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アロマソムリエ | ティートリーの香りと効能・使い方

オーストラリアの人々は、ティートリーを万能の木として古くから日常生活に取り入れてきました。発祥はニュ-サウスウェールズ州の北部沿岸。湖辺などの湿地帯を好みますが、夏の乾燥した土地でもしっかりと育つ、とても生命力の強い植物です。その力強さは香りでも感じることができ、すっきりとした中にも芯のある強さとほのかな甘さを持ち合わせています。
英語でtea treeと書くためお茶の木を連想しがちですが、いわゆる紅茶や日本茶で使われるお茶の木とは別物です。ティートリーという名前は、オーストラリア先住民のアボリジニがこの葉を煎じて飲んでいたことから名づけられたという俗説が伝えられています。


ティートリーの基本情報

主な成分:テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、1,8-シネオール
香りの機能:抗菌、抗ウイルス、認知症予防、頭脳明晰
キーワード:清涼感、硬質、芯のある力強さ

ティートリーの香りは、葉と葉が触れ合うだけでもしっかりと広がり、木の周辺は遠く離れていてもその香りが漂うといわれるほど。香りはすっきりとした針葉樹のような印象ですが、大地に根を張るような力強さと甘さもあわせ持ちます。
主要成分の「テルピネン-4-オール」とよばれる芳香成分がこの植物の香りを特徴づけており、強い抗菌作用をもたらします。秋から冬にかけて、ちょっと爽やかさが欲しい時にティートリーを使うと、空間をすっきりとさせながら程よい爽やかさを感じることができます。大地や豊かな自然を想わせる、earthy(アーシー)な香りの魅力を持っています。




B09 ラベンダーティートリー

仕事の合間のお昼休みにおすすめ。
ラベンダーと合わせたスッキリブレンド。
原料: ラベンダー、ティートリー、ユーカリ


C10 クリアーティートリー

空気がこもりがちな空間に。
穏やかでクリーンな空気をつくりあげるブレンド。
原料:ティートリー、ユーカリ、カモミール、クローブ、ラバンディン etc.


S03 スタディー&ワーク

勉強やお仕事など、集中したい時に。
気持ちが前向きになれるような爽やかブレンド。
原料:ローズマリー、ティートリー、レモン、ブルーサイプレス、スパイクラベンダー etc.


使うシーンや季節

季節を選びませんが、特に秋から冬にかけての体調管理が気になる季節には、ティートリーのフレッシュな香りと優れた抗菌作用を活かして、身近な生活空間やオフィス空間のクリーン対策に使ってみましょう。エアミストを作ってのお掃除や、消臭作用を活かしてシュークローゼットのある玄関やお化粧室での使用もおすすめです。

物事をポジティブに考えるサポートをしてくれたり、頭脳明晰作用も期待できると言われることから、集中力が必要となるお勉強タイムや読書を楽しみたい時にデスク周りで香らせるとよいでしょう。またお仕事中であれば、お昼休みを終えたあと、午後からもう一息頑張りたいなという時などに用いると、気持ちをシャキッと切り替えることができます。執務室やミーティングルームなどで取り入れると、集中力アップを図りながらコミュニケーションが弾むような演出ができます。

抗菌、抗ウイルス効果の期待できるティートリーの香りで、気分もリフレッシュしながら身の回りの空気をきれいに、安心できる空間に整えておきたいですね。

アロマソムリエ | ラバンディンの香りと効能・使い方

ラバンディンとラベンダーの違いについて、知っていますか?ラベンダーといえばリラックスアロマを代表するアロマセラピーの中で、最もポピュラーな香りですが、ラバンディンはその代表的な品種のひとつなんです。ラバンディンは、真正ラベンダーと耐暑性の高いスパイクラベンダーの自然交雑によって生まれたハイブリット種です。この交雑は昆虫、とくにミツバチが花から花へと花粉を飛ばすことで生まれたものだといわれています。ラバンディンは気象条件や生育する土壌に対して強い適応力を持つためとても育てやすく、見た目も真正ラベンダーよりも大きく育ちます。ただし不稔性(ふねんせい)といって種子を自らつくることができないため、通常は挿し木によって増殖をおこないます。


ラバンディンの基本情報

主な成分:酢酸リナリル、リナロール、カンファー、ボルネオール 1,8-シネオール、テルピネン-4-オール
香りの機能:集中力アップ、鎮静、抗菌
キーワード:シャープ、クリアー、リフレッシュ


フローラル調の甘さと穏やかさを持つ真正ラベンダーの香りと比べ、ラバンディンはすっきりとシャープな香りで、全体的にクリアーな印象を持っています。 ともに酢酸リナリルとリナロールという成分を含む植物ですが、ラバンディンが真正ラベンダーと異なるのはカンファーと呼ばれる成分の量が圧倒的に多く含まれていて、やや樟脳のようなシャープなニュアンスを感じる点です。

また、ラバンディンはカンファーやボルネオールと呼ばれる成分を含むため、リフレッシュしたい時におすすめしたい香りです。一方のラベンダーは、安眠やリラックスといった目的で使用することが多いですので、夜の睡眠時にはラベンダー、日中の活動的な時間帯にはラバンディンと言われることもあるように、シーンや目的に応じて使い分けをおこなうとよいでしょう。

属名であるLavandulaの語源は、ラテン語の「lavo(洗う)」に由来します。古代ギリシャ・ローマでは真正ラベンダーを入浴剤や洗濯の香料として使用していたり、中世では傷を洗い清め、浄化したりするために使用していました。 ラバンディンに多く含まれるカンファーは神経が高ぶってしまったときなどに使うと興奮を抑え、心身の回復を促してくれます。その他免疫賦活や抗菌、抗真菌作用が期待できるため、空気環境の改善や感染症予防にもおすすめです。




C10 クリアーティートリー

空気が重たく感じる時などにすっきりとした香りが清潔な空気環境を作り出す。 ティートリーのクリーンな空気に包まれる、清潔感と心地よさをそなえた穏やかな香り。


使うシーンや季節

ラバンディンは頭をシャキっと覚醒させるような働きがあるため、就寝前よりも昼間の時間帯に使うのがおすすめです。抗菌作用をもつ香りの中では爽やかな印象の中にも穏やかな甘さを持つため、女性が集まりやすいフィットネスクラブやヨガスタジオなどのロッカールームや、パウダールームに適しています。ユーカリやラベンダーなどの香りとブレンドすると、空間はすっきりと清潔感を保ちながら、心にはリラックス作用をもたらしてくれます。

じめじめとした梅雨の季節には、多湿になりがちなバスルームやランドリー周りの空気環境ケアとしても使用できます。ご自宅でルームスプレーを作っておくといつでも手軽に使え、香りも瞬時に広がります。また免疫賦活作用も期待できるといわれていますので、感染症や風邪の流行が気になるときや、常にクリーンな環境が求められるクリニックの待合室などにも取り入れていただきたい香りです。似たような作用を持つティートリーとブレンドし、相乗効果を高めるといった使い方もおすすめです。すっきりとした爽やかさと、ほのかに香るフローラルの印象を併せ持つラバンディンの香りで、心身をリフレッシュしながら清潔感のある空間を楽しんでみてくださいね。

アロマソムリエ | 梅雨時期の生活に涼アロマ

鮮やかな新緑や彩り豊かな紫陽花が咲き、雨が見せてくれるしっとりと美しい景色に風情を感じますね。日本の四季を楽しみながら過ごすためにも、気温や湿度といった外部環境に合わせて適切な香りを選び、心と身体のケアをしっかりできるとよいですね。まだマスクも完全には手放せず湿度の高い梅雨時期は特につらいかもしれませんが、清涼感のあるスッキリ爽やかなアロマを使って、明るく梅雨時期の生活を乗り切りましょう。

涼を感じるアロマとは?

天然のアロマにはさまざまな機能があり、香りを嗅ぐことで清々しさを感じたり、こもりがちな空気をクリアーに整えてくれます。とくに梅雨時期におすすめの香りをご紹介していきますね。


代表的なシングルオイル3選

■ペパーミント
すーっとした清涼感のある清々しい香りは、心地良い刺激をもたらし、身の周りの空間をクリアーにしてくれます。ペパーミントに含まれるメントールという成分は、私たちの体の表面にある冷感受容体を刺激して体感温度を下げ、涼しく感じさせてくれます。ハーブのシャープで尖った印象が苦手な方でも、ほのかに甘みのある香りは子供~大人まで馴染みやすく、ご自身で香りをブレンドされる方にもおすすめです。

■グレープフルーツ
親しみやすく爽やかな香りは、空間を明るくリフレッシュしたい時や、若々しく元気な印象にしたい時におすすめです。柑橘系の香りは湿気や気温が高いと少し重く感じてしまう場合もありますが、グレープフルーツは甘すぎずすっきりとしているので、梅雨時期にも使いやすく、気持ちを切り替え、活力をあたえてくれますよ。ペパーミントやスペアミントの香りとのブレンドで、爽快でクールな印象に。性別を問わず人気の香りです。

■ユーカリ
吹き抜ける風のように、クールで透明感のある香りは、湿気でジメジメとした印象をクリアーにしてくれます。ブレンドした時に少しこもった感じや重みが出てしまった香りにユーカリを加えると、主張しすぎることなく香りを軽くし、質感の良い空間をつくり出します。抗菌・抗ウイルス効果が期待できるだけでなく、消臭効果もあるため、雨による生乾き臭対策にもいかがでしょうか。


おすすめのブレンドレシピ

香りはブレンドすることによって嗅ぎやすくなったり、いろいろな植物がもつ機能が組み合わさることで機能性が向上します。ジメジメが気になる梅雨時期には、ハンカチやティッシュなど手元のアイテムにブレンドオイルを1~2滴垂らして心地よく過ごしましょう。
*オイルの色が濃い場合はシミになることもありますので、ご注意ください。


朝一番にスッキリ爽やかなアロマブレンド

■湿度で沈みがちな気分をクリアーに
シトラスの香りでも特に爽やかなグレープフルーツに、甘さと清涼感を持ったペパーミントを加えて、一日の始まりを爽快な気分に。
爽やかな印象だけでなく、アクセントにホワイトサイプレスを加えると落ち着きと個性がプラスされ、香りに深みが出ます。ユーカリを加えることで香りの広がり方を良くし、透明感が出ますので、朝一番にぴったりの香りブレンドです。

<ブレンドレシピ>
グレープフルーツ 5
ペパーミント   2
サイプレス    2
ユーカリ     1
※数字はブレンドの割合(比率)です。滴またはmlなど使用方法にあわせてお使いください。

■おすすめの使い方
使用済みの保冷剤の中身を解凍して取り出し、器に乗せます。
アロマを3~5滴らし、シューズクローゼットに入れれば、天然の消臭剤としてご使用いただけます。
朝一番、いい気分で出勤・通学したいときにおすすめです。

ランチ後にやる気スイッチオンのアロマブレンド

■食後で眠くなりがちな午後に活力を
ベースのサイプレスとペパーミントは消臭効果が期待できるので、食後にご飯の匂いが籠るのが嫌な人にはおすすめです。食後の満腹感による眠気も、アクセントのローズマリーが気持ちをシャキッと覚醒してくれます。ラベンダーを入れることで、ストレスの緩和にもつながるので、仕事からくるイライラやストレスを抑制したい人にもぴったりの香りブレンドです。

<ブレンドレシピ>
サイプレス    4
ペパーミント   2
ローズマリー   1
ラベンダー    3
※数字はブレンドの割合(比率)です。滴またはmlなど使用方法にあわせてお使いください。

■おすすめの使い方
夏は扇子やうちわを使用する方も多いのではないでしょうか?
アロマを数滴たらして扇ぐことで、首元を爽やかな印象にしてくれますよ。ハンカチーフや布タオルに垂らして使用するだけでも、午後からの仕事にエネルギーを与えてくれること間違いなし!
*白色の布製品は、オイルによっては色が付着することがありますのでご注意くださいね。

お子様に親しみと落ち着きのアロマブレンド

■老若男女問わず好まれる香りでリラックスタイムに
オレンジ・カモミールがベースの香りは、明るく気持ちを前向きにしてくれます。オレンジは言わずもがな親しみのある甘いシトラスの香りですが、カモミールは、母の香りともいわれる位、落ち着いた印象をもつ香りなので、子供にも使いやすい香りです。湿気で重くなりがちな甘さのある香りも、グレープフルーツとペパーミントを加えることで、全体的に清涼感がプラスされ、引き締まった印象にしてくれます。

<ブレンドレシピ>
オレンジ     5
カモミール    1
グレープフルーツ 2
ペパーミント   2
※数字はブレンドの割合(比率)です。滴またはmlなど使用方法にあわせてお使いください。

■おすすめの使い方
子供部屋などで使用する際には、火や熱を使わない木やストーンのような自然蒸散タイプのディフューザーがおすすめです。安心安全にご使用いただける上、親しみのあるシトラス系の香りは、ゆったりと心を落ち着かせてくれます。

プロがブレンドした香り

S03 スタディー&ワーク


ローズマリーにハーブやレモンを加え、すっきりとした頭で物事に集中できる香り
原料:ローズマリー、ティートリー、レモン、ブルーサイプレス、スパイクラベンダーetc.



C05 クールフィール


体感的な涼しさをもたらす、ミントをメインにした清涼感あふれる香り
原料:ペパーミント、スペアミント、ユーカリ、プチグレン



JD01 清(SEI)


果てしなく透き通った質感の中に、心地よい静けさと清涼感を覚える香り
原料:ブルーサイプレス、アニス、ユーカリ、レモン、ライムetc.

アロマソムリエ | パルマローザの香りと効能・使い方

パルマローザはイネ科の多年草で、レモングラスやシトロネラの仲間にあたり、背丈はおよそ1m~3m位まで成長します。インドやパキスタンといった熱帯地方が原産とされ、インド伝承医学のアーユルヴェーダでは、発熱や感染症の治療薬として古くから珍重されてきました。
パルマローザは、葉の部分が手のひら状(palm)に分裂した形をしていること、さらに香りがバラに似ていることからこの名が付けられたとされています。実際にこの植物のフローラルな芳香を活かして、石鹸や香水、タバコの原料など、あらゆる面でパルマローザの香りが使われています。


パルマローザの基本情報

主な成分:ゲラニオール、酢酸ゲラニル、リナロール
香りの機能:抗ストレス、鎮静
キーワード:華やか、爽やか、温かさ

別名、インディアンゼラニウムと呼ばれるほど、パルマローザの香りはローズやゼラニウムに似たようなあたたかみのある華やかさと、草っぽいハーバルな印象をあわせ持ちます。同じイネ科の中でも、レモングラスの香りはすっきり爽やかな印象がありますが、パルマローザの葉にはローズやゼラニウムと同じ成分が含まれるため、お花のような甘い香りがするのです。一方で、ハーバルならではの青々しさや、熱帯地方を想わせるような力強さやシトラスのニュアンスを感じることができ、爽やかさの中に華やかさと落ち着きのある印象を憶えます。




D01 アブソリュートブルー

ウッドやハーブの中に、紅一点。ほのかに香るパルマローザが、品の良さを醸し出します。
クールさと華やかさの融合ブレンド。
原料: ローズマリー、サイプレス、パルマローザ、グレープフルーツ、ブルーサイプレスetc.


D07 スタイリッシュグラマー

いきいきとした色香の奥にエスプリがきらめく。
鮮やかなフローラルにスパイスがきいたスタイリッシュなブレンド。
原料:イランイラン、ゼラニウム、パルマローザ、ジンジャー、ライムetc.


JD04 艶

鮮やかな表情の内に、さり気なく情熱を秘めた香り。
軽やかな甘さが香りに艶やかな色気を感じるブレンド。
原料: ネロリ、イランイラン、パルマローザ、ヒノキ、グレープフルーツetc.


使うシーンや季節

イネ科のパルマローザは、ハーブの仲間になりますが、香りはローズやゼラニウムを想わせるような華やかさや甘さがあることから、アロマ空間デザインではエレガントでクラシックな雰囲気のインテリア空間でよく用いられます。

具体的には、パルマローザは品格のある印象をもたらすことから、ワンランク上のおもてなしを心がけるホテルロビーや、特別な一日を過ごすブライダル、パーティーシーンでの演出に向いています。特にブライダルやパーティーでは、パルマローザの香りが落ち着いた大人のムード漂う演出をサポートしてくれるので、午後から夜にかけて、しっとりと上品な時間を過ごすようなシーンにもぴったりです。

また、パルマローザのカラーイメージは、薄いイエローからオレンジ、ピンクなどあたたかみのあるカラーを表します。身に纏うドレスや空間のインテリア、ファブリックなどのカラーと、香りのもつカラーイメージを合わせてコーディネートすると、より一層空間全体が華やぎ、印象アップにも繋がることでしょう。

アロマソムリエ | ローズマリーの香りと効能・使い方

ローズマリーは地中海沿岸を原産とする常緑低木。語源は、ラテン語の「海のしずく」(ros marinus)に由来します。
小さな青色の花が咲く様子が、海の波のしずくのように見えることからそのような名前がついたといわれます。また、一説には、聖母マリアがこの花を青いマントで染めたという逸話から、「マリア様のバラ」とも呼ばれます。


ローズマリーの基本情報

主な成分:1,8-シネオール、α-ピネン、カンファ―
香りの機能:頭脳明晰、抗菌、強壮、防虫、消臭
キーワード:シャープ、リフレッシュ、集中

生い茂る青々とした若草や若葉のような、グリーンを感じる香りは、目が覚めるようなクリアーな印象とともに、フレッシュなみずみずしさを感じさせます。この爽快で清々しい香りは、成分に含まれるカンファーや1,8-シネオールによるものです。その爽快感は数あるハーブの中でもトップクラス。生命力の強さをイメージさせるような、芯のとおった力強さのある香りです。

効果効能に優れ、ギリシャやローマなどで聖なる植物としてあがめられたり、脳を活性化させるとしてローズマリーの冠をつけて勉学に励んだり、長く愛され、活用されている植物です。
古くから伝わる有名な逸話では、14世紀、高齢のハンガリーの王妃エリザベート1世が、ローズマリーを主成分とした「ハンガリアンウォーター」を化粧水として用いたところ、健康と若さを取り戻し隣国の王子からプロポーズを受けたというお話があります。このことから、ローズマリーは若返りのハーブとしても知られています。このように、歴史的にも有名な逸話が多く残る香りのひとつです。

また、ローズマリーの種小名である「officinalis」は、「薬用」のという意味を持ちます。アロマセラピーのみならず、メディカルハーブとして、また料理においては肉の臭み消しや香りづけ、香水や化粧品の香りとして等、世界中でさまざまに用いられてきました。現代でも、集中力や記憶力を高める香りとして、仕事や勉強のシーンにも効果的に取り入れられているシャープでナチュラルな香りです。


B05ローズマリーシトラス

みずみずしくシャープで、目覚めるような香り。
朝一番はもちろん、ぼんやりしがちなランチ後にも。
原料: ローズマリー、レモン、シソ


D01 アブソリュートブルー

都市のライフスタイルをイメージした、モダンなニュアンスが織り成す香り。
スタイリッシュな印象なので、男性やビジネスシーンにもおすすめ。
原料: ローズマリー、サイプレス、パルマローザ、グレープフルーツ、ブルーサイプレスetc.


S03 スタディー&ワーク

ローズマリーにハーブやレモンを加え、スッキリとした頭で物事に集中できる香り。
お勉強やお仕事を頑張る方をサポートしてくれるような香りです。
原料: ローズマリー、ティートリー、レモン、ブルーサイプレス、スパイクラベンダーetc.


使うシーンや季節

ローズマリーは、朝から昼にかけての使用がおすすめ。オフィスや書斎などで集中力を高めて作業に取り掛かりたいときには最適な香りです。爽やかなシトラスの香りとブレンドすれば、気分もリフレッシュしながらやる気もアップ。シャキッと背筋が伸び、目が覚めるような爽やかな香りが活動をサポートしてくれます。
1年を通じて広く活用できる香りですが、ローズマリーの香りがもつイメージや雰囲気から捉えると、春から初夏の季節がおすすめです。若葉の緑を感じる爽やかな季節には、ローズマリーのみずみずしいグリーン調のイメージはぴったり。新しい生命の誕生を感じる季節の訪れに、ローズマリーの香りで空間を演出すれば、心身ともに健やかな毎日を過ごすことができるでしょう。

アロマソムリエ | 母の日にプレゼントしたい香り5選

母の日は、日ごろお世話をしてくれるお母さんをいたわり、感謝の気持ちを伝える日。
日本では大正時代にはじまり、当時は皇后誕生日である3月6日に祝っていたようです。
5月の第2日曜日に祝う風習は、アメリカから戦後に伝わり定着し、今ではカーネーションとともにプレゼントを贈る習慣が人々の中で広く伝わっていますね。
お花とともに、お母さんに贈ると喜んでもらえるのが「香り」のプレゼント。
特に天然のエッセンシャルオイルは、日ごろの疲れをリセットしてくれる効果・効能がある香りも。
感謝の気持ちが伝わる、お母さんへのプレゼントにぴったりの香りを5種類ご紹介します。

華やかで社交的なお母さんに <ローズ・アブソリュート>

フェミニンで華やかな、幸福感をもたらすフローラルの香り

香りの機能:抗ストレス、鎮静、気分高揚、ホルモン分泌調整
おすすめの場所、シーン:寝室、リラックスタイム、パーティ

香り高く高貴なローズは、古代ギリシャやエジプトの時代の紀元前から、クレオパトラをはじめとする歴史上の人物からも特別に愛された香り。
女性用の香水には、9割方入っているとも言われるほど、現代でも広く愛されている香りです。
とても貴重で贅沢なオイルで、その貴重さは、50本のバラの花びらを集めてやっと1滴のローズの精油が抽出できる、という事実からもうかがえます。
寝室はもちろん、パーティなどの特別な時間を盛り上げる香りでもあります。

▼ローズがブレンドされたオイル

お仕事をがんばっているお母さんに <ホーウッド>

甘く柔らかな、落ち着いたウッドの香り

香りの機能:鎮静、抗ストレス、強壮
おすすめの場所、シーン:リビング、寝室、リラックスタイム

ホーウッドは、フローラルのやわらかく甘い香りにウッディな雰囲気をあわせたような香りで、やわらかく包まれるようなやさしさが、心地よい空間を作り出します。
ストレスを緩和してくれるので、疲れた時におすすめ。
リビングや寝室などに使うとくつろぎの印象をもたらします。
日ごろ忙しくなかなかひとりの時間を持てないお母さんに、おつかれさまの気持ちをこめて贈りたい香りです。


▼ホーウッドがブレンドされたオイル


小さいお子さまのいるお母さんに <カモミール・ローマン>


やさしくかわいらしい、清楚なフローラルの香り


香りの機能:安眠、鎮静、抗ストレス
おすすめの場所、シーン:寝室、子ども部屋、リラックスタイム

白い花が可憐でかわいらしいカモミール・ローマンは、香りもかわいらしくフルーティなりんごのような香り。
安全性が高く子どもにも安心して使用できることから、「母なる精油」とも呼ばれ、ホームケアにも使いやすいので、一家に1本備えておいていただきたい香りでもあります。
安眠効果が期待できるので、子ども部屋で小さいお子さまと一緒に香りを楽しみながら、眠る前のくつろぎの時間を過ごしてもらいましょう。


▼カモミール・ローマンがブレンドされたオイル




ほがらかで上品なお母さんに <ベルガモット>

気品と落ち着きのある洗練されたシトラスの香り

香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
おすすめの場所、シーン:寝室、子ども部屋、リラックスタイム

明るさの中に上品な落ち着きを備えたベルガモットの香りは、紅茶の「アールグレイ」の香り付けでも有名な柑橘の香り。 明るくさわやかな柑橘系の香りの中では、最も上品さや落ち着きを感じさせるので、 いつも明るく元気だけれど、落ち着きや上品なやさしさを持った大人の女性の魅力を持ったお母さんにぴったりです。 日中、一息つきたいときに、リビングでゆったりと香らせ、ティータイムを楽しめば、家族のコミュニケーションも弾み、感謝の気持ちも自然に伝えられるでしょう。



▼ベルガモットがブレンドされたオイル



気配り上手なお母さんに <ラベンダー>

穏やかで心地よいフローラルハーブの香り

香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
おすすめの場所、シーン:寝室、子ども部屋、リラックスタイム

万能オイルといわれるラベンダーは、清潔感のあるフローラルハーブの香りです。 鎮静、抗菌、安眠などさまざまな機能を持っている中でも、特に緊張をほぐしてリラックスしたい時におすすめで、 頭や神経の疲れをとってくれるといわれています。 いつも周りの人に気を配っている面倒見の良いお母さんに贈れば、お休み前の数分など短い時間でも、ラベンダーの香りを感じることでリラックスしてもらえます。



▼ラベンダーがブレンドされたオイル


アロマソムリエ | 多くの企業が注目する「香りマーケティング」とは?

近年多くの企業が「香り」に注目しています。香りに対するとらえ方や、香りの活用について考えていきます。
個人が香りを楽しむ市場は?また、パブリックな空間での香り演出の市場は?など、様々な角度からアロマ市場をみていきます。

アロマ市場の拡大

香りの市場は近年広がりを見せています。この拡大の背景には、「天然」の香りを好む方が増えてきていることが考えられます。これは香水を好む文化と言われている海外の国々でも言える傾向となってきています。天然香料を使ったアロマグッズの需要が高まってきたため、香料の原料となる植物の生産へとシフトする農家も増えているとのこと。世界規模で天然香料の生産事情は変化してきているのです。

化粧品やヘアケア用品はもちろんですが、食料品業界でも「天然」というキーワードにこだわるナチュラル志向が高まってきているように思います。
確かに、例えばオレンジジュースを飲むとき、果汁100%かどうかを気にしたことはありますか?果汁が100%ではないオレンジジュースは、清涼飲料水と表記されていることもあります。つまり厳密にはジュースではないんです。濃さや飲みやすさなどの好みがありますが、飲み比べると、その果汁感は全く違います。

アロマ市場全体のなかで、多くを占めているのは「精油配合製品等市場」と言われる、天然の精油を配合した化粧品、入浴剤、衣類洗剤、芳香剤などの日用品の市場であることからも、一般の方の香りへの興味、手軽に生活に取り入れられる、楽しめるアロマグッズが求められていることがわかります。より簡単に生活の中で香りを楽しみたいというニーズを背景に、アロマ市場は拡大しているのです。

今後も、さまざまなシーンや場所に合わせて好きな香りを選んだり、目的や用途に合わせて適切な香りを楽しんだりする傾向が、ますます定着していくのではないでしょうか。



アロマ空間デザインの市場も活況

香りを公共空間で楽しむ「アロマ空間サービス」は着実に広がってきています。商業施設、企業オフィスやショールームなど、様々な業種・業態で拡大しており、今後もさらなる市場拡大が期待できます。



全国2,000箇所以上にものぼるアロマ空間

多くの企業や商業施設が、アロマを空間に取り入れ、有効な活用をはじめています。いわゆる「香りマーケティング」と言われ、様々な場所での導入が進んでいます。
現在、日本で「アロマ空間デザイン」を取り入れている施設は、全国2,000箇所以上にものぼります。ホテル、オフィス、商業施設、パーキングエリア、ショールーム、医療・介護施設、ショップなど、多くの企業が香り演出の効果を感じ、継続した活用をされています。

では、なぜ企業は「香りを活用したい」と思ったのでしょうか?
先進的な取り組みとして、新たなものを取り入れるという企業としての考えはもちろんですが、その答えは、天然の香りのもつチカラにあります。香りのもつチカラは非常に多彩で、可能性は無限に広がっているのです。西洋では長い歴史を持つアロマセラピーに証明されるように、アロマ空間デザインで使用する100%天然のエッセンシャルオイルの香りにも、天然由来成分ならではかける働きがあります。大きくは3つあります。



〇香りは五感の中で唯一、ダイレクトに感情に働きかける

〇香りは体験と結び付けて記憶する力がある

〇香りは心身に働きかける力がある



香りを導入することの目的、得られる効果やメリットは、業種・企業によって異なりますが、多くの場合は、香りがダイレクトに感情や心身に働きかける力、体験と結びつけて記憶する力を利用したもので、①企業ブランディング ②販促マーケティング ③顧客コミュニケーションの実現のためなのです。


天然アロマは、心地よく穏やかに香るだけではなく、私たちの感覚に働きかけます。だからこそ、私たちは、アロマを演出している商業施設やショップに行くと、香りが商品と一体となったように感じ、こころには自然とブランドイメージが刷り込まれています。また、アロマを演出している上質なホテル空間を訪れれば、ブランドのおもてなしの心を、五感で感じ、滞在体験の価値をより高めます。香りとともに楽しく心地よい体験は、一生の思い出として胸に刻まれます。


日本から世界へ広がるアロマによるおもてなし

天然アロマでの演出は、日本だけでなく世界へと着実に広がっています。
天然の香りを使った、心地よさを重視した「アロマ空間デザイン」は、言うならばとても日本的な演出です。強すぎず弱すぎず、様々な要素で成り立つ空間の中で、決して香りだけが突出しない、空間での調和を大切にした演出。
日本の美意識を感じさせる、日本らしい香りの空間をしつらえることこそ、これからの「アロマ空間デザイン」なのです。

アロマソムリエ | フランキンセンスの香りと効能・使い方

歴史的にも、香り自体も、フランキンセンスは神秘的な香りです。実はこの香り、新約聖書にも登場しています。イエス・キリストが誕生したときに、黄金、没薬(ミルラ)、乳香が捧げられたと言われていますが、その乳香こそがこのフランキンセンス。黄金にも匹敵するほどの贈り物だったのです。 古くから宗教儀式などにも利用されてきた香りで、乳香を燃やして「薫香」として神に捧げられてきました。 香りの持っているストーリーを知ると、香りのもつ奥深さを再認識できますね。今回はフランキンセンスの香りと、おすすめのブレンドオイルについてご紹介。ぜひチェックしてみてください。

フランキンセンスの基本情報

主な成分:α-ピネン、リモネン、パラシメン
香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
キーワード:深い落ち着き、荘厳、気品がある

その名の由来は、「良質な香り」とも言われており、上質で気品漂う香りは古くから愛されてきました。フローラル系のアロマのように、パーッと華やかに広がったり、ピークのあるような強い香りではありませんが、地に足がついているような安心感、奥深くに秘めた強さや深みを感じさせる香りです。空間に上質でクラシカルな雰囲気をもたらし、多くの人を魅了してきました。

B19 フランキンセンスウッド

落ちついた大人の雰囲気と上品さが感じられる香り。濃厚であたたかみもある香りが安心感をもたらします。存在感のある気品と静けさが、心を芯からリラックスさせてくれます。
原料:フランキンセンス、ホーウッド、サンダルウッド

P01 トラスト

誠実さと落ち着きを感じさせるヒノキに、安定感や大地を思わせるパチュリなどのブレンド。誠実で慎み深さのある、落ち着いた木質系の香りです。
原料:ヒノキ、フランキンセンス、パチュリ、コリアンダー、ジュニパーetc.

JD03 雅(MIYABI)

フランキンセンスの他にシダーウッドなど奥深さを感じられるオイルがブレンドされ、日本の美しさを感じられる香りです。深く芳醇で、長く受け継がれてきた伝統の優雅さを感じさせます。
原料:シダーウッド、フランキンセンス、クラリセージ、パルマローザ、チュベローズetc.

使うシーンや季節

フランキンセンスは、黄色~茶色のようなカラーイメージを持っているため、秋から冬にかけての季節に活用するのがおすすめ。植物のもつ歴史的なストーリーからも、ぜひクリスマスに使ってほしい香りです。クリスマスを香りで表現するときには、オレンジ・スイートの香りにシナモンやクローブなどのスパイスがよく用いられますが、そこにフランキンセンスも加えてみてください。クリスマスのきらきらとした雰囲気だけでなく、気品や神聖さも感じることができます。
フランキンセンスの穏やかな香りは、外に深々と雪が降り積もる日も、心にほのかな温かさや落ち着きをもたらしてくれるでしょう。

アロマソムリエ | スポーツシーンにおすすめの香り&アイテム 3選

空気環境や心身に働きかける効果が期待できる天然アロマはスポーツシーンとも親和性が高く、オリジナルアロマを作成し、日常的に活用しているスポーツ選手も増えてきています。
今回は、スポーツシーンにおすすめの香りとアイテムをご紹介します。習慣的に運動している方も、これから挑戦したいと考えている方も、ぜひ香りを取り入れて、楽しく快適な時間をお過ごしください。

スポーツシーンにおすすめの香り3選

スポーツには、思い切り身体を動かすだけでなく、自分と向き合って集中したり、運動後に爽やかな気分を味わったりと、様々な楽しみ方がありますよね。
ご自身の運動スタイルに合わせて、ぴったりの香りを見つけてみてださい。


アクティブに運動したいときに|グレープフルーツ

すっきりとした甘酸っぱい香りが特徴のグレープフルーツ。 果汁をぎゅっと絞ったようなフレッシュな香りは嗅ぐだけで気持ちがぱっと前向きになり、年齢や性別を問わずに人気のある香りです。
うがいや手洗いなどの基本的な対策に加えて、ぜひ取り入れていただきたいのが、アロマでの空気清浄です。 自然と活力が湧くような明るさを感じられるので、なんとなくやる気が出ないときに気持ちを高めたり、普段よりハードなトレーニングに挑むときにもおすすめです。 さらに、グレープフルーツの香りには交感神経を刺激して脂肪燃焼を促す効果があると言われています。 引き締まった身体を目指している方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。


呼吸を整えてパフォーマンスアップ|パイン

日本でも「松」として馴染みの深いパインは、静かな落ち着きのある針葉樹の香りです。 森林浴をしているような爽やかさと安心感が心身をリフレッシュさせてくれるだけでなく、すーっとした清涼感のある心地よい香りが、森の中を歩いているように、気持ちを穏やかに、呼吸を整えてくれます。
深呼吸をしながら自分自身とゆっくりと向き合いたいときや、運動前に日常の疲れや忙しさをリセットして、気持ちを落ち着かせたいときなどに使ってみてください。
ウッドの香りは森の香りを連想させることもあり、落ち着きをもたらし、呼吸を整えるのに好ましい香りがいくつかあります。 シャープな透明感のある香りで集中力アップも期待できるユーカリや、軽やかな爽やかさが特徴のホワイトサイプレスなどもチェックしてみてくださいね。


運動後のリフレッシュに|ペパーミント

熱を帯びた身体をクールダウンしたい運動後には、爽快な清涼感が心地よいペパーミントの香りがおすすめです。 涼感アロマとしても知られるペパーミントは、身体の表面にある冷感受容体へ働きかけて体感温度を下げ、涼しく感じさせる効果をもつと言われています。 暑さがこたえる夏のスポーツシーンにも、爽やかな心地よさをもたらしてくれますよ。
ウッドの香りは森の香りを連想させることもあり、落ち着きをもたらし、呼吸を整えるのに好ましい香りがいくつかあります。 消臭効果も期待できるので、運動後に気になる臭い対策としても活用ができるのも嬉しいポイントです。


スポーツにおすすめのアイテム3選

マスク用アロマシール

感染対策として手放せないマスクですが、特に息が上がりやすい運動中は快適に着用したいもの。 そんなときは「マスク用アロマシール」を活用すると、心地よい香りが呼吸を楽にしてくれますよ。
マスク用アロマシールとは香りが染み込んだ小さなシールで、マスクの外側に貼り付けて使用します。
先ほどご紹介したパインや、ユーカリやティートリーなどの呼吸器に働きかける効果が期待できる香りなど、機能面から香りを選ぶのもおすすめです。


エアミスト

シュッと空気中に吹きかけて使用するエアミストは、手軽に使えるためアロマ初心者の方にも取り入れやすいアイテムのひとつです。 運動を始める前や休憩中にひと吹きすれば、ふわっと広がる香りが気分を瞬時に切り替えてくれます。
消臭効果が期待できる香りは、ロッカールームを使用した後のエチケットとしても役立ちます。
なるべく持ち物を最低限に抑えたいランニングのようなシーンにも、ウエストポーチなどのサイズに合わせて小さめのボトルを選べば、身軽に持ち歩くことができます。


サシェ

スポーツバッグの中のもわっとした臭いが気になる方は、香りを染み込ませたサシェを入れておくと、バッグを開いたときの快適性がアップします。
サシェ(sachet)とはフランス語で“乾燥させた花やハーブ、香料を入れた小さな袋”という意味で、日本語では“匂い袋”のことを指します。 日常生活の中ではあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、じつは「重曹」を使って簡単に手作りすることができるアイテムです。
スポーツバッグの中に一つ入れておけば、消臭・除湿効果が期待できるだけでなく、スポーツウェアやフェイスタオルの香りづけも期待できる、一石二鳥のアイテムです。 バッグの中に入れる際は中に入っている重曹がこぼれおちないように、サシェの口元をしっかりと締めてくださいね。


アロマソムリエ | 空間に使うと効果的なアロマオイル3選

安眠やリラックス、リフレッシュ、集中など、心身に働きかけてくれるイメージがあるエッセンシャルオイルですが、お部屋に香らせることで空間の持っているお悩みを解決してくれる環境改善の機能も期待できるのをご存知ですか?
におい対策や風邪・カビ予防など、お部屋のお悩みに合わせて機能を発揮してくれる、おすすめのエッセンシャルオイル3種をご紹介します。
お部屋のお悩みに合わせて効果的なエッセンシャルオイルを選べば、毎日の暮らしはより快適に、過ごしやすくなります。 香りを楽しむだけでなく、より効果的に活用していきましょう。

お部屋のにおい対策

家に帰って玄関のドアを開けたら、なんだか嫌なにおいがする・・そんな経験はありませんか? 玄関はその家の第一印象を決める重要な場所。そして、靴箱が設置されている場合も多くにおいが発生しやすい場所でもあります。
「嗅覚」は、五感の中で視覚の次に人の記憶や感情を左右するので、いくら見た目をきれいに整えていても、嫌なにおいがするとおしゃれなインテリアも台無しです。
お部屋のにおい対策、お家全体の印象UPにエッセンシャルオイルを取り入れましょう。

おすすめのエッセンシャルオイル

ホワイトサイプレス
落ち着きとさわやかさを併せ持ち、男性からも女性からも好印象。
清涼感のあるウッドの香りに、スパイシーなニュアンスを併せ持ち、森林浴をしているようなナチュラルな印象とともに、都会的でスマートな印象も与える香りです。
香り立ちもふんわりとして強すぎず、弱すぎず、季節を問わず大変使いやすい香りです。


風邪やインフルエンザの対策

秋冬の季節や、気温が低くなり空気が乾燥していると、ウイルスが空気中に舞いやすくなり、風邪やインフルエンザが流行します。
うがいや手洗いなどの基本的な対策に加えて、ぜひ取り入れていただきたいのが、アロマでの空気清浄です。 天然100%のエッセンシャルオイルは非常に多くの成分から成り立つ有機化合物で、様々な効果効能を含んでいます。 1,8-シネオールやα-ピネンなどもそのひとつで、「抗ウイルス作用」の働きがあると言われ、空気環境を清浄に保つ効果が期待できます。

おすすめのエッセンシャルオイル

ユーカリ・ラディアータ
ユーカリにはさまざまな品種がありますが、こちらの「ユーカリ・ラディアータ」はすっきり感とともにレモンのようなフルーティさや、やわらかな印象を持っていますので、空間をクリーンに整えながらシャープになり過ぎず、自然な印象を与えてくれます。
また、ツンとしないので、鼻やのどにも当たりが柔らかく、優しく効果を発揮するといわれています。


カビ予防

「キッチン」「浴室」など、湿度と気温が高い場所で発生しやすいのがカビ。湿度は80%以上、温度は20~30度くらいがもっともカビが繁殖しやすいといわれています。
入浴後やシャワーの後、冷水シャワーを浴室の壁などに流して冷やすのも効果的とのこと。また、汚れやホコリによっても繁殖するので、こまめなお掃除は欠かさずに。
さらに、エッセンシャルオイルの持っている抗真菌の機能をプラスすれば、より強固な効果が期待できます。

おすすめのエッセンシャルオイル

ペパーミント
ペパーミントは抗真菌の効果を持っているので、カビの発生を押さえたい場所に香らせれば、気持ちをスーッとリフレッシュさせてくれると同時に、いやなにおい対策やカビ予防にとさまざまな効果が期待できます。
多くの方にとってなじみのある香りなので、キッチンや水周り、洗面所などに取り入れても違和感がなく、香りに慣れていない家族がいても抵抗感なく受け入れてもらえるでしょう。

アロマソムリエ | 香りを使った手紙のすすめ

スマートフォンやパソコンで、世界中のどこにいても手軽に、すぐにメッセージをやり取りできるようになった現代。
そんな時代だからこそ、相手の人柄が見える手書きの文字で丁寧に書かれた手紙をもらうと、新鮮でうれしいものです。手紙を開封するときの期待感やドキドキ感も、メールにはない特別な感覚ですよね。ときには手書きの手紙やメッセージで、想いを伝えてみませんか?

古くから親しまれてきた、手紙と香り

手紙は、その内容はもちろんですが、贈り方をひと工夫することでより想いが伝わります。
古く平安時代には、男性は見初めたお目当ての女性に文(ふみ)を贈ってアピールすることから恋がはじまりました。なので、その一通にこめる思いも格別。さまざまな五感に響く趣向をこらして文のやり取りをしていました。和歌をしたためるための、薄様(うすよう)と呼ばれる繊細な薄い和紙は、季節に合わせた色を選び、梅や桜など季節の木のひと枝に結び付けて贈るなど、とても風流なものでした。
そして特にこだわっていたのが「香り」。当時は香を焚きしめて紙に香りを移していましたが、次第に「文香」と呼ばれる、小さなにおい袋を手紙と共に添えるようになりました。「文香」には乾燥させた花の蕾や木の皮、植物の根や樹脂などを細かくした、良い香りを放つお香の原料の植物が薄紙や布に包まれて入っています。
今でも昔ながらの和文具やお香を扱うお店で文香を手に入れることができます。お財布や名刺ケースに入れるなどして、ほのかな香りを楽しむ方も多いそうです。

自然な香りを贈り物に添えて

現代の私たちなら、エッセンシャルオイルを使ってよりセンス良く香りを添えることもできます。
好きなエッセンシャルオイルを贈り物のリボンに数滴垂らしたり、香り付きのシールを便箋や封筒に、また贈り物の箱の中に貼っておくことで、開けた時に漂う良い香りで、より印象的な贈り物になります。特別なときでなくても、日頃のちょっとしたやり取りや、さっと一筆書いたカードや連絡のメモに香りを添えるのもステキです。

伝えたい気持ちに合わせた香り

アロマの香りにはそれぞれ効果効能があります。花を贈る時に「花言葉」で選ぶように、香りの効果から選んだ香りでメッセージを伝えてみてはいかがでしょうか。


ありがとうの感謝の気持ち
あたたかく包むようなリラックスの香り
ゼラニウム、ホーウッド

おつかれさまのねぎらいの気持ち
疲れをゆっくりと癒す落ち着いた香り
ヒノキ、サンダルウッド

がんばって!の励ましの気持ち
集中力ややる気を高めるさわやかな香り
レモン、ペパーミント

大好き!の情熱的な気持ち
華やかで高揚感のある花の香り
ローズ、イランイラン


香りに想いをのせて特別なお手紙に

五感の中でも視覚についで記憶に残りやすいのが嗅覚。カードに1~2滴垂らすだけの、簡単な使い方でも充分です。忙しい中でもときには丁寧に、想いを伝える時間を持ちたいものですね。

アロマソムリエ | 自宅が快適空間に!リビングの香らせ方とおすすめのアロマ

ご自宅で香りを楽しむ方からいただく悩みのなかで一番多いのが、実はリビングでの香りの楽しみ方。

「リビング全体に香りが広がらない」
「夫や子供に香りがくさいと言われた」
「どんな香りを使えばいいのかわからない」
・・・みなさんもそんなご経験はないでしょうか。

リビングは、多くのご自宅で一番面積が広く、多くの方が一日の中で長い時間を過ごす空間ではないでしょうか。
ただし、空間の特性上いくつかのハードルがあるので、香りをしっかり広げるのがご自宅の中では一番難しい場所とも言われています。

まずは、アロマディフューザー選びから

どうすれば、広い空間でもしっかりと香りが広がるか?
そのカギは使用する芳香器=「アロマディフューザー」にあります。

どんなに濃くて強い香りを使ったとしても、家庭用のアロマディフューザーは、香りの広がりがいいものでも10畳強くらいまで対応のものが多いですよね。それでは、リビング全体に香りを広げるのは、なかなか難しいのが現状です。
リビングには、大空間に適した、パワフルなアロマディフューザーが必要です。

おすすめは、ピエゾディフューザー「solo(ソロ)」。透明感のあるスタイリッシュなデザインでありながら、最大40畳程度まで香りを広げることができます。
専用のピエゾアロマオイルを軽やかに噴霧させるので、広い空間でも香りが楽しめ、リビング使いに最適です。
3段階の濃度調整も可能なので、リビングにいる人数に合わせて香りを微調整することができます。12時間でオートオフとなるので、絶えず人が出入りするリビングでも長時間アロマ空間を楽しむことができます。


リビングにおすすめの香りとは

毎日お仕事や家事などが忙しいビジネスワーカータイプの方は、アロマを日常的に取り入れるのはなかなか難しいですよね。ち ょっとしたスキマ時間や、ふとしたタイミングに使うくらい、という方も多いのではないでしょうか。 そんな毎日忙しい方だからこそ、アロマを使うことで少しでも気持ちが休まると良いですね。

使い続けるコツ:生活のルーティンに組み込む
リビングは、ご自宅の中でも家族やお客さまなど、たくさんの人が出入りする、パブリックな要素の強い空間です。そのため、「自分が好きな香り!」「これがいい!」といった自分の好みはぐっとおさえるのがベター。家族みんなが居心地の良い空間にすることを考えてみましょう。

まずおすすめしたいのが、お子さまからご年配の方まで、老若男女問わず、みんなが思わず笑顔になるようなオレンジやベルガモットなどのあたたかみのある柑橘系の香り。親しみやすく和やかな雰囲気をつくり、家族団らんのリビングにはぴったりです。

◯ オレンジ

リフレッシュにもリラックスにも最適な、一番人気の香り。香りに迷ったらまずはこの香りから始めてみては。

植物名:Citrus sinensis
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
香りの機能:抗ストレス、気分高揚、抗菌、消化促進

◯ ベルガモット

気分を明るく、心身共にリラックスさせてくれる、上品な柑橘系の香り。

植物名:Citrus bergamia
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
香りの機能:・抗ストレス、鎮静、抗菌

また、リビングは家族だけで過ごす空間ではなく、時にはお客様をお呼びしたりと、おもてなしの空間になることもあります。そんな時には、もうすこし上級編の香りを選んでみましょう。

たとえば、お友達をたくさん呼んでホームパーティ、夫婦二人でのんびり過ごす休日の午後など・・いつもと違う、特別な時間を楽しみたい時。そんな時は、スタイリッシュな空気感をつくりだし、いつもとは違った非日常感を感じられるような、ホーウッドやゼラニウムなどを使った香りがおすすめです。


◯ ホーウッド

あたたかく包み込んでくれるような、甘く柔らかいウッドの香り。落ち着いたお洒落な雰囲気を醸し出します。

植物名 :Cinnamomum camphora
科名:クスノキ科
抽出部位:木部
抽出方法:水蒸気蒸留法
香りの機能:鎮静、抗ストレス、強壮

◯ ゼラニウム

ローズを思わせるような、華やかな香りに女性なら思わずうっとりする、フローラルハーブ。

植物名:Citrus sinensis
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
香りの機能:抗ストレス、気分高揚、抗菌、消化促進


アロマをリビング全体にうまく香らせるには

「アロマディフューザー」と「香り」が決まったら、最後に効果的なアロマの香らせ方を覚えておきましょう。
ここで重要なのが、四六時中ずっと香りを感じているのは難しいということ。

私たちの「鼻」は香りに順応する性質があるため、同じ香りを嗅いでいると、鼻がその香りに慣れて、香りを感じなくなってきてしまいます。リビング空間でなくとも言えることなのですが、ずっと同じ空間にいることで香りを感じにくくなったり、香りがしていないと思ったりしてしまいがち。これは、香りの広がりの問題ではなく、鼻がその香りに慣れてしまっているからなのです。
ではどうすれば、香りを効果的に楽しめるのか。

一度部屋を離れたり、香りのない時間をすごしてからまた香りを嗅ぐと、また香りをフレッシュに感じられるようになります。少し離れてからリビングに戻ると、「あ、しっかり香ってた!」とわかるはず。
リビングで香りを効率良く楽しむには、香らせはじめはしっかりと、中盤はほんのり心地よくをキープ。物足りないと感じたら、たまに強めてみる。そのような使い分けがいいでしょう。

実はこの使い方、香りをしっかり感じられるだけでなく、アロマオイルの消費も抑えられて、一石二鳥。

ディフューザーが壊れていない限り、香りはちゃんと広がっていますので、安心してください。ただし、ずっと強く香りを広げている必要はないので、うまく香りの強弱をつけてみてください。
メリハリをつけることで、リビングでも長時間香りを楽しむことができます。

アロマソムリエ | タイプ別 無理なく使い続けるアロマハック

暮らしの中にアロマを取り入れると心と身体に心地よい変化を感じ、ディフューザーやエッセンシャルオイルなどのアロマアイテムを使うのが習慣化する方が多くいます。 その一方、アロマを使う心地よさはわかっているけれど、いつの間にか使わなくなってしまったという声を聞くこともあります。 日常的に使い続けることはアロマだけでなく何でも難しかったりしますよね。
「本当は毎日使いたい」という気持ちはあるのになかなか続けられない方へ、日々の仕事や生活の効率を上げるための工夫・取り組みを意味する言葉「ライフハック」ならぬ「アロマハック」をご紹介します。 これなら自分にも続けられそうと思っていただけるようなアロマの使い方のヒントを参考に、上手に暮らしにアロマを取り入れ、無理なく楽しく続けられそうな方法を見つけてみてください。

あなたのタイプに合わせて続ける、アロマのある暮らし

同じものを使っていても、ワークスタイル・性格や生活リズムなどが異なると、使い続けるコツは人によって変わってきます。 まずはご自身の続けられない理由がどれに当てはまるか選んでみてください。

多忙なビジネスワーカータイプ
〇家事や仕事で毎日忙しく、まとまった時間が取れない
〇ディフューザーの電源を入れるのを忘れてしまう

効率重視なインドア派タイプ
〇オイルを買いに行くのが面倒
〇次はどの香りが良いかわからない、選ぶのが大変だ
〇ディフューザーのお手入れを怠ってしまう

好奇心旺盛なアクティブタイプ
〇日々いろんなことに興味があってアロマのことをついつい忘れてしまう
〇今使っている香りに飽きてしまった


多忙なビジネスワーカータイプ

毎日お仕事や家事などが忙しいビジネスワーカータイプの方は、アロマを日常的に取り入れるのはなかなか難しいですよね。ち ょっとしたスキマ時間や、ふとしたタイミングに使うくらい、という方も多いのではないでしょうか。 そんな毎日忙しい方だからこそ、アロマを使うことで少しでも気持ちが休まると良いですね。

使い続けるコツ:生活のルーティンに組み込む
まとまったアロマ時間を取るのではなく、日常のルーティンの中に自然とアロマを使いたくなる習慣を入れてみましょう。 1日の流れに合わせて使いやすい場所に、使いやすい形状のアロマを置くことがポイントです。

起床

起きるのが辛い朝も、アラームを止めるついでにエアミストでアロマを空間へシュッとひと吹きしてみましょう。 ペパーミントやレモンなど爽やかな香りを選べば、よりスッキリ目覚めることができますよ。カーテンを開けたときに陽の光とともに天然の香りで深呼吸するのも気持ちがいいです。

出勤

コートや上着にピンズタイプのディフューザーを付けておけば、電車やバスを待っている間ポケットからアロマを取り出して、コートや上着のピンズに数滴付けるだけ。 暑い夏はペパーミントやユーカリなど爽やかな香り、冷え込む冬はバニラやホーウッドなど甘さのある香りで自分の周りを満たせば、快適な出勤タイムに。

仕事中

パソコンを立ち上げている合間に、手元に置いたディフューザーもポチっと起動させて仕事モードに。 ローズマリーやライムなどシャープでクリアーな香りならひらめきや独創的なアイディアが浮かぶかもしれません。 テレワークなら気持ちのスイッチをONにするための香りを1つ決めておくと、自然と仕事モードに入れるようになりますよ。


効率重視なインドア派タイプ

自分に合った香りを選ぶのも、オイルを買い足すのも、ディフューザーのお手入れもなんだか億劫。 もっと効率よく取り入れられたら良いのに…と感じている方は、便利なサービスや機能を活用しましょう。 手間なく、できるだけ簡単に使い続けたいという方にピッタリな情報をお届けします。

使い続けるコツ1:定期的に届くアロマのサブスクリプションサービス

定額制で定期的にアロマが届くサービスを活用すれば、便利に、さらにお得に使えます。 色々な香りがありすぎてどの香りを選べばよいかわからない、店員さんと話すのがちょっと苦手…という方も、お店に行かずに自動でセレクトされた香りが希望の場所に届くのは魅力ですよね。
何が届くか毎回ワクワクしますし、新しい香りに出会えるので幅広く色々な香りを試したい方にもおすすめです。

使い続けるコツ2:お手入れが簡単なディフューザーを選ぶ

シンプルに、お手入れ不要なディフューザーを選びましょう。 使った後のお手入れや水あかの清掃など、定期的なお手入れが必要なディフューザーも多くあります。 最もお手入れが簡単なのは自然蒸散タイプ。中でもストーンタイプは、香りを変えたい時もそのまま別のアロマを垂らすことができ、手間がかかりません。他にも風を送るファンタイプやスティックで吸い上げるリードタイプも、香りを変えるときにパーツ交換をするだけなので負担は少なくて済みますよ。


好奇心旺盛なアクティブタイプ

アロマに興味が出て思い切って高いディフューザーを買ってはみたけれど、日々いろんなことに興味関心があってついつい放置してしまっている…。今使っている香りに飽きてしまった…。 そんな方にはせっかく始めたアロマをそのときの気分に合わせて楽しく使い続けられる方法をご紹介します。

使い続けるコツ:自己表現にアロマをつかう

1つの香りを使い続けるのではなく、そのときなりたい自分や表現したい空間に合わせて香りを選んでみましょう。手軽に香りを使い分けるなら、香水感覚で使えるロールオンタイプのアロマもおすすめです。
今日は商談があるから信頼感を持ってもらえるようにヒノキなど木質系の香りで誠実さをアピール、休日に自転車でお出掛けするときはエネルギッシュでアクティブな気持ちになれるレモングラス、お部屋でゆっくりコーヒータイムにはベルガモットの香りでリラックス、など複数の香りを使い分けて、香りでコンディショニングすると自然と気持ちが整います。
美味しいものや素敵なことに出会ったとき人に伝えたくなるように、香りで気持ちが変わる体験は人に伝えたくなる感動がありますよね。選んだ香りとお気に入りのディフューザーをSNSで発信してみてもよいかもしれません。

アロマソムリエ | 男性必見!女性ウケの良い香りランキング

せっかく香りをまとうなら、女性の好感度が上がる香りをまといたいとお考えの男性も多いのではないでしょうか。
女性は男性に比べ嗅覚が鋭く、香りに対してとても敏感な方が多いと言われています。 例えば、化粧品などを選ぶ際に「香り」を重視する女性も多く、男性が思っている以上に周りの香りを気にしています。 そのため、どのような香りをまとうかは、髪型や身だしなみを整えるのと同様に、みなさんの印象を左右するとても重要なファクターのひとつになります。

男性を魅力的にみせるアロマオイルランキング

では、どんな香りをまとうと女性から一目置かれるのでしょうか?
今回はランキング形式で男性の魅力をアップさせる効果が期待できるアロマオイルをご紹介します。 香水はもちろん、シャンプーや整髪料など香りアイテムを選ぶ際の参考にもしてくださいね。


第4位 グレープフルーツ

爽やかな中にもみずみずしい柑橘系の爽やかな甘味と、ほのかな苦味のある香りが特徴のグレープフルーツ。 この香りがふんわり漂ってくる男性に、嫌な印象をもつ女性はおそらくいないはず。
「爽やか」、「清々しさ」をアピールしたいなら、この香りから。 季節も問わず使いやすい香りで、香りを使い慣れていない人に特におすすめです。


第3位 ラベンダー

素敵だと感じる男性をキーワードで表現するとき、上位にあがってくるのは「清潔感」。 これがなかなか自前で醸し出すのは難しいですよね。 そんな時には、ラテン語で「洗う」という意味をもち、抗菌効果が期待できるラベンダー香りを。
「清潔感」の代名詞は、もはや石鹸だけではなくなりました。 柔軟剤や洗剤からは卒業。香りを身にまとった、あなたらしい清潔感を習慣にしてみては。


第2位 ホーウッド

あたたかく、優しい印象をもつ木の香りで、優しさや包容力のある男性の象徴に。 ただウッディ―なだけではなく、フローラルで柔らかい印象をもち、嗅ぐと思わずうっとりしてしまいます。
お部屋の香りとしても映画鑑賞などリラックスしたシーンに合いそうです。 良い香りがする部屋は居心地よく、また来たくなるものですからね。


第1位 サイプレス

ヒノキの香りを好む男性も多いのですが、より女性を意識した香りであれば、同じヒノキ科のサイプレスがおすすめ。 ヒノキの香りをすこしモダンにしたような香りで、「シャープ」「スタイリッシュ」な印象をつくりだします。 深呼吸をしたくなるように、爽やかで居心地のよさを感じる香りです。
あまり聞き馴染みの無い香りかもしれませんが、都会的なこの香りをまとっていると、いまどきのお洒落な人と想像が膨らみます。


女性が好む香らせかたとは

香りは「つけてます」とばかりにぷんぷん漂わせるよりも、近づいた時やふとした仕草の時に、さりげなく香るのがデキる香りの漂わせ方。
デートの時に、ふっと風にのって香りが漂ってきたり、借りたハンカチから爽やかな香りがする、そんな一瞬の香りを女性は見逃しません。 ずっと香らせるのではなく、「あれ?なんだか良い香りがする」という、良い違和感を作り出すことがポイントです。
まずは頑張り過ぎないこと。 香りアイテムを何か一つ、さりげなく生活に取り入れてみてください。 きっと、あなたを取り巻く周囲の反応がすこしずつ変わるでしょう。

アロマソムリエ | アロマオイルの選び方

アロマをこれから始めたいという初心者の方向けに、アロマのことを詳しくご紹介していきます。
興味はあるけど、自分で毎日の暮らしのなかに取り入れるにはどうしたらよいのか、アロマを初めて買ってみたけどうまく使えていない、という方にも読んでいただければと思います。
まずは、香りって何?というところから、香りの選び方からオイルの基本の使い方、使用上の注意点や保管方法など、アロマの基礎情報をご紹介していきます。

エッセンシャルオイル(精油)とは?

エッセンシャルオイルは植物から抽出された天然成分で、日本語では「精油」とも呼ばれています。 種類や産地などは様々で、植物のどの部位から抽出されたかによって、香りの特徴にも違いがありますが、大切なのは、100%天然の香りであるということです。
エッセンシャルオイルには非常に多くの成分から成り立っていて、様々な効果効能を含んでいます。 香りによる心や体・環境にアプローチできる効果効能は、それぞれの植物が本来もっている、精油の成分によるものですので、自然の植物から抽出されたものでなければ、アロマセラピーの効果は期待できません。

最近では、安価なオイルが、「アロマオイル」「フレグランスオイル」というような名称で、あたかもエッセンシャルオイルのように販売されていることもありますが、天然成分を含まないオイルや、天然と合成が混合したオイルもあります。
エッセンシャルオイルは、人工香料や水などは一切含まず、植物の花、葉、果皮などに含まれる芳香成分だけを抽出した純粋なオイルであること、ここをまずは最初に覚えていただければと思います。


購入の際のチェックポイント

購入する際には、100%天然であることの確認が必要です。
エッセンシャルオイルのパッケージやボトルに「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」という表記があれば、まず大丈夫です。
また、「オレンジ」「ペパーミント」などの単体のオイルを購入する際には、原料となる植物の学名・産地・抽出部位・抽出方法も参考に選びましょう。 単体オイルであれば、パッケージに記載されていることが多いです。

また、精油は光による品質劣化を防ぐため、ほとんどの場合は、茶や青などの色つきの遮光瓶に入っています。 透明ボトルなどに入っているオイルもありますが、その場合は、酸化や変質には十分注意してください。
また、購入後も、エッセンシャルオイルは、ボトルキャップをしっかりと締めて、1年以内(変質しやすいオイルは半年以内)を目安に早めに使い切りましょう。 大切にとっておきたくなりますが、香りがフレッシュなうちに使い切るのが、香り的にも機能的にもおすすめです。

最後に、価格が極端に安いものは要注意です。 香りの種類や産地で値段に幅がありますが、価格帯としては5mlで千円前後~数千円程度が一般的です。 先ほどお伝えしたエッセンシャルオイルの抽出部位の違いは、価格にも表れてきます。 果皮など手に入りやすく集めやすい原料で、オイルが比較的抽出しやすい場合は、手ごろな価格で購入できますが、たくさんの花からわずかな量しか抽出できないエッセンシャルオイルはおのずと高価になります。
例えば、ローズのエッセンシャルオイルは、1滴の香りを抽出するのに、バラの花50本~100本が必要になるとも言われている、大変貴重なものです。 エッセンシャルオイル自体、原料の栽培から、蒸留、抽出の過程を考えると、たくさんの方の手によってつくられた大切な植物の恵みであることを感じていただけるかと思います。 私たち使う側も、エッセンシャルオイル1滴1滴、大切に使っていきたいものです。


香りを選ぶポイント

さて、それではまずお好みのエッセンシャルオイルを1本選ぶところから始めていきましょう。 たくさんの種類があって、最初はどのように選んでいいか迷うと思いますが、アロマショップなど実際に嗅げる場所がある場合は、ご自身で嗅いでお選びいただくのがお勧めです。
今の自分が心地よいと感じたり、好ましく感じたりする香りを素直に選ぶのがまずは第一歩。 五感を使った選択には心や体の状態が反映されると言われていて、人間には本能的に自分の必要としている香りを選ぶことができる能力があるそうです。
ですが、忙しかったり、外出が難しかったり、実際に香りを嗅げない場合もありますので、そんなときにはどんなポイントで香りを選ぶといいか、ご紹介していきます。

ポイント1: 好みの香りのタイプで選ぶ
エッセンシャルオイルは、植物の種類や抽出部位、香りの香調などによって、大きく5つのタイプに分類できます。 自分が普段よく使っていて馴染みがある香りや、心地よく感じる香りはなんだろうと、考えてみてください。
毎日使う化粧品やシャンプーの香り、森の中のすがすがしい木々の香り、良く飾っているお花やハーブの香りなど好みの香りを思い浮かべながら選んでみましょう。

心に明るさをもたらす「シトラス」

柑橘類の皮から抽出したオイルで、フレッシュでフルーティーな香りが特徴です。
前向きな明るい気持ちにさせてくれる香りが多く、年齢や性別を問わず人気があり、初心者にも使いやすいオイルです。
【代表的なオイル】オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット

甘く華やかな「フローラル」

主に花から抽出したオイルで、甘く華やかな香りが持ち味です。 香りの印象が強いため、香りが長続きします。
うっとりするような高揚感や、気持ちのリラックスをもたらします。
【代表的なオイル】イランイラン、カモミール・ローマン、ゼラニウム

すっきりと清涼感のある「ハーバル」

ハーブの葉や花から抽出したオイル。 香草や薬草のようなハーブ特有のすっきりした清涼感のある香りが持ち味です。
料理などに使われる香りも多く、生活の中でも親しみのあるものが多いです。
【代表的なオイル】ペパーミント、ラベンダー、ローズマリー

森の中にいるような「ウッド」

木の幹、葉や枝、樹皮などから抽出されたオイルです。
気持ちを落ち着かせる深い香りから、森林浴をイメージさせるような清々しく爽やかな香りまで様々です。
【代表的なオイル】サンダルウッド、ユーカリ・グロブルス、パイン

静かで深みのある「バルサム」

香木の樹脂から抽出されるオイルで、重厚かつ静かな甘さをもった独特の深い香りです。
粘度の高いオイルが多いです。
【代表的なオイル】フランキンセンス

ポイント2:目的によってオイルの効果効能で選ぶ
エッセンシャルオイルはただ良い香りを楽しめるだけでなく、人間の五感を心地よく刺激し、様々な植物の薬理効果をやさしく取り入れることが期待できます。
鼻から入った香り成分は、免疫・内分泌調節を司る視床下部に働きかけることで、交感神経が副交感神経に切り替わってリラックスできたり、女性ホルモンなどのホルモン分泌を調整できたりといった心と体に対してアプローチができると言われています。
さらに空気をキレイにしたり、抗菌・抗ウイルスなど、環境に働きかける効果が期待できるオイルもあります。
自分の持っている香りのイメージや好みだけでなく、効果効能も考えて香りを選べるようになると、より使用シーンのイメージがわき、生活の中に取り入れやすくなりますね。

心と体に対するアプローチ

私たちの心や体に影響を与えるオイルの機能の代表としては、「鎮静」「抗ストレス」「強壮」「ホルモン分泌調整」「頭脳明晰」「消化促進」などが挙げられます。
気持ちを落ち着かせたり、リラックスをもたらすような効果は、アロマセラピーを取り入れる際には、まず期待したい部分でもありますね。
眠る前に使いたい、運動の時に使いたい、など、使いたい「時間」や「場所」、「目的」を考えていくと、自分が求めている機能が見えてくる場合もあります。

空間や環境に対するアプローチ

環境に効果を発揮するエッセンシャルオイルの代表的な機能としては「抗菌」「抗ウイルス」「防虫」「消臭」などが挙げられます。
特に空間で香りを楽しむような芳香浴や空間演出では、この空間や環境へのアプローチの効果を期待する場合も多くあります。 アロマセラピーを始めるときには、明確な機能を求めるのではなく、空気をキレイにしたい、空気を変えたい、というアプローチの方法もありです。
エッセンシャルオイルを生活空間に取り入れるだけで、家の空気が快適になる、居心地がよくなる、そんな効果をもたらすこともあります。


香りのある生活

香りの選び方を中心にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは、自分がどんな目的でどんな香りを使おうか、と考えることから、香りのある生活の一歩は始まります。 お好みの香りでもいいですし、これを機に見つけた香りでもいいです。 まずはこの香りを使おう!という、あなたならではの1本を選んで、毎日の暮らしのなかに取り入れてみてはいかがでしょうか。
香りを使っていくことで、自分の好みもわかってきますし、自分の求めている香りをまた見つけることができると思います。

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