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ホワイトサイプレスは、オーストラリアの乾燥した内陸部を中心に広く自生する、ヒノキ科カリトリス属の常緑針葉樹です。厳しい乾燥にも耐えながら育ち、場所によっては高さ20mほどになることもあります。灰色がかった青緑色の葉と、白から淡い色合いの木肌が特徴で、広大な大地にすっと立つ姿からは、オーストラリアの雄大な自然を感じることができます。
学名のCallitris glaucophylla の「glaucophylla」は、灰色や青緑色を帯びた葉を意味し、この樹木の特徴的な葉色に由来しています。現在では「White Cypress Pine」「Murray River Cypress Pine」などの名でも知られています。
ホワイトサイプレスを含むカリトリス属の樹木は、古くからオーストラリア先住民の暮らしとも深く関わってきました。木材は道具などに利用され、葉や枝を燃やした煙を虫除けとして用いるなど、身近な植物として活用されてきた歴史があります。現在でもホワイトサイプレスの木材は、耐久性に優れたオーストラリアの有用な木材として利用されています。
爽やかなウッド調をベースに、柑橘を思わせる軽やかな甘さと、ほのかなスパイシーさをあわせ持つのが特徴。森林を思わせるナチュラルな印象の中に、すっきりとした都会的な雰囲気を感じさせる、個性豊かなオーストラリア原産の香りです。



ホワイトサイプレスの基本情報

科名:ヒノキ科
学名:Callitris glaucophylla
抽出部位:葉・小枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:オーストラリア
主な芳香成分:α-ピネン、リモネン、酢酸フェンキル、酢酸ボルニル、β-カリオフィレンなど
香りの印象:中
香りのタイプ:ウッド
香りの揮発性:ミドルノート




ホワイトサイプレスの香りの特徴

ホワイトサイプレスは、森林を思わせる清々しいウッド調に、柑橘のような軽やかさとほのかな甘さ、スパイシーなニュアンスが重なる香りです。日本のヒノキに感じられるような和の趣とは異なり、すっきりと洗練された、どこか都会的な印象をあわせ持っています。
香りの中心にはα-ピネンなどによる針葉樹らしい清々しさがあり、リモネンの明るいシトラス調が重なることで、ウッド系でありながら重くなりすぎないのが特徴です。そこに酢酸ボルニルなどのやわらかな甘さが加わり、爽やかさの中にも落ち着きを感じさせます。
同じオーストラリア原産のブルーサイプレスが木部由来の重厚でスモーキーな印象を持つのに対し、ホワイトサイプレスは葉を中心に抽出されるため、風が木々の間を吹き抜けるような軽快さが魅力です。ナチュラルな森林の雰囲気とモダンな空間のどちらにもなじみやすく、幅広いシーンで楽しめるエッセンシャルオイルです。




ホワイトサイプレスの持つ機能

森林の清々しさで、気持ちと空間を軽やかに
ホワイトサイプレスの清々しいウッド調の香りは、気持ちをリフレッシュしたいときにも、ゆったりと落ち着いて過ごしたいときにも取り入れやすいのが特徴です。森林を歩いているような爽快感と、ほのかなシトラスの明るさがあり、仕事や家事の合間など、気分を切り替えたい場面にも適しています。
主要成分のα-ピネンは針葉樹などに広く含まれる芳香成分で、ホワイトサイプレスの森林を思わせる香りを形づくっています。リモネンによる明るく爽やかなニュアンスも加わるため、ウッド系の深さがありながら、重たくなりすぎないのも魅力です。朝のスタートや仕事中のリフレッシュ、帰宅後にひと息つきたい時間など、日常のさまざまな場面に自然となじむ香りです。



ホワイトサイプレスを使うシーンや季節

ホワイトサイプレスは、森林を思わせる清々しさと都会的なスマートさをあわせ持ち、空間に爽やかなウッドの表情を加えます。
季節やシーンを問わず使いやすく、日常のリフレッシュから洗練された空間演出まで幅広く活躍します。



洗練されたモダンな空間づくりに
ホワイトサイプレスは、ウッド系でありながら重厚になりすぎず、軽やかでスマートな印象を持つため、空間デザインにも取り入れやすい香りです。白やグレーを基調としたシンプルモダンなインテリアや、ガラス、金属、石など無機質な素材を取り入れた空間に香らせると、都会的な雰囲気の中に自然の気配を添えることができます。
オフィスやホテルのエントランス、ショップなどでは、森林を思わせる清々しさがクリーンな印象を与えてくれます。クローブやブラックペッパーなどスパイシーな精油を加えると、よりシャープで大人っぽい印象になります。シトラス系を合わせれば透明感が加わり、明るく開放的な空間にもなじみます。



毎日の気分転換やワークタイムに
朝の目覚めや仕事を始める前、午後に気持ちを切り替えたいときなど、日常のリフレッシュにもホワイトサイプレスはおすすめです。ディフューザーで香らせると、針葉樹らしい清々しさにシトラスを思わせる軽快なニュアンスが重なり、室内をすっきりとした印象に整えます。
在宅ワークのデスクまわりや書斎では、ローズマリーやユーカリと組み合わせるのもおすすめ。シャープなハーバル調が加わり、仕事や勉強に向き合う空間にもよく似合います。
一方、ラベンダーやサンダルウッドなどを合わせると香りの輪郭がやわらぎ、夕方から夜にかけて過ごすリビングにも取り入れやすいブレンドになります。シーンに合わせて印象を変えやすいことも、ホワイトサイプレスの魅力です。



夏の空間にも映える爽やかなウッド
ホワイトサイプレスは1年を通して楽しめるウッドの香りで、季節に合わせてさまざまな表情を楽しめます。なかでも春から夏にかけては、ウッド系の落ち着きの中にある爽やかさが引き立ち、気温や湿度が高くなる季節にも取り入れやすい香りです。
梅雨時にはユーカリやペパーミントと組み合わせることで、よりクリアーですっきりとした印象に。暑い夏には、グレープフルーツやレモンなどのシトラス系を加えると、開放感のある爽快な空間を演出できます。
秋冬にはサンダルウッドやスパイス系のエッセンシャルオイルを少量加えることで、ホワイトサイプレスの爽やかさを生かしながら、季節に合った温かみのある香りへと変化させることができます。



ホワイトサイプレスと相性のいいオイル

シトラス系:グレープフルーツ、ベルガモット
フラワー系:ゼラニウム、パルマローザ
ハーブ系:ラベンダー、ローズマリー



ホワイトサイプレスは、ウッド調の落ち着きとシトラスを思わせる爽やかさをあわせ持ち、さまざまな系統の精油と調和しやすいエッセンシャルオイルです。グレープフルーツやベルガモットなどのシトラス系と合わせると、明るさと透明感が増し、玄関やワークスペースにも似合う軽快なブレンドに仕上がります。
ローズマリーやユーカリなどの清々しい香りを重ねれば、森林を吹き抜ける風のようなクリアーな印象に。一方、ラベンダーやゼラニウムなどを加えると、フローラルのやわらかさをホワイトサイプレスがすっきりとまとめ、甘くなりすぎない洗練された香りをつくることができます。




「ホワイトサイプレス」をブレンドした香り

D08 グレイッシュウッド

静けさとクリアーな感性をあわせ持つ、都会的なウッディーブレンド。サイプレスやロサリナのすっきりとした木のニュアンスに、クローブのスパイス感が重なり、ほのかな甘さを感じさせます。クールな印象の中にやわらかさも宿し、空間を洗練された雰囲気へ。自宅にもワークスペースにもなじむ、上質でバランスの取れた香りです。
原料:サイプレス, ロサリナ, ネロリナ, ローレル, クローブ etc.




D06 ピースフルスマイル

優しく軽やかな香りが、やわらかな春風のように広がるシトラスハーブブレンド。爽やかですっきりとしたグレープフルーツに、カモミールやホーウッドなどのやさしい香りが重なり、明るさの中にも落ち着きを感じさせます。リフレッシュにもリラックスにも取り入れやすく、ナチュラルな印象の空間によく合う香りです。
原料:グレープフルーツ, カモミール, ベルガモット, サイプレス, ホーウッド etc.




S05 メディテーション

ハーブや木々、スパイスが調和した、静けさと深みを感じるブレンド。落ち着いた清涼感に、スパイシーな温かみが重なります。気持ちをすっと落ち着かせ、深呼吸したくなるような香りは、思考を穏やかに整えたいときや日常の中で心をリセットしたいときなど、ゆっくりと自分と向き合う時間にぴったりです。
原料:ホワイトサイプレス, クローブ, ロサリナ, ネロリナ, ユーカリ etc.