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アロマソムリエ | ホワイトサイプレスの香りと効能・使い方

ホワイトサイプレスは、オーストラリアの西側に位置するグレートディバイディング山脈内陸部を中心とする乾燥地帯に自生する常緑樹です。その物語は1億5000万年前のジュラ紀にまで遡ります。この周辺の雄大な森には、数百万のホワイトサイプレスの木や、ユーカリ、アカシアなどの木々が混在していますが、繁殖のきっかけは、この地に移り住んだ先住民が野焼きをしたことだといいます。ホワイトサイプレスという名前の「ホワイト」は、この葉っぱが白い色合いをしていることから名付けられました。
オーストラリアの先住民は、この樹木と強い結びつきがあり、材木を道具にしたり、夜間は、葉をキャンプファイヤーの中に入れ、蚊を追い払うのに使用したりしていました。現在でも、クイーンランドやニューサウスウェールズ州の政府の制御下のもとで管理され、白く美しい木肌をした木部は、住宅建材として活用されています。




ホワイトサイプレスの基本情報

主な成分:α-ピネン、リモネン、酢酸ボルニル
香りの機能:抗菌、消臭、精神安定
キーワード:森林浴、都会的、清々しい

ホワイトサイプレスは、ヒノキ科の植物ですが、日本人がイメージする和の雰囲気漂うヒノキのような香りではなく、モダンさと落ちつき、爽やかさをあわせもったウッディー系の香りです。
森林浴のような心地よさと、柑橘を想わせるような甘さとスパイシーさが融合し、ナチュラルな印象とともに、都会的でスマートな印象を与えます。香り立ちもおだやかなので、好みが分かれにくいのも特徴の一つです。香りを木部から抽出するブルーサイプレスは、ウッドらしい深みと奥行きが感じられますが、一方のホワイト・サイプレスは主に葉から抽出するため、風が吹き抜けるような軽やかさを感じることができます。原産地オーストラリアでも大変人気があり、気分が明るくなる香りとして親しまれています。




D01 アブソリュートブルー

性別問わず使いやすいおしゃれな香り。
モダンで都会的な印象のホワイトサイプレスの魅力が感じられるブレンド。
原料: ローズマリー、ホワイトサイプレス、パルマローザ、グレープフルーツ、ブルーサイプレスetc.


S05 メディテーション

ファンも多く、サプリメントエアーの中でも特に人気の香り。
清々しさの中に安定感を感じるブレンド。
原料:ホワイトサイプレス、クローブ、ロサリナ、ネロリナ、ユーカリetc.


P06 ハーモニー

ニュートラルな視点をもち、調和を促したい時におすすめの香り。
フローラル調をホワイトサイプレスでスマートに整えたブレンド。
原料:ラベンダー、ゼラニウム、ホワイトサイプレス、グレープフルーツ、サンダルウッドetc.


使うシーンや季節

ウッドの種類の中でも、軽やかな印象をもつホワイトサイプレスは、空間演出にとても適した香りです。香りの印象もクールすぎず、暖かすぎず、あらゆる季節で使うことができます。とくにおすすめなのは、暑さでさまざまなにおいが気になりだす夏の時期です。夏は、気温や湿度の上昇とともに、いろいろなにおい対策が必要となる季節です。ホワイトサイプレスとともに、同じく消臭機能をもつペパーミントや、ユーカリ・グロブルスなどを一緒に広げると、清涼感のあるクリアーな印象の空間で、心地よく過ごすことができます。カラーイメージも、若々しさや自然を表すグリーンや、明るいブルーを表現することから、爽快感あふれる空気感をつくりだしてくれます。

ホワイトサイプレスの香りは、どこかスパイシーで、スマートさをもっていることが特徴です。飾り気のない、色味をおさえたシンプルモダンな印象のインテリアスタイルによく合います。ウッドならではの落ち着きやソフトな甘さもありますが、クールな印象を持っていることから、空間で広げると都会的な雰囲気をつくりだしてくれます。シングルオイルの香りからも十分スマートな印象を感じられますが、クローブやブラックペッパーといったスパイスを効かせることで、より大人っぽい洗練された空気感を演出することができます。

オーストラリアの雄大な森から生まれたホワイトサイプレス。森林浴をしているようなすがすがしさと、現代的なクールさをもち合わせているので、日常生活のちょっとしたリフレッシュタイムから、非日常的な特別感のある空間まで、あらゆるシーンで活用しやすい香りです。香りに慣れていない方でも取り入れやすい印象ですので、アロマショップで見つけたら、ぜひチェックしてみてくださいね。

アロマソムリエ | おうちで作ろう モイストポプリ

ポプリというと、お皿などの容器や袋に入った花びらを想像される方も多いのではないかと思いますが、今回紹介するポプリは、天然塩をつかってつくる「モイストポプリ」。天然塩に植物の香りを移して、素材そのものの香りを楽しむディフューザーです。見た目にも華やかで、インテリアとしてお部屋に彩りを添えてくれます。 見ても香っても楽しいモイストポプリの魅力と、おうちで簡単にできるつくりかたやレシピについてご紹介します。

モイストポプリとは

ポプリとは、フランス語で「ごった煮」を表すpot-pourriに由来します。壺などの容器に、花びらやハーブ、スパイス、果物の皮などの芳香素材と香料を混ぜ入れしばらく熟成させ、香りを楽しむアイテム。その歴史は古く中世ヨーロッパにおいて室内香として使われていたことが伝えられています。 完全に乾燥した素材を使って作る英国風ドライポプリと、生乾きの素材を塩と混ぜて作る、フランス風のモイストポプリが知られています。一般的には、ドライポプリを目にする機会が多いと思いますが、モイストポプリは、精油抽出や保存技術が乏しかった時代に香りを楽しむために考えられた、知恵のひとつ。ドライポプリにはあまり向かない素材や、精油などが抽出しづらい素材などの香りを、長期間楽しめることも利点です。またデコレーション次第で、見た目にも可愛くおしゃれなオリジナルディフューザーをつくることも。それでは、さっそくモイストポプリの作り方をご紹介しましょう。

モイストポプリのつくりかた

<用意するもの>
・天然塩(粗塩)
・ガラス容器
・花やハーブ、果実の皮、スパイスなどの天然素材
・エッセンシャルオイル


作成手順

[STEP 1]
使用する花やハーブ、果実の皮などの素材を、新聞紙などの上に広げて、
1~1.5時間、乾きにくいものは半日ほど乾燥させます。
このとき、茎などはできるだけ取り除きましょう。素材は乾燥させすぎない生乾きの状態がベストです。

[STEP 2]
次に天然塩に、お好みのエッセンシャルオイルを混ぜ合わせます。容器の
大きさによって異なりますが、天然塩100gに対し、10~15滴ほどが適量です。

[STEP 3]
用意したガラス容器に、天然塩と乾燥させた素材を交互に、層をつくるように敷き詰めていきます。
スプーンやヘラなどを使ってなるべく層を、平らに整えるのがポイント。
容器のサイドから素材の層が楽しめるように、一層ずつ丁寧に上まで重ねていきましょう。
思うように層がうまく出ない場合は、ハーブやスパイスをたくさんに使って厚めに敷き詰めていくと、きれいな層をつくることができます。

[STEP 4]
容器の蓋をして、1か月ほど冷暗所でゆっくり香りを熟成させたら完成です。
香りを広げてたのしむ芳香浴と比較し、モイストポプリは素材を見た目からも楽しめるのが醍醐味のひとつ。
素材の色やかたちに注目して、自由に選んで組み合わせてみましょう。
色付きのロックソルトを使ったり、ドライの天然素材を使ってのアレンジもおすすめ。 ローズなどのお花のつぼみや、シナモンスティック、アニスなどかたちがユニークな素材を一番上の層にデコレーションするとおしゃれにまとまりますよ。



モイストポプリの楽しみ方


見た目にも可愛いモイストポプリは、インテリアとして飾っておくだけでも楽しめますが、時間が経つごとに熟成される香りの変化も魅力です。香りを楽しみたいときに、蓋をあけて体感してみましょう。 使用する素材にもよりますが、思ったよりしっかりと濃厚な香りを感じることができ、植物のもつ香りのちからに驚かされるかもしれません。 香りが弱くなったら、お好みのエッセンシャルオイルを垂らせば、自分だけのオリジナルディフューザーとして活用いただけます。香りを楽しんだあとは、混ぜ合わせてバスソルトとして楽しむ方法も。使用時は、不織布の袋やティーバックなどの中に入れてバスタブに入れましょう。



アロマ空間デザイナーのおすすめレシピ

使用する素材と関連するエッセンシャルオイルをうまく組み合わせることで、香りの世界を嗅覚だけでなく視覚からも 深く味わうことができます。 今回はアロマ空間デザイナーがモイストポプリをより楽しむためのおすすめの組み合わせをご紹介。 なりたい気分やシーンにあわせて、組み合わせを工夫してつくってみてくださいね。

清々しくさわやかなハーブの香りを楽しむ


使用シーン:目覚め、仕事や勉強、集中力を高めたいとき
素材:ローズマリー、レモン
エッセンシャルオイル:B05 ローズマリーシトラス

ジューシーな柑橘の香りで明るく穏やかな気分に


使用シーン:休憩時間、元気になりたいとき
素材:オレンジ、グレープフルーツ
エッセンシャルオイル:B01 オレンジグレープフルーツ


濃厚なお花の香りに包まれて、ラグジュアリーなひとときを


使用シーン:就寝前、リラックスタイム
素材:ジャスミン、ローズ
エッセンシャルオイル:S09 ウーマン

楽しみ方はいろいろ

旬の自然素材を使えば、ご自宅で季節の移ろいを感じることもできますし、お花の寿命の短い桜や金木犀などの香りを閉じ込めて長く楽しんだり、楽しみ方はいろいろです。ご家庭で過ごすおうち時間に手軽に作れるモイストポプリ。天然の素材をそのまま使うので、お子様と一緒に作れば香育にも役立つかもしれませんね。ぜひお試しください。



アロマソムリエ | ティートリーの香りと効能・使い方

オーストラリアの人々は、ティートリーを万能の木として古くから日常生活に取り入れてきました。発祥はニュ-サウスウェールズ州の北部沿岸。湖辺などの湿地帯を好みますが、夏の乾燥した土地でもしっかりと育つ、とても生命力の強い植物です。その力強さは香りでも感じることができ、すっきりとした中にも芯のある強さとほのかな甘さを持ち合わせています。
英語でtea treeと書くためお茶の木を連想しがちですが、いわゆる紅茶や日本茶で使われるお茶の木とは別物です。ティートリーという名前は、オーストラリア先住民のアボリジニがこの葉を煎じて飲んでいたことから名づけられたという俗説が伝えられています。


ティートリーの基本情報

主な成分:テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、1,8-シネオール
香りの機能:抗菌、抗ウイルス、認知症予防、頭脳明晰
キーワード:清涼感、硬質、芯のある力強さ

ティートリーの香りは、葉と葉が触れ合うだけでもしっかりと広がり、木の周辺は遠く離れていてもその香りが漂うといわれるほど。香りはすっきりとした針葉樹のような印象ですが、大地に根を張るような力強さと甘さもあわせ持ちます。
主要成分の「テルピネン-4-オール」とよばれる芳香成分がこの植物の香りを特徴づけており、強い抗菌作用をもたらします。秋から冬にかけて、ちょっと爽やかさが欲しい時にティートリーを使うと、空間をすっきりとさせながら程よい爽やかさを感じることができます。大地や豊かな自然を想わせる、earthy(アーシー)な香りの魅力を持っています。




B09 ラベンダーティートリー

仕事の合間のお昼休みにおすすめ。
ラベンダーと合わせたスッキリブレンド。
原料: ラベンダー、ティートリー、ユーカリ


C10 クリアーティートリー

空気がこもりがちな空間に。
穏やかでクリーンな空気をつくりあげるブレンド。
原料:ティートリー、ユーカリ、カモミール、クローブ、ラバンディン etc.


S03 スタディー&ワーク

勉強やお仕事など、集中したい時に。
気持ちが前向きになれるような爽やかブレンド。
原料:ローズマリー、ティートリー、レモン、ブルーサイプレス、スパイクラベンダー etc.


使うシーンや季節

季節を選びませんが、特に秋から冬にかけての体調管理が気になる季節には、ティートリーのフレッシュな香りと優れた抗菌作用を活かして、身近な生活空間やオフィス空間のクリーン対策に使ってみましょう。エアミストを作ってのお掃除や、消臭作用を活かしてシュークローゼットのある玄関やお化粧室での使用もおすすめです。

物事をポジティブに考えるサポートをしてくれたり、頭脳明晰作用も期待できると言われることから、集中力が必要となるお勉強タイムや読書を楽しみたい時にデスク周りで香らせるとよいでしょう。またお仕事中であれば、お昼休みを終えたあと、午後からもう一息頑張りたいなという時などに用いると、気持ちをシャキッと切り替えることができます。執務室やミーティングルームなどで取り入れると、集中力アップを図りながらコミュニケーションが弾むような演出ができます。

抗菌、抗ウイルス効果の期待できるティートリーの香りで、気分もリフレッシュしながら身の回りの空気をきれいに、安心できる空間に整えておきたいですね。

アロマソムリエ | レモングラスの香りと効能・使い方

レモングラスはレモンに似た香りで、非常にエネルギッシュな力を持つ香りです。肉や魚の臭み消しや、タイ料理のトムヤムクンなど、料理にも欠かせないレモングラス。また、アジアでは、古くから薬草として、胃腸の不調や感染症を治す目的でも使われていたようです。
最近ではすーっと爽やかな香りと、虫除け効果やデオドラント効果が期待され、幅広く使われるようになってきました。虫に嫌われている匂いですが、私たち人間にはとても好かれている注目度の高い香りです。鮮やかで元気な印象を持つレモングラスの香りは、太陽が出ている日中の時間帯に使いたくなる香りです。


レモングラスの基本情報

主な成分:シトラール、シトロネラール、ゲラニオール、リナロール
香りの機能:防虫、強壮、抗菌
キーワード:エネルギッシュ、鮮やか、アジアン

レモングラスの香りをかぐと夏が来たと思うようなパワフルさをもつ、夏を代表する香りです。数年前からか、レモングラスの虫除け効果に注目が集まり、虫除け剤やフレグランスやデオドラント剤として、様々な商品の香料として使われるようになってきました。
レモングラスは、成長の早い多年草の植物で、高い温度と太陽を好む植物で暑い地方で多く栽培されてきたこともあり、夏に愛されている植物なのかもしれません。
少し前は、ハーブティーや食材としてのハーブの印象が強い植物ですが、今ではスポーツの後、キャンプの時などに真っ先に名前が上がる香りにもなってきました。

そしてもう1つの魅力として、レモングラスは、落ち着きやリラクゼーションな雰囲気を作り出すことも得意です。アジアのホテルリゾートや高級なスパのように、バランスの良い上質で落ち着きのある雰囲気を作り出すのを得意とする香りでもあります。海外のホテルやスパで、オリエンタルな印象のこの香りに出会ったことがある方も多いことでしょう。ラグジュアリーなリラックス感をもたらし、心が落ち着く香りでもあります。




B17 レモングラスサンダルウッド

南国のような雰囲気のあるレモングラスやレモンの爽やかさの中に、エキゾチックなサンダルウッドの奥深さが感じられます。異国情緒たっぷりの香りです。
原料: レモングラス、サンダルウッド、レモン


P02 アップビート

スペアミントの清涼感の中に、レモングラスやローズマリーといったハーブの爽やかな香りが漂います。
原料:スペアミント、レモングラス、ローズマリー、ホーウッド、ユーカリレモン etc.


City series 渋谷(SHIBUYA)

オリエンタルな雰囲気のレモングラスを中心に、重く深みのあるブッダウッドやパチュリ、アクセントとしてコリアンダーがブレンドされた、渋谷の街を思わせるような洗練されたディープな香り。
原料:レモングラス、ブッダウッド、パチュリ、ゼラニウム、コリアンダー etc.


使うシーンや季節

レモングラスは、明るい黄色から黄緑色のカラーイメージを持っています。明るくエネルギッシュな香りで、春の生命の息吹を感じさせたり、夏の太陽を感じさせたりと非常にアクティブな印象を与えることのできる香りです。キャンプなどのアウトドアにはもちろん、お家の中では、お料理とも相性がいいキッチンや朝元気を出すために玄関でこの香りを嗅いでから出発するのもオススメです。

これから暑くなる季節にぜひ活用してみてください。心が穏やかに、気持ちが元気に明るくなれるパワフルな香りなので、レモングラスの香りから元気をもらって夏を乗り切りましょう。

アロマソムリエ | ラバンディンの香りと効能・使い方

ラバンディンとラベンダーの違いについて、知っていますか?ラベンダーといえばリラックスアロマを代表するアロマセラピーの中で、最もポピュラーな香りですが、ラバンディンはその代表的な品種のひとつなんです。ラバンディンは、真正ラベンダーと耐暑性の高いスパイクラベンダーの自然交雑によって生まれたハイブリット種です。この交雑は昆虫、とくにミツバチが花から花へと花粉を飛ばすことで生まれたものだといわれています。ラバンディンは気象条件や生育する土壌に対して強い適応力を持つためとても育てやすく、見た目も真正ラベンダーよりも大きく育ちます。ただし不稔性(ふねんせい)といって種子を自らつくることができないため、通常は挿し木によって増殖をおこないます。


ラバンディンの基本情報

主な成分:酢酸リナリル、リナロール、カンファー、ボルネオール 1,8-シネオール、テルピネン-4-オール
香りの機能:集中力アップ、鎮静、抗菌
キーワード:シャープ、クリアー、リフレッシュ


フローラル調の甘さと穏やかさを持つ真正ラベンダーの香りと比べ、ラバンディンはすっきりとシャープな香りで、全体的にクリアーな印象を持っています。 ともに酢酸リナリルとリナロールという成分を含む植物ですが、ラバンディンが真正ラベンダーと異なるのはカンファーと呼ばれる成分の量が圧倒的に多く含まれていて、やや樟脳のようなシャープなニュアンスを感じる点です。

また、ラバンディンはカンファーやボルネオールと呼ばれる成分を含むため、リフレッシュしたい時におすすめしたい香りです。一方のラベンダーは、安眠やリラックスといった目的で使用することが多いですので、夜の睡眠時にはラベンダー、日中の活動的な時間帯にはラバンディンと言われることもあるように、シーンや目的に応じて使い分けをおこなうとよいでしょう。

属名であるLavandulaの語源は、ラテン語の「lavo(洗う)」に由来します。古代ギリシャ・ローマでは真正ラベンダーを入浴剤や洗濯の香料として使用していたり、中世では傷を洗い清め、浄化したりするために使用していました。 ラバンディンに多く含まれるカンファーは神経が高ぶってしまったときなどに使うと興奮を抑え、心身の回復を促してくれます。その他免疫賦活や抗菌、抗真菌作用が期待できるため、空気環境の改善や感染症予防にもおすすめです。




C10 クリアーティートリー

空気が重たく感じる時などにすっきりとした香りが清潔な空気環境を作り出す。 ティートリーのクリーンな空気に包まれる、清潔感と心地よさをそなえた穏やかな香り。


使うシーンや季節

ラバンディンは頭をシャキっと覚醒させるような働きがあるため、就寝前よりも昼間の時間帯に使うのがおすすめです。抗菌作用をもつ香りの中では爽やかな印象の中にも穏やかな甘さを持つため、女性が集まりやすいフィットネスクラブやヨガスタジオなどのロッカールームや、パウダールームに適しています。ユーカリやラベンダーなどの香りとブレンドすると、空間はすっきりと清潔感を保ちながら、心にはリラックス作用をもたらしてくれます。

じめじめとした梅雨の季節には、多湿になりがちなバスルームやランドリー周りの空気環境ケアとしても使用できます。ご自宅でルームスプレーを作っておくといつでも手軽に使え、香りも瞬時に広がります。また免疫賦活作用も期待できるといわれていますので、感染症や風邪の流行が気になるときや、常にクリーンな環境が求められるクリニックの待合室などにも取り入れていただきたい香りです。似たような作用を持つティートリーとブレンドし、相乗効果を高めるといった使い方もおすすめです。すっきりとした爽やかさと、ほのかに香るフローラルの印象を併せ持つラバンディンの香りで、心身をリフレッシュしながら清潔感のある空間を楽しんでみてくださいね。

アロマソムリエ | レモンの香りと効能・使い方

食卓でおなじみのフレッシュな果実、レモン。その主要産地はメキシコやスペインなど、南米や地中海沿岸が主流ですが、原産国はインド北東部と言われています。ヨーロッパに伝わったのは11~13世紀。十字軍の遠征がきっかけとなり、レモンを日常生活の中に取り入れる習慣が伝播しました。ビタミンCを含むレモンは長い航海において不可欠であり、大航海時代には乗組員に対し、積極的にレモンやオレンジなどを摂取させたと伝えられています。レモンの殺菌効果は古くから認められ、食中毒の防止や感染症予防などに役立てられてきました。


レモンの基本情報

主な成分:リモネン、β-ピネン、γ-テルピネン
香りの機能:抗菌、消化促進、強壮
キーワード:フレッシュ、爽やか、清潔感

オレンジなどの柑橘と並んで、食卓に彩りを添えてくれる食材、レモン。その果汁は、想像しただけで思わず唾液がじわりと出てくるような、弾けんばかりの酸味が私たちの食欲を刺激します。一方、レモンのエッセンシャルオイルの香りとなると、爽やかさはあるものの果汁ほどのすっぱい酸味はなく、フレッシュさと同時にマイルドな甘さすら感じることができます。
レモンそのものの酸味が苦手という方でも、アロマセラピーで使用されるレモンの香りであれば、比較的酸味も優しいので嗅ぎやすく、ほどよい清涼感とナチュラルな印象を楽しんでいただけるのではないでしょうか。
すっきりとした透明感と清潔感のあるレモンの香りは、瑞々しさや若々しさといった爽やかなイメージがあり、香りもカジュアルであることから、多くの方に親しんでいただきやすい香りです。




B03 シトラスライム

ポップで爽やかなシトラスの香りが、明るい雰囲気を演出。
ジューシーな果汁感たっぷりのブレンド。
原料: レモン、ライム、グレープフルーツ


B05 ローズマリーシトラス

一日の始まりや、集中力を高めたい時に。
シャキッとお目覚めブレンド。
原料:ローズマリー、レモン、シソ


C01 クリーンシトラス

お部屋の空気をリフレッシュさせたい時に。
レモンのフレッシュさを生かしたクリアーなブレンド。
原料: ユーカリグロブルス、ユーカリラディアタ、レモンタイム、レモン


使うシーンや季節

親しみやすく身近な存在であるレモンの香り。そのカラーイメージは、まさにレモンイエローとよばれるような薄い黄色~黄色を表し、春から夏にかけてのさんさんと降り注ぐ太陽の日差しや、まばゆい輝きといった活動的なイメージの季節に合う香りです。

インテリアとしては、軽快で元気が出るような明るい印象があることから、ポップでナチュラルな雰囲気によく合い、日常的な空間で活用しやすい香りです。
レモンの主成分であるリモネンにはリラックス作用もありますが、どちらかというと香りの印象もすっきりとして爽やかなので、一日の中では朝から昼にかけて使うのがおすすめです。たとえば、朝一番の起床時にアロマストーンに数滴オイルを垂らしたり、エアミストを吹きかけたりすると、フレッシュな気持ちで一日をスタートできます。
お仕事や学習の合間に活用すると、脳を活性化する働きにより集中力を高めたり、作業効率アップが期待できたりします。

機能性に優れながらナチュラルな印象をもつレモンの香りは、お子さまからご年配の方まで、幅広い方に親しんでいただきやすく、私たちの日常生活にも取り入れやすい香りの一つです。
ぜひ気軽な気持ちで、生活の中にも取り入れてみてください。

アロマソムリエ | 梅雨時期の生活に涼アロマ

鮮やかな新緑や彩り豊かな紫陽花が咲き、雨が見せてくれるしっとりと美しい景色に風情を感じますね。日本の四季を楽しみながら過ごすためにも、気温や湿度といった外部環境に合わせて適切な香りを選び、心と身体のケアをしっかりできるとよいですね。まだマスクも完全には手放せず湿度の高い梅雨時期は特につらいかもしれませんが、清涼感のあるスッキリ爽やかなアロマを使って、明るく梅雨時期の生活を乗り切りましょう。

涼を感じるアロマとは?

天然のアロマにはさまざまな機能があり、香りを嗅ぐことで清々しさを感じたり、こもりがちな空気をクリアーに整えてくれます。とくに梅雨時期におすすめの香りをご紹介していきますね。


代表的なシングルオイル3選

■ペパーミント
すーっとした清涼感のある清々しい香りは、心地良い刺激をもたらし、身の周りの空間をクリアーにしてくれます。ペパーミントに含まれるメントールという成分は、私たちの体の表面にある冷感受容体を刺激して体感温度を下げ、涼しく感じさせてくれます。ハーブのシャープで尖った印象が苦手な方でも、ほのかに甘みのある香りは子供~大人まで馴染みやすく、ご自身で香りをブレンドされる方にもおすすめです。

■グレープフルーツ
親しみやすく爽やかな香りは、空間を明るくリフレッシュしたい時や、若々しく元気な印象にしたい時におすすめです。柑橘系の香りは湿気や気温が高いと少し重く感じてしまう場合もありますが、グレープフルーツは甘すぎずすっきりとしているので、梅雨時期にも使いやすく、気持ちを切り替え、活力をあたえてくれますよ。ペパーミントやスペアミントの香りとのブレンドで、爽快でクールな印象に。性別を問わず人気の香りです。

■ユーカリ
吹き抜ける風のように、クールで透明感のある香りは、湿気でジメジメとした印象をクリアーにしてくれます。ブレンドした時に少しこもった感じや重みが出てしまった香りにユーカリを加えると、主張しすぎることなく香りを軽くし、質感の良い空間をつくり出します。抗菌・抗ウイルス効果が期待できるだけでなく、消臭効果もあるため、雨による生乾き臭対策にもいかがでしょうか。


おすすめのブレンドレシピ

香りはブレンドすることによって嗅ぎやすくなったり、いろいろな植物がもつ機能が組み合わさることで機能性が向上します。ジメジメが気になる梅雨時期には、ハンカチやティッシュなど手元のアイテムにブレンドオイルを1~2滴垂らして心地よく過ごしましょう。
*オイルの色が濃い場合はシミになることもありますので、ご注意ください。


朝一番にスッキリ爽やかなアロマブレンド

■湿度で沈みがちな気分をクリアーに
シトラスの香りでも特に爽やかなグレープフルーツに、甘さと清涼感を持ったペパーミントを加えて、一日の始まりを爽快な気分に。
爽やかな印象だけでなく、アクセントにホワイトサイプレスを加えると落ち着きと個性がプラスされ、香りに深みが出ます。ユーカリを加えることで香りの広がり方を良くし、透明感が出ますので、朝一番にぴったりの香りブレンドです。

<ブレンドレシピ>
グレープフルーツ 5
ペパーミント   2
サイプレス    2
ユーカリ     1
※数字はブレンドの割合(比率)です。滴またはmlなど使用方法にあわせてお使いください。

■おすすめの使い方
使用済みの保冷剤の中身を解凍して取り出し、器に乗せます。
アロマを3~5滴らし、シューズクローゼットに入れれば、天然の消臭剤としてご使用いただけます。
朝一番、いい気分で出勤・通学したいときにおすすめです。

ランチ後にやる気スイッチオンのアロマブレンド

■食後で眠くなりがちな午後に活力を
ベースのサイプレスとペパーミントは消臭効果が期待できるので、食後にご飯の匂いが籠るのが嫌な人にはおすすめです。食後の満腹感による眠気も、アクセントのローズマリーが気持ちをシャキッと覚醒してくれます。ラベンダーを入れることで、ストレスの緩和にもつながるので、仕事からくるイライラやストレスを抑制したい人にもぴったりの香りブレンドです。

<ブレンドレシピ>
サイプレス    4
ペパーミント   2
ローズマリー   1
ラベンダー    3
※数字はブレンドの割合(比率)です。滴またはmlなど使用方法にあわせてお使いください。

■おすすめの使い方
夏は扇子やうちわを使用する方も多いのではないでしょうか?
アロマを数滴たらして扇ぐことで、首元を爽やかな印象にしてくれますよ。ハンカチーフや布タオルに垂らして使用するだけでも、午後からの仕事にエネルギーを与えてくれること間違いなし!
*白色の布製品は、オイルによっては色が付着することがありますのでご注意くださいね。

お子様に親しみと落ち着きのアロマブレンド

■老若男女問わず好まれる香りでリラックスタイムに
オレンジ・カモミールがベースの香りは、明るく気持ちを前向きにしてくれます。オレンジは言わずもがな親しみのある甘いシトラスの香りですが、カモミールは、母の香りともいわれる位、落ち着いた印象をもつ香りなので、子供にも使いやすい香りです。湿気で重くなりがちな甘さのある香りも、グレープフルーツとペパーミントを加えることで、全体的に清涼感がプラスされ、引き締まった印象にしてくれます。

<ブレンドレシピ>
オレンジ     5
カモミール    1
グレープフルーツ 2
ペパーミント   2
※数字はブレンドの割合(比率)です。滴またはmlなど使用方法にあわせてお使いください。

■おすすめの使い方
子供部屋などで使用する際には、火や熱を使わない木やストーンのような自然蒸散タイプのディフューザーがおすすめです。安心安全にご使用いただける上、親しみのあるシトラス系の香りは、ゆったりと心を落ち着かせてくれます。

プロがブレンドした香り

S03 スタディー&ワーク


ローズマリーにハーブやレモンを加え、すっきりとした頭で物事に集中できる香り
原料:ローズマリー、ティートリー、レモン、ブルーサイプレス、スパイクラベンダーetc.



C05 クールフィール


体感的な涼しさをもたらす、ミントをメインにした清涼感あふれる香り
原料:ペパーミント、スペアミント、ユーカリ、プチグレン



JD01 清(SEI)


果てしなく透き通った質感の中に、心地よい静けさと清涼感を覚える香り
原料:ブルーサイプレス、アニス、ユーカリ、レモン、ライムetc.

アロマソムリエ | パルマローザの香りと効能・使い方

パルマローザはイネ科の多年草で、レモングラスやシトロネラの仲間にあたり、背丈はおよそ1m~3m位まで成長します。インドやパキスタンといった熱帯地方が原産とされ、インド伝承医学のアーユルヴェーダでは、発熱や感染症の治療薬として古くから珍重されてきました。
パルマローザは、葉の部分が手のひら状(palm)に分裂した形をしていること、さらに香りがバラに似ていることからこの名が付けられたとされています。実際にこの植物のフローラルな芳香を活かして、石鹸や香水、タバコの原料など、あらゆる面でパルマローザの香りが使われています。


パルマローザの基本情報

主な成分:ゲラニオール、酢酸ゲラニル、リナロール
香りの機能:抗ストレス、鎮静
キーワード:華やか、爽やか、温かさ

別名、インディアンゼラニウムと呼ばれるほど、パルマローザの香りはローズやゼラニウムに似たようなあたたかみのある華やかさと、草っぽいハーバルな印象をあわせ持ちます。同じイネ科の中でも、レモングラスの香りはすっきり爽やかな印象がありますが、パルマローザの葉にはローズやゼラニウムと同じ成分が含まれるため、お花のような甘い香りがするのです。一方で、ハーバルならではの青々しさや、熱帯地方を想わせるような力強さやシトラスのニュアンスを感じることができ、爽やかさの中に華やかさと落ち着きのある印象を憶えます。




D01 アブソリュートブルー

ウッドやハーブの中に、紅一点。ほのかに香るパルマローザが、品の良さを醸し出します。
クールさと華やかさの融合ブレンド。
原料: ローズマリー、サイプレス、パルマローザ、グレープフルーツ、ブルーサイプレスetc.


D07 スタイリッシュグラマー

いきいきとした色香の奥にエスプリがきらめく。
鮮やかなフローラルにスパイスがきいたスタイリッシュなブレンド。
原料:イランイラン、ゼラニウム、パルマローザ、ジンジャー、ライムetc.


JD04 艶

鮮やかな表情の内に、さり気なく情熱を秘めた香り。
軽やかな甘さが香りに艶やかな色気を感じるブレンド。
原料: ネロリ、イランイラン、パルマローザ、ヒノキ、グレープフルーツetc.


使うシーンや季節

イネ科のパルマローザは、ハーブの仲間になりますが、香りはローズやゼラニウムを想わせるような華やかさや甘さがあることから、アロマ空間デザインではエレガントでクラシックな雰囲気のインテリア空間でよく用いられます。

具体的には、パルマローザは品格のある印象をもたらすことから、ワンランク上のおもてなしを心がけるホテルロビーや、特別な一日を過ごすブライダル、パーティーシーンでの演出に向いています。特にブライダルやパーティーでは、パルマローザの香りが落ち着いた大人のムード漂う演出をサポートしてくれるので、午後から夜にかけて、しっとりと上品な時間を過ごすようなシーンにもぴったりです。

また、パルマローザのカラーイメージは、薄いイエローからオレンジ、ピンクなどあたたかみのあるカラーを表します。身に纏うドレスや空間のインテリア、ファブリックなどのカラーと、香りのもつカラーイメージを合わせてコーディネートすると、より一層空間全体が華やぎ、印象アップにも繋がることでしょう。

アロマソムリエ | プチグレンの香りと効能・使い方

プチグレンは、インド原産の柑橘であるビターオレンジの葉や枝から採れる爽やかな香りです。この植物は、香りを採る部位によって呼び名が変わるのが特徴で、果実からはビターオレンジ、お花からはネロリ(またはオレンジフラワー)、そして枝葉からはプチグレンという精油が採られます。
さてこのビターオレンジ、日本では橙(ダイダイ)という名前で知られています。お正月のしめ飾りや鏡餅に使われている柑橘、と言うとピンとくるかもしれませんが、これには「代々(ダイダイ)子孫が繁栄するように」との願いが込められており、縁起のよい果実として古くから親しまれています。


プチグレンの基本情報

主な成分:酢酸リナリル、リナロール、α-テルピネオール
香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
キーワード:フレッシュ、グリーン調、ビター

グリーン調の青々しいハーバルの中に、ほのかに甘さやビターな大人っぽさを感じる香りです。プチグレンには、ネロリのトップノートで感じるフルーティーな香り成分が含まれるため、どこかネロリの要素も感じられ、フレッシュさとともに心が落ち着くようなやさしいフローラルな雰囲気も持っています。また、ユニセックスな香りとして男性にも親しんでいただきやすく、男性用の香粧品に使われることもあります。空間演出ではモダンなイメージを表現することができ、ブレンドに少量使用することで、センスのよいおしゃれな雰囲気を楽しむことができます。

香りの成分としてはビターオレンジやネロリと同じ成分も含まれるため、抗ストレスや鎮静作用が期待できます。また、自律神経を整えることから、精神的なストレスが原因でおこる消化器系のトラブルや、身体の免疫力アップに役立つといわれている香りです。
プチグレンは抗菌作用もあわせ持っています。アロマディフューザーで香りを広げると、空気をすっきりと整えながら、気持ちも穏やかにリラックスできるような空間を演出できます。


B20ジュニパーシダー

静かなウッド調の香りの中に、プチグレンが瑞々しさを添える。
幻想的な世界観を味わえる個性派ブレンド。
原料: ジュニパー、シダーウッド、プチグレン


D04 グルーヴィーフォレスト

プチグレンのモダンなニュアンスが光る、デザイン性の高いウッドの香り。
性別を問わず使える大人なブレンド。
原料:ファーニードル、サイプレス、フランキンセンス、グレープフルーツ、プチグレンetc.


P05 クリエイティブ

創造的なイメージを高めたい時に気持ちを目覚めさせる、クリアーなハーブ系の香り。
独創的でビターなアクセントがきいているおしゃれなブレンド。
原料: ユーカリ、マジョラム、スパイクラベンダー、ライム、プチグレンetc.


使うシーンや季節

プチグレンは、グリーン調のしっかりとした芯のある香りで、空間に若々しさや明るい印象をもたらします。香りはすっきりとしているものの、どこか穏やかさやほのかなフルーティーさも感じられるため、ペパーミントやローズマリーにはないグリーンのイメージを表現できます。
また、鎮静や安眠といった作用が期待できながら、香り自体は爽やかでユニセックスな印象ですので、普段あまりアロマに親しみのない男性や、同じリラックス系の香りでもラベンダーのような甘さや重さのある香りが苦手という方にも使いやすい香りではないでしょうか。ゆったりとくつろぎたい休日や、お休み前のリラックスタイムをより充実させてくれる香りです。

一方で、モダンで洗練された、攻めのニュアンスが出せるのもプチグレンの特徴。おしゃれなオフィスエントランス、アパレルショップなど、インテリアデザインやコンセプトにこだわった空間をさらにセンスアップしてくれるような、個性的な演出要素をもち合わせます。自然体でありながら、独特な世界観を表現できる、柔軟性のある香りと言えます。

プチグレンは、シングルオイル単体でも香りにデザイン性が感じられるような完成された印象がありますが、使い方次第で様々な表現ができる香りです。ぜひその奥深さや表情の変化を楽しんでみてください。

アロマソムリエ | ローズマリーの香りと効能・使い方

ローズマリーは地中海沿岸を原産とする常緑低木。語源は、ラテン語の「海のしずく」(ros marinus)に由来します。
小さな青色の花が咲く様子が、海の波のしずくのように見えることからそのような名前がついたといわれます。また、一説には、聖母マリアがこの花を青いマントで染めたという逸話から、「マリア様のバラ」とも呼ばれます。


ローズマリーの基本情報

主な成分:1,8-シネオール、α-ピネン、カンファ―
香りの機能:頭脳明晰、抗菌、強壮、防虫、消臭
キーワード:シャープ、リフレッシュ、集中

生い茂る青々とした若草や若葉のような、グリーンを感じる香りは、目が覚めるようなクリアーな印象とともに、フレッシュなみずみずしさを感じさせます。この爽快で清々しい香りは、成分に含まれるカンファーや1,8-シネオールによるものです。その爽快感は数あるハーブの中でもトップクラス。生命力の強さをイメージさせるような、芯のとおった力強さのある香りです。

効果効能に優れ、ギリシャやローマなどで聖なる植物としてあがめられたり、脳を活性化させるとしてローズマリーの冠をつけて勉学に励んだり、長く愛され、活用されている植物です。
古くから伝わる有名な逸話では、14世紀、高齢のハンガリーの王妃エリザベート1世が、ローズマリーを主成分とした「ハンガリアンウォーター」を化粧水として用いたところ、健康と若さを取り戻し隣国の王子からプロポーズを受けたというお話があります。このことから、ローズマリーは若返りのハーブとしても知られています。このように、歴史的にも有名な逸話が多く残る香りのひとつです。

また、ローズマリーの種小名である「officinalis」は、「薬用」のという意味を持ちます。アロマセラピーのみならず、メディカルハーブとして、また料理においては肉の臭み消しや香りづけ、香水や化粧品の香りとして等、世界中でさまざまに用いられてきました。現代でも、集中力や記憶力を高める香りとして、仕事や勉強のシーンにも効果的に取り入れられているシャープでナチュラルな香りです。


B05ローズマリーシトラス

みずみずしくシャープで、目覚めるような香り。
朝一番はもちろん、ぼんやりしがちなランチ後にも。
原料: ローズマリー、レモン、シソ


D01 アブソリュートブルー

都市のライフスタイルをイメージした、モダンなニュアンスが織り成す香り。
スタイリッシュな印象なので、男性やビジネスシーンにもおすすめ。
原料: ローズマリー、サイプレス、パルマローザ、グレープフルーツ、ブルーサイプレスetc.


S03 スタディー&ワーク

ローズマリーにハーブやレモンを加え、スッキリとした頭で物事に集中できる香り。
お勉強やお仕事を頑張る方をサポートしてくれるような香りです。
原料: ローズマリー、ティートリー、レモン、ブルーサイプレス、スパイクラベンダーetc.


使うシーンや季節

ローズマリーは、朝から昼にかけての使用がおすすめ。オフィスや書斎などで集中力を高めて作業に取り掛かりたいときには最適な香りです。爽やかなシトラスの香りとブレンドすれば、気分もリフレッシュしながらやる気もアップ。シャキッと背筋が伸び、目が覚めるような爽やかな香りが活動をサポートしてくれます。
1年を通じて広く活用できる香りですが、ローズマリーの香りがもつイメージや雰囲気から捉えると、春から初夏の季節がおすすめです。若葉の緑を感じる爽やかな季節には、ローズマリーのみずみずしいグリーン調のイメージはぴったり。新しい生命の誕生を感じる季節の訪れに、ローズマリーの香りで空間を演出すれば、心身ともに健やかな毎日を過ごすことができるでしょう。

アロマソムリエ | 母の日にプレゼントしたい香り5選

母の日は、日ごろお世話をしてくれるお母さんをいたわり、感謝の気持ちを伝える日。
日本では大正時代にはじまり、当時は皇后誕生日である3月6日に祝っていたようです。
5月の第2日曜日に祝う風習は、アメリカから戦後に伝わり定着し、今ではカーネーションとともにプレゼントを贈る習慣が人々の中で広く伝わっていますね。
お花とともに、お母さんに贈ると喜んでもらえるのが「香り」のプレゼント。
特に天然のエッセンシャルオイルは、日ごろの疲れをリセットしてくれる効果・効能がある香りも。
感謝の気持ちが伝わる、お母さんへのプレゼントにぴったりの香りを5種類ご紹介します。

華やかで社交的なお母さんに <ローズ・アブソリュート>

フェミニンで華やかな、幸福感をもたらすフローラルの香り

香りの機能:抗ストレス、鎮静、気分高揚、ホルモン分泌調整
おすすめの場所、シーン:寝室、リラックスタイム、パーティ

香り高く高貴なローズは、古代ギリシャやエジプトの時代の紀元前から、クレオパトラをはじめとする歴史上の人物からも特別に愛された香り。
女性用の香水には、9割方入っているとも言われるほど、現代でも広く愛されている香りです。
とても貴重で贅沢なオイルで、その貴重さは、50本のバラの花びらを集めてやっと1滴のローズの精油が抽出できる、という事実からもうかがえます。
寝室はもちろん、パーティなどの特別な時間を盛り上げる香りでもあります。

▼ローズがブレンドされたオイル

お仕事をがんばっているお母さんに <ホーウッド>

甘く柔らかな、落ち着いたウッドの香り

香りの機能:鎮静、抗ストレス、強壮
おすすめの場所、シーン:リビング、寝室、リラックスタイム

ホーウッドは、フローラルのやわらかく甘い香りにウッディな雰囲気をあわせたような香りで、やわらかく包まれるようなやさしさが、心地よい空間を作り出します。
ストレスを緩和してくれるので、疲れた時におすすめ。
リビングや寝室などに使うとくつろぎの印象をもたらします。
日ごろ忙しくなかなかひとりの時間を持てないお母さんに、おつかれさまの気持ちをこめて贈りたい香りです。


▼ホーウッドがブレンドされたオイル


小さいお子さまのいるお母さんに <カモミール・ローマン>


やさしくかわいらしい、清楚なフローラルの香り


香りの機能:安眠、鎮静、抗ストレス
おすすめの場所、シーン:寝室、子ども部屋、リラックスタイム

白い花が可憐でかわいらしいカモミール・ローマンは、香りもかわいらしくフルーティなりんごのような香り。
安全性が高く子どもにも安心して使用できることから、「母なる精油」とも呼ばれ、ホームケアにも使いやすいので、一家に1本備えておいていただきたい香りでもあります。
安眠効果が期待できるので、子ども部屋で小さいお子さまと一緒に香りを楽しみながら、眠る前のくつろぎの時間を過ごしてもらいましょう。


▼カモミール・ローマンがブレンドされたオイル




ほがらかで上品なお母さんに <ベルガモット>

気品と落ち着きのある洗練されたシトラスの香り

香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
おすすめの場所、シーン:寝室、子ども部屋、リラックスタイム

明るさの中に上品な落ち着きを備えたベルガモットの香りは、紅茶の「アールグレイ」の香り付けでも有名な柑橘の香り。 明るくさわやかな柑橘系の香りの中では、最も上品さや落ち着きを感じさせるので、 いつも明るく元気だけれど、落ち着きや上品なやさしさを持った大人の女性の魅力を持ったお母さんにぴったりです。 日中、一息つきたいときに、リビングでゆったりと香らせ、ティータイムを楽しめば、家族のコミュニケーションも弾み、感謝の気持ちも自然に伝えられるでしょう。



▼ベルガモットがブレンドされたオイル



気配り上手なお母さんに <ラベンダー>

穏やかで心地よいフローラルハーブの香り

香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
おすすめの場所、シーン:寝室、子ども部屋、リラックスタイム

万能オイルといわれるラベンダーは、清潔感のあるフローラルハーブの香りです。 鎮静、抗菌、安眠などさまざまな機能を持っている中でも、特に緊張をほぐしてリラックスしたい時におすすめで、 頭や神経の疲れをとってくれるといわれています。 いつも周りの人に気を配っている面倒見の良いお母さんに贈れば、お休み前の数分など短い時間でも、ラベンダーの香りを感じることでリラックスしてもらえます。



▼ラベンダーがブレンドされたオイル


アロマソムリエ | 多くの企業が注目する「香りマーケティング」とは?

近年多くの企業が「香り」に注目しています。香りに対するとらえ方や、香りの活用について考えていきます。
個人が香りを楽しむ市場は?また、パブリックな空間での香り演出の市場は?など、様々な角度からアロマ市場をみていきます。

アロマ市場の拡大

香りの市場は近年広がりを見せています。この拡大の背景には、「天然」の香りを好む方が増えてきていることが考えられます。これは香水を好む文化と言われている海外の国々でも言える傾向となってきています。天然香料を使ったアロマグッズの需要が高まってきたため、香料の原料となる植物の生産へとシフトする農家も増えているとのこと。世界規模で天然香料の生産事情は変化してきているのです。

化粧品やヘアケア用品はもちろんですが、食料品業界でも「天然」というキーワードにこだわるナチュラル志向が高まってきているように思います。
確かに、例えばオレンジジュースを飲むとき、果汁100%かどうかを気にしたことはありますか?果汁が100%ではないオレンジジュースは、清涼飲料水と表記されていることもあります。つまり厳密にはジュースではないんです。濃さや飲みやすさなどの好みがありますが、飲み比べると、その果汁感は全く違います。

アロマ市場全体のなかで、多くを占めているのは「精油配合製品等市場」と言われる、天然の精油を配合した化粧品、入浴剤、衣類洗剤、芳香剤などの日用品の市場であることからも、一般の方の香りへの興味、手軽に生活に取り入れられる、楽しめるアロマグッズが求められていることがわかります。より簡単に生活の中で香りを楽しみたいというニーズを背景に、アロマ市場は拡大しているのです。

今後も、さまざまなシーンや場所に合わせて好きな香りを選んだり、目的や用途に合わせて適切な香りを楽しんだりする傾向が、ますます定着していくのではないでしょうか。



アロマ空間デザインの市場も活況

香りを公共空間で楽しむ「アロマ空間サービス」は着実に広がってきています。商業施設、企業オフィスやショールームなど、様々な業種・業態で拡大しており、今後もさらなる市場拡大が期待できます。



全国2,000箇所以上にものぼるアロマ空間

多くの企業や商業施設が、アロマを空間に取り入れ、有効な活用をはじめています。いわゆる「香りマーケティング」と言われ、様々な場所での導入が進んでいます。
現在、日本で「アロマ空間デザイン」を取り入れている施設は、全国2,000箇所以上にものぼります。ホテル、オフィス、商業施設、パーキングエリア、ショールーム、医療・介護施設、ショップなど、多くの企業が香り演出の効果を感じ、継続した活用をされています。

では、なぜ企業は「香りを活用したい」と思ったのでしょうか?
先進的な取り組みとして、新たなものを取り入れるという企業としての考えはもちろんですが、その答えは、天然の香りのもつチカラにあります。香りのもつチカラは非常に多彩で、可能性は無限に広がっているのです。西洋では長い歴史を持つアロマセラピーに証明されるように、アロマ空間デザインで使用する100%天然のエッセンシャルオイルの香りにも、天然由来成分ならではかける働きがあります。大きくは3つあります。



〇香りは五感の中で唯一、ダイレクトに感情に働きかける

〇香りは体験と結び付けて記憶する力がある

〇香りは心身に働きかける力がある



香りを導入することの目的、得られる効果やメリットは、業種・企業によって異なりますが、多くの場合は、香りがダイレクトに感情や心身に働きかける力、体験と結びつけて記憶する力を利用したもので、①企業ブランディング ②販促マーケティング ③顧客コミュニケーションの実現のためなのです。


天然アロマは、心地よく穏やかに香るだけではなく、私たちの感覚に働きかけます。だからこそ、私たちは、アロマを演出している商業施設やショップに行くと、香りが商品と一体となったように感じ、こころには自然とブランドイメージが刷り込まれています。また、アロマを演出している上質なホテル空間を訪れれば、ブランドのおもてなしの心を、五感で感じ、滞在体験の価値をより高めます。香りとともに楽しく心地よい体験は、一生の思い出として胸に刻まれます。


日本から世界へ広がるアロマによるおもてなし

天然アロマでの演出は、日本だけでなく世界へと着実に広がっています。
天然の香りを使った、心地よさを重視した「アロマ空間デザイン」は、言うならばとても日本的な演出です。強すぎず弱すぎず、様々な要素で成り立つ空間の中で、決して香りだけが突出しない、空間での調和を大切にした演出。
日本の美意識を感じさせる、日本らしい香りの空間をしつらえることこそ、これからの「アロマ空間デザイン」なのです。

アロマソムリエ | フランキンセンスの香りと効能・使い方

歴史的にも、香り自体も、フランキンセンスは神秘的な香りです。実はこの香り、新約聖書にも登場しています。イエス・キリストが誕生したときに、黄金、没薬(ミルラ)、乳香が捧げられたと言われていますが、その乳香こそがこのフランキンセンス。黄金にも匹敵するほどの贈り物だったのです。 古くから宗教儀式などにも利用されてきた香りで、乳香を燃やして「薫香」として神に捧げられてきました。 香りの持っているストーリーを知ると、香りのもつ奥深さを再認識できますね。今回はフランキンセンスの香りと、おすすめのブレンドオイルについてご紹介。ぜひチェックしてみてください。

フランキンセンスの基本情報

主な成分:α-ピネン、リモネン、パラシメン
香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
キーワード:深い落ち着き、荘厳、気品がある

その名の由来は、「良質な香り」とも言われており、上質で気品漂う香りは古くから愛されてきました。フローラル系のアロマのように、パーッと華やかに広がったり、ピークのあるような強い香りではありませんが、地に足がついているような安心感、奥深くに秘めた強さや深みを感じさせる香りです。空間に上質でクラシカルな雰囲気をもたらし、多くの人を魅了してきました。

B19 フランキンセンスウッド

落ちついた大人の雰囲気と上品さが感じられる香り。濃厚であたたかみもある香りが安心感をもたらします。存在感のある気品と静けさが、心を芯からリラックスさせてくれます。
原料:フランキンセンス、ホーウッド、サンダルウッド

P01 トラスト

誠実さと落ち着きを感じさせるヒノキに、安定感や大地を思わせるパチュリなどのブレンド。誠実で慎み深さのある、落ち着いた木質系の香りです。
原料:ヒノキ、フランキンセンス、パチュリ、コリアンダー、ジュニパーetc.

JD03 雅(MIYABI)

フランキンセンスの他にシダーウッドなど奥深さを感じられるオイルがブレンドされ、日本の美しさを感じられる香りです。深く芳醇で、長く受け継がれてきた伝統の優雅さを感じさせます。
原料:シダーウッド、フランキンセンス、クラリセージ、パルマローザ、チュベローズetc.

使うシーンや季節

フランキンセンスは、黄色~茶色のようなカラーイメージを持っているため、秋から冬にかけての季節に活用するのがおすすめ。植物のもつ歴史的なストーリーからも、ぜひクリスマスに使ってほしい香りです。クリスマスを香りで表現するときには、オレンジ・スイートの香りにシナモンやクローブなどのスパイスがよく用いられますが、そこにフランキンセンスも加えてみてください。クリスマスのきらきらとした雰囲気だけでなく、気品や神聖さも感じることができます。
フランキンセンスの穏やかな香りは、外に深々と雪が降り積もる日も、心にほのかな温かさや落ち着きをもたらしてくれるでしょう。

アロマソムリエ | スポーツシーンにおすすめの香り&アイテム 3選

空気環境や心身に働きかける効果が期待できる天然アロマはスポーツシーンとも親和性が高く、オリジナルアロマを作成し、日常的に活用しているスポーツ選手も増えてきています。
今回は、スポーツシーンにおすすめの香りとアイテムをご紹介します。習慣的に運動している方も、これから挑戦したいと考えている方も、ぜひ香りを取り入れて、楽しく快適な時間をお過ごしください。

スポーツシーンにおすすめの香り3選

スポーツには、思い切り身体を動かすだけでなく、自分と向き合って集中したり、運動後に爽やかな気分を味わったりと、様々な楽しみ方がありますよね。
ご自身の運動スタイルに合わせて、ぴったりの香りを見つけてみてださい。


アクティブに運動したいときに|グレープフルーツ

すっきりとした甘酸っぱい香りが特徴のグレープフルーツ。 果汁をぎゅっと絞ったようなフレッシュな香りは嗅ぐだけで気持ちがぱっと前向きになり、年齢や性別を問わずに人気のある香りです。
うがいや手洗いなどの基本的な対策に加えて、ぜひ取り入れていただきたいのが、アロマでの空気清浄です。 自然と活力が湧くような明るさを感じられるので、なんとなくやる気が出ないときに気持ちを高めたり、普段よりハードなトレーニングに挑むときにもおすすめです。 さらに、グレープフルーツの香りには交感神経を刺激して脂肪燃焼を促す効果があると言われています。 引き締まった身体を目指している方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。


呼吸を整えてパフォーマンスアップ|パイン

日本でも「松」として馴染みの深いパインは、静かな落ち着きのある針葉樹の香りです。 森林浴をしているような爽やかさと安心感が心身をリフレッシュさせてくれるだけでなく、すーっとした清涼感のある心地よい香りが、森の中を歩いているように、気持ちを穏やかに、呼吸を整えてくれます。
深呼吸をしながら自分自身とゆっくりと向き合いたいときや、運動前に日常の疲れや忙しさをリセットして、気持ちを落ち着かせたいときなどに使ってみてください。
ウッドの香りは森の香りを連想させることもあり、落ち着きをもたらし、呼吸を整えるのに好ましい香りがいくつかあります。 シャープな透明感のある香りで集中力アップも期待できるユーカリや、軽やかな爽やかさが特徴のホワイトサイプレスなどもチェックしてみてくださいね。


運動後のリフレッシュに|ペパーミント

熱を帯びた身体をクールダウンしたい運動後には、爽快な清涼感が心地よいペパーミントの香りがおすすめです。 涼感アロマとしても知られるペパーミントは、身体の表面にある冷感受容体へ働きかけて体感温度を下げ、涼しく感じさせる効果をもつと言われています。 暑さがこたえる夏のスポーツシーンにも、爽やかな心地よさをもたらしてくれますよ。
ウッドの香りは森の香りを連想させることもあり、落ち着きをもたらし、呼吸を整えるのに好ましい香りがいくつかあります。 消臭効果も期待できるので、運動後に気になる臭い対策としても活用ができるのも嬉しいポイントです。


スポーツにおすすめのアイテム3選

マスク用アロマシール

感染対策として手放せないマスクですが、特に息が上がりやすい運動中は快適に着用したいもの。 そんなときは「マスク用アロマシール」を活用すると、心地よい香りが呼吸を楽にしてくれますよ。
マスク用アロマシールとは香りが染み込んだ小さなシールで、マスクの外側に貼り付けて使用します。
先ほどご紹介したパインや、ユーカリやティートリーなどの呼吸器に働きかける効果が期待できる香りなど、機能面から香りを選ぶのもおすすめです。


エアミスト

シュッと空気中に吹きかけて使用するエアミストは、手軽に使えるためアロマ初心者の方にも取り入れやすいアイテムのひとつです。 運動を始める前や休憩中にひと吹きすれば、ふわっと広がる香りが気分を瞬時に切り替えてくれます。
消臭効果が期待できる香りは、ロッカールームを使用した後のエチケットとしても役立ちます。
なるべく持ち物を最低限に抑えたいランニングのようなシーンにも、ウエストポーチなどのサイズに合わせて小さめのボトルを選べば、身軽に持ち歩くことができます。


サシェ

スポーツバッグの中のもわっとした臭いが気になる方は、香りを染み込ませたサシェを入れておくと、バッグを開いたときの快適性がアップします。
サシェ(sachet)とはフランス語で“乾燥させた花やハーブ、香料を入れた小さな袋”という意味で、日本語では“匂い袋”のことを指します。 日常生活の中ではあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、じつは「重曹」を使って簡単に手作りすることができるアイテムです。
スポーツバッグの中に一つ入れておけば、消臭・除湿効果が期待できるだけでなく、スポーツウェアやフェイスタオルの香りづけも期待できる、一石二鳥のアイテムです。 バッグの中に入れる際は中に入っている重曹がこぼれおちないように、サシェの口元をしっかりと締めてくださいね。


アロマソムリエ | 空間に使うと効果的なアロマオイル3選

安眠やリラックス、リフレッシュ、集中など、心身に働きかけてくれるイメージがあるエッセンシャルオイルですが、お部屋に香らせることで空間の持っているお悩みを解決してくれる環境改善の機能も期待できるのをご存知ですか?
におい対策や風邪・カビ予防など、お部屋のお悩みに合わせて機能を発揮してくれる、おすすめのエッセンシャルオイル3種をご紹介します。
お部屋のお悩みに合わせて効果的なエッセンシャルオイルを選べば、毎日の暮らしはより快適に、過ごしやすくなります。 香りを楽しむだけでなく、より効果的に活用していきましょう。

お部屋のにおい対策

家に帰って玄関のドアを開けたら、なんだか嫌なにおいがする・・そんな経験はありませんか? 玄関はその家の第一印象を決める重要な場所。そして、靴箱が設置されている場合も多くにおいが発生しやすい場所でもあります。
「嗅覚」は、五感の中で視覚の次に人の記憶や感情を左右するので、いくら見た目をきれいに整えていても、嫌なにおいがするとおしゃれなインテリアも台無しです。
お部屋のにおい対策、お家全体の印象UPにエッセンシャルオイルを取り入れましょう。

おすすめのエッセンシャルオイル

ホワイトサイプレス
落ち着きとさわやかさを併せ持ち、男性からも女性からも好印象。
清涼感のあるウッドの香りに、スパイシーなニュアンスを併せ持ち、森林浴をしているようなナチュラルな印象とともに、都会的でスマートな印象も与える香りです。
香り立ちもふんわりとして強すぎず、弱すぎず、季節を問わず大変使いやすい香りです。


風邪やインフルエンザの対策

秋冬の季節や、気温が低くなり空気が乾燥していると、ウイルスが空気中に舞いやすくなり、風邪やインフルエンザが流行します。
うがいや手洗いなどの基本的な対策に加えて、ぜひ取り入れていただきたいのが、アロマでの空気清浄です。 天然100%のエッセンシャルオイルは非常に多くの成分から成り立つ有機化合物で、様々な効果効能を含んでいます。 1,8-シネオールやα-ピネンなどもそのひとつで、「抗ウイルス作用」の働きがあると言われ、空気環境を清浄に保つ効果が期待できます。

おすすめのエッセンシャルオイル

ユーカリ・ラディアータ
ユーカリにはさまざまな品種がありますが、こちらの「ユーカリ・ラディアータ」はすっきり感とともにレモンのようなフルーティさや、やわらかな印象を持っていますので、空間をクリーンに整えながらシャープになり過ぎず、自然な印象を与えてくれます。
また、ツンとしないので、鼻やのどにも当たりが柔らかく、優しく効果を発揮するといわれています。


カビ予防

「キッチン」「浴室」など、湿度と気温が高い場所で発生しやすいのがカビ。湿度は80%以上、温度は20~30度くらいがもっともカビが繁殖しやすいといわれています。
入浴後やシャワーの後、冷水シャワーを浴室の壁などに流して冷やすのも効果的とのこと。また、汚れやホコリによっても繁殖するので、こまめなお掃除は欠かさずに。
さらに、エッセンシャルオイルの持っている抗真菌の機能をプラスすれば、より強固な効果が期待できます。

おすすめのエッセンシャルオイル

ペパーミント
ペパーミントは抗真菌の効果を持っているので、カビの発生を押さえたい場所に香らせれば、気持ちをスーッとリフレッシュさせてくれると同時に、いやなにおい対策やカビ予防にとさまざまな効果が期待できます。
多くの方にとってなじみのある香りなので、キッチンや水周り、洗面所などに取り入れても違和感がなく、香りに慣れていない家族がいても抵抗感なく受け入れてもらえるでしょう。

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