかに寄り添ってくれる香りです。
同じフトモモ科のユーカリやティートリーと比べると、香りが穏やかで馴染みやすい香りのため、ユーカリやティートリーの爽快感が強く感じるという方でも使いやすい香りです。優れた成分を多く含んでいるため、古くから化粧品や石鹸の原料としても使われています。



使うシーンや季節

「祝いの木」として親しまれ、ロイヤルファミリーが愛した植物としても有名なギンバイカ。花言葉も「愛」や「愛のささやき」なので、幸福感やときめきを感じるを感じるような、祝福ムードにぴったりの香りです。また、香り自体は優しく爽やかな香りのため、ゆっくりしたいリラックスタイムにもおすすめの香りです。



相性のいいオイル

フローラル系:イランイラン、ネロリ
ハーブ系:ローズマリー、スペアミント
ウッド系:ユーカリ、サイプレス、ティートリー

優しい香りのギンバイカは、様々な香りと相性が良く、ブレンドによってさまざまな表現ができます。フローラルな香りとブレンドすれば、お祝いや祝福ムードを高める香りに、ウッド系の香りとブレンドすれば、森林浴をしているような爽やかな空間をつくりだすことができます。



「ギンバイカ」をブレンドした香り

ホリデーギフト 2024 瑞花 (ZUIKA)

上品でフローラルな印象の香りが、お祝いや祝福ムードを高めてくれます。
温かみも感じる香りのため、前向きで明るい気持ちにもなれる香りです。
原料:ギンバイカ, ネロリ, チュベローズ, 橙, アニス, etc.


アロマソムリエ | ウラジロモミの香り効能・使い方

「ウラジロモミ(裏白樅)」は葉の裏が白いことから名付けられた日本固有の常緑針葉樹です。また、ウラジロモミは古くから日本の文化と密接に関わりがあり、長野県の諏訪大社で約7年ごとに行われる「御柱祭」の「木落とし」にも使われる神聖な木として知られています。 クリスマスシーズンにはツリーやリースの素材としても親しまれています。成長すると絵本に描かれるような三角形の樹形になるため、クリスマスツリーとしてもよく使用されています。



ウラジロモミの基本情報

科名:マツ科
学名:Abies homolepis
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地:日本
主な芳香成分:α-ピネン、リモネン、酢酸ボルニル、カンフェン
香りのタイプ: ウッド
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中~強

日本ではクリスマスツリーに多く使われている日本原産の樹木で、葉の白さが光を受けて美しく見えることが特徴のウラジロモミ。香りは、針葉樹特有の爽やかさをもつ心地のよい森の香りです。葉を手で揉んだりこすったりすると、青々しさと、ほのかに甘みをもつ清涼感のある香りが漂います。



香りのもつ機能

ウラジロモミの香りは、森林浴をしているようなリラックス効果があり、心地よい清涼感で心身の緊張を和らげてくれます。フィトンチッドという天然成分が含まれており、穏やかな安らぎを与えると同時に、気分をリフレッシュさせてくれるのが特長です。 また、青々しく生命力を感じさせる香りで、抗菌作用などの効果が期待されています。清潔で爽やかな空気をもたらす香りが、心身ともに健康的な環境を作り出してくれるでしょう。



使うシーンや季節

ウラジロモミの精油は、冬の室内で空気をリフレッシュしたいときや、クリスマスシーズンのわくわくとした雰囲気にぴったりです。クリスマスツリーやリースとして飾ると、部屋中に穏やかな香りが広がり、まるで森のなかにいるような雰囲気にしてくれるのも魅力です。 また、入浴時に、アロマストーン使用して香りを楽しむのもおすすめ。浴槽のふちなどに置いたアロマストーンへ、数滴エッセンシャルオイルを垂らして湯気とともに柔らかく広がる香りでゆったりとした癒しの時間をお楽みください。
また、仕事や勉強の際に香りを取り入れることで、爽やかさが集中力を高めると同時に、安らぎをもたらし、気持ちの切り替えをスムーズにしてくれます。



相性のいいオイル

ハーブ系:ローズマリー、ラベンダー
シトラス系:レモン、柚子
ウッド系:ティートリー、ファーニードル

爽やかさと針葉樹ならではのパワーのあるウラジロモミの香りは、柑橘系の香りでは、爽やかな清涼感を持つすっきりめのオイルと合わせることがおすすめです。 また、ハーブ系のローズマリーやウッド系のティートリーとのブレンドは、穏やかさとともに澄み渡るようなグリーン調の香りとなり、より爽やかでクリーンな印象の空間を演出してくれます。



「ウラジロモミ」をブレンドした香り

ホリデーギフト 2024 常磐 (TOKIWA)

日本の伝統色である常磐色をイメージさせる、透明感や自然のぬくもりを感じられる香り。
原料:ウラジロモミ, 薩摩芳樟, サイプレス, ファーニードル, サンダルウッド, etc.


アロマソムリエ | クロモジの香りと効能・使い方

クロモジ(黒文字)は日本原産の植物で、岩手県以南の本州・四国・九州に自生するクスノキ科の低木です。
「黒文字」という少し変わった木の名の由来には諸説がありますが、枝の樹皮につく黒い模様が文字のように見えることからそう呼ばれるようになった説が有力のようです。
古くから楊枝の材料として重用され、現在でも、根元に皮を残した上品な楊枝は茶道の和菓子に添えられたり、高級料亭で使用されたりするなど、特別な時に活躍しています。



クロモジの基本情報

科名: クスノキ科
学名:Lindera umbellata Thunb.
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地:日本
主な芳香成分:リナロール、ゲラニオール、α-テルピネオール、酢酸ゲラニル
香りのタイプ: ウッド
香りの揮発性:ミドルノート~ベースノート
香りの印象:中~強程度

クロモジは、暮らしの身近にある良い香りの木として古くから日本人に親しまれてきました。小枝や葉を折るとよい香りを放つことから「疲れを癒す木」としても有名で、旅人は山歩きの合間にその香りで疲れを癒したそうです。
クロモジの香りはまさに疲れを癒してくれるような、落ち着きのある甘さが特徴的な木の香り。木の落ち着いた印象だけでなく、フローラル調の甘さを含んだ香りです。和精油らしい繊細な奥ゆかしさがありながらも、気品や華やかさを感じさせる大変上品な香りです。



香りのもつ機能

リラックス効果の高い成分が多く含まれており、気持ちを高揚させ、ほぐすようにしてストレスから開放してくれる香りです。日本の暮らしに昔からなじんでいる香りなので、日本人には特になつかしさや落ち着きを感じさせ、安心感を与えてくれます。
また、クロモジに特徴的な花のような華やかな香りの成分には、フローラル系の精油が持つようなホルモン調整の効果が期待でき、PMSや更年期などホルモンバランスの乱れから来る気持ちの浮き沈みを整えてくれます。
抗菌、免疫力を高める効果も優れているので、疲れを感じたときの風邪予防などにもおすすめです。



使うシーンや季節

クロモジは、和精油の中でも高級感や上品さを感じさせる香りです。穏やかなやさしい印象とともに、知性を感じさせる凛としたイメージも合わせ持った、和服をまとった美しく落ち着いたたたずまいの日本女性のような風情を感じさせます。
日本人の感性に合う香りなので、高価な香りではありますが、和室にほのかに香らせて使用することはもちろん、日ごろから疲れを感じた時に、ハンカチに1滴垂らしたり、眠る前に寝室に漂わせるなど、日常にもぜひ取り入れていただきたい香りです。
落ち着いた印象なので、秋から冬にかけてなど、気温が低い時期のほうがより、あたたかみが心地よく感じられます。希少価値が高く、精油は大変高価なため、他の香りとの組み合わせを楽しみながら、魅力を味わってみてください。



相性のいいオイル

ハーブ系:ラベンダー
シトラス系:ユズ、ベルガモット
ウッド系:ヒノキ、サンダルウッド、ホーウッド
フラワー系:ゼラニウム

日本らしい上品で繊細な華やかさのある木の香りなので、和精油同士の組み合わせは格別。ユズやヒノキなど清涼感がある和精油と組み合わせると、甘さとさわやかさのバランスが絶妙な、心地よい香りになります。
また、お香の原料「白檀」としても有名な、重厚な香りサンダルウッドと組み合わせれば、ゆったりと落ち着いた、日本らしい上品なウッドの香りに。また、同じクスノキ科の「ホーウッド」の香りと良く似ているので、その香りの魅力を堪能したいときには、比較的入手しやすく価格も手ごろなホーウッドとあわせるのも良いでしょう。



「クロモジ」をブレンドした香り

JD08 禅

少し背筋が伸びる心地よい静けさと、知性を感じる香り。心の扉を開き、落ち着きをもたらします。
原料:サイプレス、ヒノキ、クロモジ、ローズマリー、シダーウッドetc.

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City series 仙台(SENDAI)

木漏れ日が差し込む並木道を彷彿とさせるような、落ち着きのある木の香り。
原料:サンダルウッド、クロモジ、青森ひば、コリアンダー、柚子 etc.

アロマソムリエ | グレープフルーツの香りと効能・使い方

爽やかで甘酸っぱい、フルーティーな印象のグレープフルーツの香り。男女ともに人気のある香りで、オレンジに次いで、好まれやすく親しみやすい香りと言えるでしょう。
グレープフルーツという名前は、果実がブドウのように実がなることから、grape(グレープ)+fruit(フルーツ)と言われるようになったそうです。香りは果実そのもののようにフレッシュで爽やかで、心を明るくし、身体にも活力を与えます。



基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus paradisi
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主要産地:中国、台湾
主な芳香成分:リモネン、ミルセン、ヌートカトン
香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップノート
香りの印象:中~弱



香りのもつ機能

グレープフルーツの香りは、交感神経を刺激し、脂肪燃焼を促すため、脂肪燃焼の効果が期待できます。そのため、運動中などに嗅ぐ香りとしては最適です。ただし、一方では胃の調子を整えて食欲を増進する働きもありますので気を付けてください。



使うシーンや季節

甘すぎないすっきりとした爽やかさは、男性にも人気で、好き嫌いをあまり気にせずに使うことができる、万人受けする香りです。
朝の寝起きを快適にしたいときや、夏の暑い日を爽やかに過ごしたい時などに使うと、空間を明るくリフレッシュさせ、若々しく元気な印象を与えてくれます。
また、ブレンドする香りによっていろいろな表情を見せる香りなので、グレープフルーツの爽やかさの中に感じる独特の渋みをアクセントとして活用し、おしゃれな印象をつくりだすこともできます。
香りが作り出す雰囲気としては「爽やかな夏の海」。サーフィンをしている人、日光を浴びている人、いろいろな人々が和やかに楽しく過ごすようなイメージをつくりだすことができます。海や西海岸の雰囲気を感じさせるインテリアイメージのアパレルショップ店内や、フィットネスクラブなどでは、爽やかさを演出することができます。



相性のいいオイル

シトラス系:オレンジ、ライム
フローラル系:イランイラン、ゼラニウム
ハーブ系:ミント、ユーカリ

さまざまな香りと相性がよく、使い易い香りであまり失敗もしないので、いろいろなブレンドにチャレンジしていただきたい香りです。ブレンドの中にグレープフルーツを加えることで、なじみやすさや、爽やかで清々しい印象をもたらします。



「グレープフルーツ」をブレンドした香り

頭痛ーるアロマ デイリーケア

グレープフルーツにミントやユーカリがブレンドされた、明るく元気の出る香り。 ミルキーな印象のマジョラムもブレンドされているため、ほんのり優しさも感じることができます。
原料:グレープフルーツ, ペパーミント, マジョラム, ユーカリ, ローズマリー



B04グレープフルーツミント

爽やかなシトラスハーブの香りは清涼感があり、頭をクリアーにしてくれる香り。暑い夏の運動時や集中したい時に使われる方も多いです。
原料:グレープフルーツ、ペパーミント、スペアミント



バランシングマインド ピュアインスパイア

爽やかでフレッシュなグレープフルーツなどの柑橘とハーブの香りをブレンドし、みずみずしくクリアーな印象をもたらす、清潔感のある香り。性別や年齢を問わず親しみやすい雰囲気を持っています。
原料:グレープフルーツ、スペアミント、マジョラム、ライム、ユーカリ etc.


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