@aroma online shop

大葉として、香味野菜としてなじみが深い日本を代表する和のハーブ。
もともとは中国南部、ヒマラヤが原産地の一年生の植物で、日本には平安時代に伝わったと言われています。
豊富な有効成分を持ち、古くから食用、薬用として幅広く用いられてきました。優れた殺菌作用をもち、食中毒の人を回復させた「紫色の蘇る葉」として、その名前の由来となったと言われています。
紫蘇には様々な産地、種類がありますが、中でも北海道・上富良野町で育てられた「上富良野紫蘇」は、香りが豊かな青紫蘇として知られています。草丈は約30㎝から、背の高いものでは200㎝近くにまで成長します。
上富良野町は北海道のほぼ中心に位置し、周囲を十勝岳、夕張山地などの山々に囲まれた盆地で、日中や季節の寒暖差のある気候が特徴です。上富良野紫蘇は火山灰や河川由来の天然養分を含んだ大地と、澄み渡った空気の中で成長していきます。

上富良野紫蘇以外の紫蘇では、葉が赤く縮れている「チリメンジソ」などもエッセンシャルオイルの原料として使用されることがあります。

基本情報

科科名:シソ科
学名:Perilla frutescens Britton var. crispa Decaisne forma crispi-discolor Makino
抽出部位: 葉(茎)
抽出方法: 水蒸気蒸留法
主要産地: 北海道・上富良野 
主な芳香成分:ぺリラアルデヒド、リモネン、リナロール など
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:強



紫蘇の香りの特徴

食欲をそそる紫蘇の香り。紫蘇の葉そのものからは、爽やかさの中にほのかな甘さが感じられますが、香り成分を凝縮したエッセンシャルオイルになると、爽やかさに加えて、濃厚でジューシーな甘酸っぱい香りが広がります。
紫蘇特有のやわらかさと温かみのある甘さを持った香りは、どこか懐かしく、日本人にとって非常に馴染み深く、唯一無二の存在です。この紫蘇らしい香りのもととなっている芳香成分が、成分の半分以上を占めているぺリラアルデヒドです。この成分が、紫蘇に優れた抗菌作用や食欲を増進させる効果が期待できる理由となっています。



紫蘇の持つ機能

殺菌効果と豊かな香りで夏バテ予防
紫蘇特有の香りのもととなるぺリラアルデヒドには、高い抗菌・防腐作用が期待でき、昔から食中毒の予防として活用されてきました。さらに、消化を助けて食欲を促す働きもあるため、胃腸をすっきり整えてくれる効果も期待できます。
また、柑橘系の香りにも含まれるリモネンには、血行促進や代謝を高める作用に加え、気持ちを落ち着かせたり、リフレッシュさせてくれる働きもあります。
様々な効果効能が期待できる紫蘇は、日常の食事はもちろん、漢方でも生薬として使用されてきた、心と体にやさしい植物です。



紫蘇を使うシーンや季節

親しみのある和ハーブ。紫蘇特有の甘く爽やかな香りが、どこか懐かしく、安心できる空間を作り出します。

和を感じる、懐かしくて安心する居場所
和の雰囲気とどこか懐かしさを感じさせてくれる紫蘇の香りは、心がほっとするようなノスタルジックな空間づくりや和の演出にぴったりの香りです。畳の香りや風鈴の音を思い出すような、やさしく穏やかな香りが、現代の暮らしの中に静かな癒しをもたらしてくれます。
さわやかさと落ち着きをもたらす紫蘇の香りが広がる空間は、気持ちが整い、元気を取り戻し、前向きな気持ちへと導いてくれます。
よりノスタルジックな雰囲気を演出したい時には、和精油同士のブレンドがおすすめです。たとえば、ユズと組み合わせれば甘くやわらかな印象に、和ハッカとブレンドすれば、そよ風が通り抜けるような、清々しく軽やかな空間が広がります。日本の四季や文化を感じさせる香りの組み合わせで、深く心に響く「和の居場所」を演出してみてください。

リラックスからリフレッシュまで
紫蘇の香りは、リラックスとリフレッシュの両方を叶えてくれる香りです。
ひと息つきたいとき、気持ちを切り替えたいとき、あるいはなんとなく元気が出ないときなど、その時々の気分に合わせてやさしく働きかけてくれます。
穏やかな時間を過ごしたいときには、ラベンダーやホーウッドなどのやさしい香りとブレンドがおすすめです。緊張がほぐれ、深い安らぎをもたらしてくれます。
一方で、気分をすっきりとさせたい時には、プチグレンやミントなどのさっぱりとしたハーバル系と合わせることで、軽やかで爽快感のある香りに。
1日の始まりやリセットしたいタイミングなど、さまざまなシーンで活用いただける香りです。

初夏から夏にかけて、軽やかな気持ちに
フレッシュな爽やかさと優しい甘さをもつ紫蘇の香りは、嗅ぐだけで夏の訪れを感じさせてくれる、初夏から夏にかけての季節にぴったりです。
梅雨のじめじめとした時期には、紫蘇の清涼感あふれる香りが空間を軽やかな印象へと変え、猛暑が厳しい真夏には、その穏やかな香りがそっと寄り添いながら、心身のエネルギーをチャージしてくれるような感覚をもたらします。
疲れを感じたり食欲が落ちたりする夏バテの時期には、紫蘇のさっぱりとした香りを嗅ぐことで、気分がリフレッシュされ、疲労や食欲の回復をサポートしてくれます。



相性のいいオイル

シトラス系:ベルガモット、ユズ、レモン
フラワー系:ゼラニウム
ハーブ系:プチグレン、ラベンダー
ウッド系:サンダルウッド、ホーウッド

紫蘇のオイルは大変良く広がるため、ごく少量からブレンドするようにしましょう。紫蘇の持つやわらかい甘さや爽やかさが軽やかに心地よく広がります。
紫蘇の香りは個性的な香りのため、好き嫌いの分かれる香りでもあります。他の香りとブレンドすることで使いやすくなり、紫蘇の香り高さが程よくアクセントとなります。
ブレンドの相性としては、和精油や同じシソ科のラベンダーやハッカなどとの相性が良いです。
紫蘇と同じシソ科に属するラベンダーや和ハッカとのブレンドは、植物同士の親和性が高く、爽やかでやさしい印象の香りに仕上がります。
また、紫蘇の軽やかで抜け感のある香りは、ウッド系の落ち着いた香りと組み合わせることで、全体に深みとバランスが生まれ、より洗練された印象になります。



「紫蘇」をブレンドした香り

JD06 淡(AWA)

華やかなフローラルの香りとフレッシュなグレープフルーツが、咲きほころぶ春の花々を思わせる香りです。
紫蘇をブレンドすることで、満開の桜に包まれる日本の春の情景をやさしく表現しています。
成人式や春のお祝い、おもてなしのシーンに華やかさと品の良さを添えてくれる香りです。
原料:ジャスミン, イランイラン, シソ, ゼラニウム, グレープフルーツ


B05 ローズマリーシトラス

爽快で力強いローズマリーとみずみずしく爽やかなレモンの香りに、紫蘇のほのかな甘さが漂う、清々しいブレンドです。 シャープさの中にも、親しみやすさがあり、仕事や勉強など集中したい場面に寄り添い、やる気や集中力を引き出してくれます。
原料:ローズマリー, レモン, シソ