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コラム | @aromaの掲げる100% pure naturalな取り組み

これまで環境に配慮した香りの空間づくり、製品づくりを続けてきたアットアロマに新たに加わった「wood diffuser rin(ウッドディフューザー リン)」。間伐材を使用しているので森林保全につながり、現代のインテリアにも合うようモダンなデザインに仕上げています。そんなリンの魅力を今回はご紹介。


アットアロマが大切にしてきたサステナビリティ


近年SDGsが国連サミットで制定され、サステナブルな社会づくりが世界的に注目されていますが、アットアロマも創業当初から地球環境に配慮した企業理念を掲げ、アロマ空間デザインや製品づくりを継続してきました。ブランドコンセプトである「100% pure natural」に込めた想い、私たちがアロマ事業を通してこれまで、そして現在取り組んでいることをご紹介します。

100% pure natural
持続可能な自然素材を使って、人が暮らす空間をしつらえる。

森林や農産物など、再生可能な自然の恵みを活かして、人の暮らしを豊かにすること。
それは持続可能で豊かな社会・地球環境へとつながります。




例えば、mobile aroma labという活動では、森林の環境保全に必要な間伐材や枝葉・食品加工の際に余ってしまっていた柑橘類の果皮などの未利用資源を活用して、エッセンシャルオイルの蒸留や自然蒸散タイプのディフューザーを創り出してきました。このような有効活用は、環境保全や地域の林業や農業を守ることにも繋がります。
自然素材の良さを生かしつつ、デザインの力でよりスタイリッシュに魅力的に仕上げることで、ご自宅や施設などに心地よく取り入れることができます。また、天然100%のエッセンシャルオイルには様々な機能があり、うまく活用することで健康的な生活をもたらしてくれます。


wood diffuser rin


そんな取り組みのひとつとして生まれたのがwood diffuser rin(ウッドディフューザー リン)。木の個性を生かした、現代のインテリアに合うディフューザーです。間伐材として伐採された針葉樹を活用し、木ならではの表情を生かして磨き上げたディフューザーとして生まれ変わりました。
自然蒸散型なので電気などを使わず環境に優しいだけでなく、メタルのフレームとのコントラストが美しく、ひとつずつ異なる自然の木目や色合いは、香りとともに暮らしにぬくもりをもたらします。



使い方もとても簡単で、お好きなエッセンシャルオイルを数滴垂らすだけ。木そのものの香りとともにエッセンシャルオイルの香りがふわりと漂います。
アロマ初心者の方でも気軽にお使いいただけ、ボックスに入れてお届けするのでギフトにもおすすめのアイテムです。モダンなフレームがセットになっているので、お部屋やベッドサイドに置くとナチュラルかつスタイリッシュな印象をプラスしてくれます。


ぬくもりを感じるウッドディフューザーも


リンと合わせてご紹介したいのが、同じく間伐材を使用したウッドディフューザー ヒノコ
「木、森、自然に興味を持ち、理解し、使うことで自然に貢献していく」 をコンセプトに、日本の森で育ったヒノキの間伐材を主に使用し、ひとつひとつ手作りで作られています。リンとヒノコでそれぞれ異なる香りを楽しむのもいいですね。


サステナブルで洗練されたアロマ空間を


自然への配慮とスタイリッシュな暮らしを両方叶えてくれるリン。心地よい香りを楽しみながら、環境を大切にした生活をもたらしてくれます。ぜひ、リンと一緒にサステナブルで洗練されたアロマ空間デザインを始めてみてください。

アロマソムリエ | 北海道薄荷の香り・使い方

「北海道薄荷」は、古くから医薬品や食品など、様々な用途で活用されてきた和ハッカ。 100品種はあるといわれている和ハッカ中の1種である「北海道薄荷」は、「和種ハッカ」と洋種ペパーミントの「ブラックミント」の掛け合わせた品種で、葉は卵形で、成長すると花と茎部分が淡紫色に染まるのが特徴です。
芳香成分の65%~80%がメントールで、葉を軽く揉むだけで爽やかな香りが広がります。 主な生産地は、オホーツクの北部に位置する滝上町で、国内生産量の95%を占めています。


基本情報

科名:シソ科
抽出部位:葉、茎
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地: 北海道・滝上町
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:トップノート
香りの印象: 中~強



使うシーンや季節

北海道薄荷の香りは、ハッカならではのスッとするメントールの清涼感だけでなく、ブラックミントの持つ甘さが特徴的な唯一無二の香りです。ハッカといえば真夏をイメージされる方も多いですが、穏やかな甘さもあわせもつ北海道薄荷は季節を問わず活用しやすい香りです。
とても濃い香りなので、ブレンドする際には少量から使用するのがおすすめです。ハッカならではの爽やかさや透明感できらきらとした情景を表現したり、やさしい清涼感を活かしてやわらかく心地よい印象をつくりだしたりと、さまざまな表現が可能です。また、和精油ならではの日本人に馴染みやすい雰囲気ももっているため、安心感やどこか懐かしさのある空間をつくりだしてくれます。
お客様をおもてなしする場面や、心身を落ち着けたいときなど幅広いシーンで使いやすい香りです。



相性のいいオイル

ハーブ系: ラベンダー、マジョラム・スイート
シトラス系: グレープルーツ、レモン
ウッド系: ヒノキ、サイプレス

同じ香りタイプのハーバル系や、ウッド系とよく馴染みます。清涼感と甘さを持ち合わせている香りなので、透明感や安心感を感じるブレンドになります。
他の和精油に合わせてブレンドしてみるのもよいでしょう。



「北海道薄荷」をブレンドした香り

JB05 北海道薄荷

北海道薄荷と一緒にラベンダーなどのハーバルな香りが混ざり合う、透明感ある香り。
柔らかで心地よい香りがハッカ畑を思わせます。
原料:北海道薄荷、ラベンダー、マジョラム、吉野檜、モミリーフ, etc.



CITY series 札幌(SAPPORO)

甘く安心感を感じるホーウッドとラベンダーの中に、ほんのり北海道薄荷が香る、温かみのあるウッディフローラルの香り。
原料:ホーウッド、ラベンダー、プチグレン、エレミ、北海道薄荷 etc.



アロマソムリエ | ジュニパーベリーの香りと効能・使い方

ジュニパーは、北半球に広く分布する常緑低木です。生育する場所によって変種しやすく、多くの品種が存在します。香りが採られる球果(実の部分)は、秋に実がなり黒く熟すまでに2~3年かかると言われます。
ジュニパーといえば、洋酒の「ジン」の香りづけとしても有名です。高い浄化作用をもつため、中世ヨーロッパでは魔除けや疫病除けとして、ローズマリーなどのハーブとともにジュニパーの枝葉が焚かれていたという歴史があります。
現代でもそのデトックス作用を活用して、ボディトリートメントなどで使われるジュニパーベリー。香りとしてはどのような特徴があるのか、ご紹介していきます。


基本情報

科名: ヒノキ科
学名:Juniperus communis
抽出部位:果実
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地: フランス、クロアチア、ブルガリア
主な芳香成分:α-ピネン、テルピネン-4-オール、リモネン
香りのタイプ: ウッド
香りの揮発性: ミドルノート
香りの印象: 中~強

ジュニパーベリーは、針葉樹ならではのすっきりとしたウッドの中に、スパイシーさやほのかな甘さを感じさせる香りです。大人の雰囲気漂う落ち着いたイメージを持っている方も多く、メンズ用の香水としても活用されています。



香りのもつ機能

身体に溜まった老廃物の排出を促すデトックス作用に優れ、「ジン」の香りづけとして使われ始めたきっかけも、ジュニパーベリーのもつ利尿作用などの薬効を期待してのことだといいます。
気持ちを前向きに持ち上げてくれるようなリフレッシュ作用もあります。爽やかな針葉樹の香りが呼吸を整え、頭の中がすっきりとし、気持ちを切り替えることができます。



使うシーンや季節

空間で演出すると、まるで薄暗い森の中を散策するような、しんとした静けさを表現できる一方で、どこか洗練されたモダンな印象もあわせ持つため、都会的でクールな世界観を演出することもできます。
針葉樹ならではのウッドの爽やかさや抗菌作用を活かして、清潔感が必要とされるパウダールームやフィットネスクラブで使用したり、日中は仕事の合間の集中力UPや、心と頭のリフレッシュに役立ち、気持ちを切り替えたりすることができます。
また、ジュニパーベリーは、濃い青や深い緑のカラーをイメージさせる香りです。ペパーミントなどの香りがキラキラとしたマリンブルーや鮮明なグリーンを表現することに対し、ジュニパーベリーのもつ青色はもっと深く、海の底や、静かな夜空をも連想させるような印象があります。
夏はペパーミントなどとブレンドし、「水」や「ガラス」などの透明感を表現したり、すっきりとした清涼感のあるハーバルウッド調のクリアーな空間づくりを。冬には、ジュニパーベリーのもつ静けさを活かして、深々とした凍てつく冬の空気感を表現するなど、香りのデザイン性を楽しむことができます。
静寂と洗練さ、清涼感と落ち着き。一見相反するような要素をあわせもち、自在に表現できるのが、ジュニパーベリーの特長です。



相性のいいオイル

シトラス系:グレープフルーツ、レモン
ウッド系:ヒノキ、ホワイトサイプレス、シダーウッド
ハーブ系:ラベンダー、マジョラム、ローズマリー
フラワー系:イランイラン

ジュニパーベリーは、メインとして使うことは少ないかもしれませんが、ブレンドに少量加えるだけで香り全体が引き締まり、アダルトでエッジの効いた雰囲気が出せ、香りに独特な個性をもたせることができます。芯のある力強い香りなので、香りのアクセントとして少量から使うのがおすすめです。



「ジュニパーベリー」をブレンドした香り

SUMMER NIGHTS(サマーナイツ)

海面をなでる柔らかな夜風を思わせる、上質なウッドの香り。ジュニパーベリーの持つカラーイメージが夜の海を感じさせます。
原料:シダーウッド、ジュニパーベリー、サンダルウッド、ベチバー、レモングラス etc.



D18 トラストネイビー

アクセントとしてジュニパーベリーをブレンド。木々の深い香りの中にスパイシーさを感じる、落ち着いた印象をもたらす香りです。
原料:ヒノキ、フランキンセンス、パチュリ、ジュニパー、ブルーサイプレス etc.



S06 スリープ

ストレスのない眠りへと導くラベンダーの香りと、シダーウッドとジュニパーベリーのウッドの香りで奥行きのある香りに仕上げています。
原料:ラベンダー、スパイクラベンダー、マジョラム、シダーウッド、ジュニパーetc.



アロマソムリエ | ローズの香りと効能・使い方

「香りの女王」と称され、時代を超えてロマンと伝説が絶えないローズ。
その起源は約5,000万年以前とも言われ、中国西南地区からヒマラヤにかけて、またイランなどの中近東地区の野生種をはじまりとする説が有力です。
ローズを語る上で欠かせない歴史的人物といえば、古代エジプト最後の王女、クレオパトラ。この花をこよなく愛したクレオパトラは、毎日のようにバラ風呂に浸り、寝室には膝の高さまでバラの花びらを敷き詰めていたという伝説が残っています。
今回は、芳しい香りと美しい姿で人々を惹きつけてやまないローズについてご紹介いたします。


基本情報

科名:バラ科
学名:Rosa centifolia
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法、溶剤抽出法
主要産地:モロッコ、フランス、ブルガリア
主な芳香成分:フェニルエチルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:強

香りの世界で使われるローズは主に2種類あり、ダマスク種とセンチフォリア種に分けることができます。また抽出方法にも水蒸気蒸留法(オットー)と、アルコールやワックス剤などに香りを移す溶剤抽出法(アブソリュート)があり、一般的にダマスク種には水蒸気蒸留法、センチフォリア種は溶剤抽出法を用いることが多いです。



香りのもつ機能

緊張・ストレスの緩和や、高い鎮静作用で心をリラックスさせると同時に、沈んだ気分を持ち上げてくれる効果が期待されます。
また女性ホルモンのバランスを整える働きがあると言われ、PMSや更年期にみられる心理的な諸症状をサポートしてくれると言われています。



使うシーンや季節

優雅で気品高いローズの香りは、数あるフローラルの香りの中でもひときわ存在感を放ちます。
アロマ空間デザインでは、幸福感や祝福ムードを高めたいシーンで活用します。結婚式や、特別なパーティーシーンなどで使用すれば、甘く魅惑的な香りが会場を包みこみ、誰もがハッピーな気持ちになれるようなあたたかい雰囲気を創出します。
また、格式高い伝統的なホテルのロビーなどで演出すると、大切なお客様へのおもてなしにもつながります。インテリアスタイルとしては、ロマンティックでエレガントな空間や、豪華なシャンデリアの装飾が施された、贅沢感のあるラグジュアリーな空間にぴったりです。
心に働きかける作用も大きいため、ストレスを感じているときや気分が冴えないときに優しい濃度で香らせると、じんわりと心を明るく持ち上げてくれます。



相性のいいオイル

シトラス系:オレンジ、ベルガモット
ウッド系:ホワイトサイプレス、シダーウッド
ハーブ系:マジョラム・スイート、ラベンダー
フラワー系:ゼラニウム、イランイラン

少量で上品さや華やかさを表現できます。組み合わせ次第でより甘く華やかなフローラル感を強調したり、また香りのアクセントとして使うとほんのり艶やかさを表現できたりと、ローズの使い方はさまざまです。お花の濃厚さを和らげたいときはシトラスとブレンドするとソフトになり、さらにあたたかみのある雰囲気になります。また、重みのある落ち着いたウッドと合わせると、より荘厳で格式高い伝統的な印象を表すことができます。



トルコローズについて

世界有数のバラ産地、トルコ。そのトルコの「ローズガーデン」と評されているのが、南西部に位置するウスパルタという街。土地の3割が湖、ラベンダーやユリの花が咲く美しい街です。トルコローズは、そんな景色を思わせるような透明感と瑞々しさ、軽やかさを感じられます。



「ローズ」をブレンドした香り

PINK ROSE(ピンクローズ)

トルコローズの瑞々しさを生かし、ローズガーデンを散策しているときや、フラワーショップで感じる繊細な生花の香りをイメージ。
原料:ローズ、ゼラニウム、オレンジ、ホーウッド、カモミール etc.



D09 コンフォートリラックス

ハーブやウッドなどとのバランスが心地よい、印象的な香り。ローズとハーバルな香りが、深みのある上品な空間を作り出します。
原料:ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナ etc.



S07 ローズドリーム

華やかな印象を存分に楽しめるブレンド。ローズならではの優雅さと気品が、眠りのクオリティを高めてくれます。
原料:ローズ、パルマローザ、ネロリナ、ゼラニウム、ベルガモッ トetc.

アロマソムリエ | スパイクラベンダーの香りと効能・使い方

スパイクラベンダーは、スペインやフランスの山岳地帯を原産とするラベンダーの一品種です。精油は溶解力が大きいことから、ルネッサンス時代の画家たちはこの精油を油絵の希釈剤として使用していたといいます。
スパイク(spike)という名のとおり、花のつき方が穂のようにとがっており、花茎が3つに分かれます。また真正ラベンダーよりも草丈がやや高く、花の色が淡いのが特徴です。他のラベンター種と比べて対暑性が強く、香りもすっきりとしていることから、「男のラベンダー」ともよばれています。




スパイクラベンダーの基本情報

主な成分:リナロール、1,8-シネオール、カンファー
香りの機能:抗菌、抗ウイルス、鎮静
キーワード:爽やか、フレッシュ、力強い

一般的な真正ラベンダーに比べると、スパイクラベンダーはラベンターらしい甘さと、突き抜けるようなシャープな印象をあわせもつフローラルハーブの香りです。
これは、香りの華やかさやフルーティーさを担うリナロールや酢酸リナリルという成分が、他のラベンターに比べて少ないためです。さらに、真正ラベンダーには含まれないカンファーという成分を含むため、フローラルの香りとともに爽やかな清涼感も感じます。
ラベンダーのもつ甘さはあるものの、全体的にすっきりとした印象ですので、普段甘い香りを使うことが少ない方や、濃厚なフローラルの香りが苦手という方にも比較的使いやすい香りです。




C04 クリーンラベンダー

空気がこもりがちな空間に。
シングルオイル3種で仕上げたシンプルなブレンド。
原料: ユーカリグロブルス、スパイクラベンダー、ニアウリ


D11 ルーセントパープル

透明感のある上質な空間をつくりだします。
香り好きの方にも満足いただける奥行きのある洗練されたブレンド。
原料:イランイラン、スパイクラベンダー、ライム、スペアミント、ユーカリetc.


JD05 粋

日本の情景を感じる人気の香りです。
落ち着いたウッド調にスパイクラベンダーのスッキリとしたやさしさを感じるブレンド。
原料:ヒノキ、ジュニパー、サイプレス、ロサリナ、スパイクラベンダーetc.


使うシーンや季節

ラベンダーといえば、眠る前やリラックスしたいときに使う香りというイメージがありますが、スパイクラベンダーの香りは、真正ラベンダーほど甘くなく、すっきりとした香り立ちなので、日中のデイタイムにおすすめの香りです。仕事や家事の合間に、程よくリラックスしながらやる気スイッチを入れたいときに活用すると、心は癒されながら、頭の中をクリアーにすることができます。前向きな気持ちへと促してくれるような香りですので、アクティブに活動したいお昼間のリラックス&リフレッシュタイムにおすすめです。

カラーイメージも白や淡いパープルなど、シンプルな色を表す香りですので、男女問わず様々なシーンで活用しやすい香りといえます。オフィス空間であれば、休憩室やロッカールームで使用すると、気持ちの切り替えとともに消臭作用も期待できます。清潔感も持ち合わせている香りなので、水回りにもおすすめです。手の届くところにエアミストを置いておき、使用したあとにシュッとひと吹きしてみましょう。天然の心地よい香りがさりげなくふわっと広がり、たちまち心が軽やかになります。

季節としては、春夏によく合います。暑い時期にミント系の香りなどと合わせると、シャープな清涼感がマイルドになり、ソフトな華やかさとともにクールダウンできる空間となります。一方、甘さと穏やかさのある真正ラベンダーは、秋冬の落ち着いた時期や、季節の変わり目となる春先に使用すると、ほっとするような安心感と寛ぎを演出することができます。同じラベンダー種でも、品種によって香りのイメージや働きが異なりますので、季節やシーンに合わせて様々なラベンダーを使い分けてみると、香りの楽しみ方が広がりますよ。

スパイクラベンダーは、香り自体はシンプルでナチュラルですが、ヒノキやジュニパーなどウッド系の香りを合わせたブレンドは、大人の雰囲気漂うちょっとエッジの効いた香りになります。いつもの華やかなラベンダーの香りに飽きてしまったときや、リラックスしたいけど爽やかさのある香りがほしいときなど、程よい甘さと清涼感を兼ね備えたスパイクラベンダーを、ぜひ活用してみてくださいね。

アロマソムリエ | アロマのもつ機能性で風邪対策を

 

企業や家庭で感染予防のための対策を行うことが当たり前となっている今、機能と癒しを持ち合わせるアロマセラピーへの関心が高まっています。 アロマを取り入れて気持ちも穏やかに、ストレスフリーな日々を送りたいですね。

アロマセラピーに使われるエッセンシャルオイル(精油)は、その成分に応じて私たちの心や体、また環境に対してさまざま効果が期待できます。 特にいまの時期気になるのが抗菌・抗ウイルス作用ですが、それらの効果が期待できるオイルがいくつか存在します。

古代エジプトでは、ミイラの保存料に使われたり、17世紀にペストが流行ったときに、消毒や抗菌目的でハーブが用いられたりと、抗菌のためのアロマテラピーは古くから用いられ、伝承されてきました。

オーストラリアの先住民が、感染症などの病気に対して殺菌消毒作用のあるティートリーを使用してきたという話も有名です。今回は空気をクリーンに整えるエッセンシャルオイルについてご紹介していきます。

抗菌・抗ウイルス作用とは

まずは抗菌、抗ウイルス、殺菌など、それぞれの薬理作用と、その作用が期待できる精油についてみていきましょう。植物には様々な機能が期待できますので目的にあった香りを選ぶうえでも、それぞれの違いを理解することが大切です。

 

自然界に生きる植物には私たち人間と同じように、自分たちを守るための力が備わっています。植物自身が虫や鳥に食べられないように、また菌などに感染しないように、抗菌や殺菌作用をもともと持っているのです。私たちは植物が本来持つ力を使って、その作用を生活に役立てていくことができます。

 

おすすめのエッセンシャルオイル

ティートリー Tea tree

科名:フトモモ科 
抽出法:水蒸気蒸留法
抽出部位:葉

オーストラリア先住民のアボリジニがこの葉を煎じて飲んでいたことから名づけられたというティートリー。爽やかさと芯のある強さを合わせ持つ、大地や豊かな自然を想わせるアーシーな香りです。主な成分であるテルピネン-4-オール、1,8-シネオールは共に優れた抗菌作用をもつため、ティートリーには、抗菌作用や抗真菌作用が期待できます。
幅広い感染症に対して力を発揮し、呼吸器系の感染症、風邪やインフルエンザ、気管支炎などへの作用が期待できるとされています。

 

ユーカリ・グロブルス Eucalyptus Globulus

科名:フトモモ科 
抽出法:水蒸気蒸留法
抽出部位:葉

生命力が強く、生長が早いユーカリは、種類が500種以上あるともいわれていますが、グロブルスは代表格の品種。ティートリーと同様に、強い殺菌作用が期待できる香りです。
成分の6割以上を占めるのは、1,8-シネオール。揮発性がとても高く、ユーカリ特有の爽快感を感じさせます。去痰、抗炎症作用が期待できるため、風邪などの呼吸器トラブルを改善するのに役立ちます。
また、森の中の木々の香り成分で、森林浴をしているような効果をもたらすα-ピネンも含むため、自然に囲まれているような清々しさを感じることができます。 シャープでクリアーな清々しい香りは頭脳明晰の作用が期待でき、風邪症状時などの鬱屈とした気分の解消や、勉強や仕事時のリフレッシュにも活用されます。

 

ペパーミント Peppermint

科名:シソ 
抽出法:水蒸気蒸留法
抽出部位:葉

清涼感を感じさせるクリアーでさわやかな心地の良い香り。 主な成分は、メントール、メントン、1,8-シネオール。冷却作用をもたらすほか、抗菌や抗ウイルス効果も期待でき、空気環境のケアにも積極的に活用されているなど、さまざまな効果や効能があるといわれています。 乗り物酔いや吐き気をやわらげ、すっきりとした気分に整えてくれたり、鼻づまりといった呼吸器系のケアにもよく使用されています。

 

空気をクリーンに整えるアロマアイテム

アットアロマでは、天然アロマのもつ機能性に着目し、空間をクリーンに整えることをテーマにした「Clean air(クリーンエアー)」シリーズを展開しています。清潔感のあるシャープな香りで空間に働きかけ、風邪の流行る季節によく用いられるユーカリや、消臭作用をもち清涼感あふれる清々しい香りペパーミントなどを中心に10種類の香りをご用意しています。

 

 

99%以上のウイルス除去効果も

「クリーンエアー」シリーズの香りの中でも、特に抗ウイルス作用が高いと言われているのが「C02 クリーンミント」「C10 クリアーティートリー」の香り。北里環境科学センターにてウイルス抑制効果について試験を行った結果、空気中の浮遊ウイルスに対して99%のウイルス除去効果をもつことが実証されました。そんなクリーンエアーシリーズの人気の香りは下記の記事でご紹介しています。

 

【毎日の生活のなかでできること】

玄関やパウダールームをクリーンに整えたい

常にクリーンに保ちたい玄関は、手軽に使えて即効性のあるエアミストや、リードディフューザーコードレスディフューザーなどがおすすめ。 玄関の臭い対策や、湿気や換気が気になる場所には爽やかな香りを使いましょう。

 

 

外出時にも香りを楽しみながらケアしたい

マスクに貼るだけで、気軽に香りを楽しみながらウイルスケアができるマスク用アロマシール。 空気がこもりがちなマスク内も、スーっとする香りで心地よく感じられますよ。


アロマでできる風邪対策について興味をもっていただけましたか?

今回は、アロマの持つ機能の中でもウイルスへの作用についてご紹介していきました。 アロマセラピーは私たちの生活に彩りや癒しをもたらしてくれます。アロマが本来持つ機能、心身へと働きかけをうまく生活の中にも活用しながら、いい香りを日常生活に取り入れ、心身共に健康でいられるように心がけていきたいですね。

コラム | 自律神経の乱れに 睡眠と呼吸を整える

現代は多くの方が自律神経の乱れによる不調に悩まされていると言われています。人によってお悩みも様々ですが、天然のエッセンシャルオイルをつかうことで、心身を心地よく整え、バランスを整えることが期待できます。いくつかおすすめの香りをご紹介します。


不調の原因は自律神経の乱れ?


みなさんは「疲れが取れない」「ストレスを多く感じる」と悩むことがありますか?日常生活で感じる不調は、もしかすると自律神経の乱れが原因かもしれません。自律神経とは、全身の器官をコントロールし身体の働きを調整する神経系のこと。興奮している時や目が覚めている時に優位になる昼の神経「交感神経」と、睡眠時やリラックスしている時に優位になる夜の神経「副交感神経」で成り立っています。この2つの神経がバランスよく働いていないと、自律神経のバランスが崩れてしまい身体の不調に繋がります。
そして、自律神経が乱れを感じている人の中には、身体を休ませる「副交感神経」の働きが弱くなってしまっていることが多いと言われています。この副交感神経の働きを強めるうえで大切になってくるのが「睡眠」と「呼吸」です。日常生活の中で様々なサポートが考えられますが、心地よい香りを広げて心身を落ち着かせる効果が期待できる香りもぜひ取り入れてみてください。



1. アロマと自律神経の関係

1-1. 植物から採れる香りには沢山の成分がある


アロマセラピーで使われるエッセンシャルオイルは、天然の植物から香り成分を抽出した香料です。1種類のエッセンシャルオイルは通常数百以上の芳香成分で構成されており、原料となる植物の香り成分に応じて「鎮静作用」や「抗ストレス」といった様々な機能を持っています。これらの機能は、睡眠や呼吸をより質の高いものへとサポートしてくれることが期待できます。



1-2. 香りは脳にダイレクトに働きかける


わたしたちの脳には、思考や言語などの知的活動を支配する「考える脳」大脳新皮質と、記憶や喜怒哀楽といった感情に関わる「感じる脳」大脳辺縁系があります。そして、五感の中で唯一、大脳辺縁系にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」なのです。そのため、植物に含まれる成分を存分に生かしたエッセンシャルオイルの香りで心地よさを感じることは、よりリラックス感を高め、心身を落ち着かせるサポートをしてくれると言われています。



2. リラックスしながら質の高い睡眠を

睡眠時間が5時間を切る日が続くと、お酒を2~3杯飲んだときと同じくらい脳の機能が低下するという説も。それくらい睡眠が健康に及ぼす影響は大きいのです。
「ベッドに入ってもなかなか眠れない」という方は、アロマの香りを入眠のためのスイッチとして活用するのもおすすめです。この香りはもうすぐ寝る合図、と自然と身体が覚えていき、香りの心地よさを感じながら睡眠のルーティーンを整えてくれます。
また、「寝ているはずなのにしっかり寝られた感じがない」と感じている方は、睡眠が浅くなってしまっている可能性が。こちらは睡眠前~睡眠時のリラックス感がカギです。香りを上手に取り入れながら、深く落ち着いた睡眠時間を過ごしましょう。



2-1. 安眠効果が期待できる香り

ラベンダー


優しさの中に力強さを秘めた心地よい香りで、多くの人から親しまれる万能オイルと言われています。鎮静・抗菌・安眠など様々な機能を持ち、日中の緊張感をほぐしてリラックスしながら眠るのにぴったりです。



カモミール


優れた鎮静作用で古くから女性特有の婦人科系疾患に幅広く用いられていた植物。りんごのような甘い香りで、作用が穏やかなので子供からご年配の方まで幅広い世代でお使いいただけます。精神的なストレスにより気分が落ち込んでしまった時にも。



ゼラニウム


抗ストレスや精神安定といった働きがあるので、心身のバランスを整えて不安を和らげてくれます。眠る前にいろいろな考えが浮かんでしまい、なかなか落ち着くことができない方におすすめ。



2-2. 睡眠時のアロマの使い方


アロマセラピーの機能をしっかりと活用するために、ディフューザーを使って枕元で香らせるのがおすすめです。ほのかに香るくらいが落ち着くという方にはアロマストーンディフューザー [ミニ]、睡眠を邪魔しないよう静かにしっかりと香りを広げたいという方にはコウがおすすめです。



3. 深い呼吸で副交感神経を優位に

自律神経は自分の意思ではコントロールできないものですが、実は呼吸を通してアプローチをすることができます。深くゆっくりとした呼吸をすることで、副交感神経が優位になりリラックスでき、睡眠の改善にも繋がると言われています。ここで大事になってくるのが呼吸方法。正しい深呼吸は腹式呼吸だと言われており、一般的な胸式呼吸よりも一度に吸う空気の量が多くなるので呼吸がゆっくりになり、気持ちが落ち着いてリラックスすることができるのです。さらに、自然で心地よい香りがあるとよりリラックス効果を感じることができます。



3-1. 深く落ち着く香り

パイン


心地よい森林の風に包まれ、森林浴をしているかのような清々しい香りの中に、静けさと落ち着きを感じるウッドの香りです。抗菌や抗ウィルス・抗炎症作用など呼吸器系のトラブルにも効果が期待できる成分が多く含まれています。



フランキンセンス


不安な心をなぐさめ、呼吸を和らげ、元気を与えてくれる香りです。瞑想やヨガ・ストレッチなど、自分と向き合い心を鎮めたい時や高まった気持ちを落ちつけたい時におすすめです。



ユーカリ


草原を爽やかな風が吹き抜けるかのような、軽やかですーっとした透明感のある香りです。パインと同様に呼吸器系を整える効果が期待できる成分が多く含まれており、すっきりとした香りで鼻通りもよく整います。



3-2. 呼吸を意識したアロマの使い方


リラックスしながら呼吸を整えたいときには、拡散力の高いソロワンでお部屋全体に香りを広げるのがおすすめ。自然と呼吸が深まる空間をつくることができます。また、使いたいときだけ手軽に使いたいという方には、香りをそのままミスト状に広げるワンがおすすめ。また、ヨガやストレッチなどの際に、エアミストを使って身の回りにスプレーしさらに香りを楽しむのもいいですね。



生活にアロマを取り入れて

今回は睡眠と呼吸を切り口に沢山の香りをご紹介しました。ぜひ参考にしていただきながら、ご自身が「心地よい」と感じる香りを生活に取り入れてみてください。

アロマソムリエ | ストレス対策におすすめのアロマオイル

日々の仕事や人間関係の中には、我慢を強いられるシーンや自分の思い通りにならずイラッとしてしまうこともありますよね。
抑えられた欲求や感情は、少しずつストレスとして蓄積していきます。
うまく解消し、リフレッシュをして気分転換していないと、感情が爆発してしまうことも。みなさんはストレスがたまったとき、どのように解消していますか?

身体に負担を掛けない対策を

ストレスを解消する方法はさまざま。「おしゃべりする」「たくさん寝る」「走る」「運動する」「カラオケで大声を出す」など健康的に発散できる場合は良いですが、「好きなものをたくさん食べる」「お酒を飲む」「夜ふかししてゲームをする」など、身体に負担を掛ける方法を取ってしまうこともありますよね。
もちろんそのような方法でも、一時的に気を紛らわすことはできますが、ストレスそのものは発散できません。むしろ、「暴飲暴食してしまった」「寝不足で体調が悪い」など、自己嫌悪に陥り自らストレスを増加させてしまうことも。
そうは言っても、運動習慣のない方や、時間が無くたくさん寝ることが難しい方もいらっしゃいます。



抗ストレスの機能が期待できる「香り」の力

そんなときにおすすめなのが、天然のアロマの香り。
香りをかぐだけで、鼻から取り入れられた有機化合物が身体に効果的に作用し、ストレスケアに役立つと言われています。
どんなに忙しい方でも、香りをかぐだけならできそうだと思いませんか?
次からはシーン別のおすすめの香りをご紹介します。



【シーン別】おすすめの香り

上質な眠りへ導く

ストレスを感じ、不安や緊張が続くと眠りが浅くなります。睡眠が不足すると、短気になり、小さなことでもイライラしやすくなってしまいます。そんな負のサイクルを解消するためには、上質な睡眠をとることが重要。穏やかで鎮静の機能に優れたハーブの香りをご紹介します。



S06 スリープ

リラックス感あるラベンダーハーブの香りに、大人なイメージのジュニパーベリーが加わることで、より深く静かな落ち着きある空間になります。
原料:ラベンダー、スパイクラベンダー、マジョラム、シダーウッド、ジュニパーetc.




スリーピングサポート クールダウン

ラベンダーの香りにミントがアクセントとしてブレンドされている香り。
1日の終わりに頭の中をすーっと落ち着かせてくれるような空間を作り出します。
原料:ラベンダー、スパイクラベンダー、マジョラム、シダーウッド、ペパーミント etc.




ホルモンバランスを整える

ストレスを感じると肌荒れが起こるのは、ホルモンバランスが崩れるから。
天然のアロマの香りの中には、自律神経や内分泌系に作用するといわれている成分が含まれているものも。うっとりと心地よいフローラルの香りに包まれて、身も心もバランスよくなりたいですね。



S04 リラックス&ビューティー

ラベンダーとカモミールの香りを中心に、親しみやすい柑橘もブレンドされている香り。日々の疲れや緊張感をほぐしながらリラックスできる空間をつくりだします。
原料:カモミール、スパイクラベンダー、ラベンダー、ベルガモット、オレンジetc.




D09 コンフォートリラックス

ハーブやウッドなどとのバランスが心地よい、印象的な香り。
花々やハーブが織りなす香りが、心の緊張を解き、柔らかく包み込んでくれるような空間に。
原料:ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナetc.




前向きな気持ちになりたい

ストレスを感じると、疲れから、ネガティブ思考に陥り何もかも前向きにとらえられなくなることがあります。そんなときには、明るく前向きな気持ちをもたらすと言われている柑橘系の香りの力を借りてみましょう。笑顔を心がけることで、自然と気持ちがほぐれていく効果が期待できます。



B01 オレンジグレープフルーツ

柑橘のみの親しみやすいブレンド。
すっきりとした爽やかさと独特の渋みがアクセントのグレープフルーツがブレンドされることで、爽やかな空間を演出します。
原料:オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット




B10 ベルガモットマンダリン

こちらも柑橘のみのブレンドで、少し大人っぽい雰囲気を持っています。
マンダリンのまったりとした甘さが、フレッシュな爽やかさだけでなく、どこか安心できるような温かさも感じられる香りになります。
原料:ベルガモット、オレンジ、マンダリン




適度なストレスは行動力の源になり、自分を向上させることに役立ちますが、過度のストレスは考え物です。ストレスと上手に付き合って、毎日を明るく健やかに過ごしたいですね。香りの力、ぜひ活用してみてください。

コラム | 簡単な操作でワンランク上のライフスタイルを

春の季節に取り入れたい、ワンランク上のライフスタイルを簡単に楽しむ方法をご紹介します。

いつもの暮らしをワンランク上に

春は環境が変わったり、新しいことを始めたくなる季節でもあります。今年は上質な香りを暮らしに取り入れて、ワンランク上にライフスタイルを楽しんでみませんか?アットアロマこだわりの天然100%の香りは、日々の中に心地よい落ち着きと豊かな時間をもたらします。


本格的なアロマ空間をつくりだす
professional diffuser air

アロマ空間を取り入れるには、まずはアロマディフューザーからチェック。せっかくお気に入りの香りと出会えても、香りがうまく広がらなければ存分に楽しむことができません。熱や水などを加えず、天然100%の香りをそのままに、お部屋に大きさに合わせて濃度が調整できるようなタイプがおすすめです。
この春の一押しは、プロフェッショナルディフューザー「エアー」。高級ホテルなどのアロマ空間演出にも導入されている本格的なディフューザーでありながら、操作がシンプルなので家庭用としても人気。新生活から新たにご自宅用に取り入れる方が多くいらっしゃいます。


エアーは、エッセンシャルオイルをボトルごと取り付け、香りを広げるためのプログラムを設定して使用します。プログラムと聞くとちょっと難しく感じるかもしれませんが、「香りを広げ始める時刻」「香りを止める時刻」「香りの濃度レベル」の3つを設定すればいいだけなので、とてもシンプル。しかも、一度プログラムを設定すれば、あとは自動で香りを広げてくれるので、手間をかけずに本格的なアロマ空間を楽しめます。
気になるお手入れも月に1回程度。エッセンシャルオイルのボトルを外してから別売りの「ディフューザークリーナー」を取り付けて、10分程度運転させておけば洗浄ができます。


この春取り入れたい香りをご紹介

エアーの操作方法を理解したあとは、早速香りを選んでみましょう。広い空間にも広がりやすく、人気の高い香りをご紹介します。


新しい季節を明るく過ごせる空間に

春の新鮮な雰囲気に包まれながら生き生きと過ごしたいと感じている方には「B01 オレンジグレープフルーツ」を。オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモットの3種類の柑橘系でブレンドされたフレッシュな香りが、自然と明るい気持ちになれるような空間をつくりだします。世代や性別を問わず人気が高く、ご家族や恋人と一緒に暮らしている方にもおすすめです。
例えば、休日に家族で過ごすリビングをより心地よくしたい時には、平日はプログラムを設定せず、週末のみに設定。噴霧レベルは真ん中のレベル5から始めて、お部屋の広さやご家族の反応に合わせて調整するのがおすすめです。また、ご自宅以外には、クリニックの待合室などにも人気。緊張感がほぐれるような親しみやすい空間をつくりだすことができます。噴霧レベルはレベル1~3で様子を見ながら、香りが強すぎずほどよく感じられるように設定するのがおすすめです。

エアー&B01 オレンジグレープフルーツ


落ち着きのある洗練された空間に

春から心機一転、デザイン性の高い香りに包まれながら過ごしたいと感じている方には「S05 メディテーション」を。を。ハーブ、木、スパイスなどで複雑にブレンドされており、自然と落ち着きを取り戻すような奥深い香りを感じることができます。環境の変化などによる不安や緊張を乗り越え、自分らしく過ごしていきたいと感じている時にもおすすめです。
例えば、夕方から夜にかけての時間帯にプログラムを設定すれば、帰宅後からすぐに上質な香りに包まれながらリラックスして過ごすことができます。
ご自宅以外では、例えばサロンのエントランスや施術スペースに取り入れた場合は、洗練された香りでおもてなしができます。サロンの世界観を演出したいシーンでは、噴霧レベルを高めに設定することで、よりお客様の印象に残る空間に。

エアー&S05 メディテーション


アロマソムリエ | スギの香りと効能・使い方

日本の北から南まで広い範囲に日本で一番多く植えられていると言われているスギ。日本一樹高が高くなる木と言われており、樹齢2,000年を超えるものも存在し、古くから日本人の生活とともに育まれてきました。抗菌や防虫、防腐作用があることから住宅の建材や家具の材料としても古くから親しまれています。
季節によっては花粉症に悩んでいる方はスギと聞くだけでネガティブなイメージを抱くこともあるかもしれませんが、枝葉から抽出されるエッセンシャルオイルはすっきりと爽やかな森林を思わせるような心地よい香りで、多くの方に親しまれています。

基本情報

科名:スギ科
学名:Cryptomeria japonica
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:日本
主な芳香成分:α-ピネン、シス-β-オシメン、ヘディカリノール
香りのタイプ:ウッド
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中~強

香りのもつ機能

スギの香りは木材と同様に抗菌や防虫の作用が期待でき、クリーンな空間をつくりだします。香りを嗅いでいると爽やかで森林浴をしているかのような気分が感じられ、心身をリラックスする作用に優れています。自然と呼吸が深くなり、安眠効果にもつながります。心にバランスと静けさを与えてくれ、気分を切り替えたいときや、ストレスを感じているとき、眠りに悩みを抱えている時などに取り入れたい香りです。



使うシーンや季節

スギの香りは、爽やかな森林を思わせるような雰囲気をもっているので、1日の始まりに香らせることで気持ちのいい朝の時間を過ごすことができます。その日の気分によって、一緒にブレンドする香りを変えると、より心地よく過ごすことができるでしょう。リフレッシュにもリラックスにも使えるような面を持っている香りなので、仕事や家事に疲れてしまった時の気分転換などにも使うことができます。香りをお部屋に広げながら深呼吸すると、すっきりとした気分を味わえます。
また、日本人の生活の中で馴染みの深い香りでもあるので、日本らしい空間を演出したい際や、心が落ち着くようなおもてなしをしたい際にも活躍してくれます。ブレンドに加えることで和の雰囲気や爽やかさ、落ち着きを演出することができます。和モダンのインテリアをあしらった空間や、深い呼吸を促したい客室やリラクゼーション空間、ご自宅の寝室など幅広いシーンで活用できる香りです。



相性のいいオイル

ウッド系:サイプレス、シダーウッド、ジュニパー
シトラス系:ベルガモット、ライム
ハーブ系:ローズマリー、ラベンダー、マジョラム

同じウッド系の香りとブレンドすることで、より深みのある森のような香りを楽しむことができます。また、柑橘系の香りとも相性がよく、ベルガモットは落ち着き、ライムは爽やかさを引き立てたりと、合わせる香りによって様々な表情を見せてくれます。



「スギ」をブレンドした香り

JB06 飛騨杉

岐阜県の飛騨高山で育ったスギのフルーティーさのある爽やかさを活かしたブレンド。
思いっきり深呼吸したくなるような、気持ちを爽やかにリフレッシュしてくれる香りです。
原料:飛騨杉、シダーウッド、パイン、ジュニパー、ローズマリー etc.


アロマソムリエ | ロサリナの香りと効能・使い方

ロサリナ(ロザリーナ)は、オーストリア原産の植物で、世界的にも流通が多くなく稀少性が高いと言われています。
精油に含まれる成分がラベンダーの成分と似ていることと、ティートリーの近縁種であることから、別名「ラベンダーティートリー」ともよばれています。
オーストラリアのニューサウスウェールズ北東沿岸地域や、クイーンズランドの内陸部に生育する低木で、古くから先住民たちはこの精油を薬に、また樹皮を毛布や屋根の代用として使用していたといいます。



基本情報

科名:フトモモ科
学名:Melaleuca ericifolia
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:オーストラリア
主な芳香成分:リナロール、1,4-シネオール
香りのタイプ:ウッディー
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:やや弱



香りのもつ機能

昔から医薬的にも使われてきたロサリナは、近縁種であるティートリーと同じように抗菌抗ウイルス作用に優れています。
一方でロサリナの香り成分は、同じフトモモ科の植物としては珍しく、リナロールという鎮静、不安、疲労回復作用をもつ成分が約半分を占めているため、日常のリラックスタイムにも向いている香りです。
空気環境をクリーンに保ちながら、ストレスケアにも役立てることができる、現代社会を生きる私たちをサポートしてくれる香りの一つといえます。



使うシーンや季節

ロサリナは、香りは爽やかですがマイルドでラベンターのような甘さも持ちあわせているので、季節を問わず、一年中日常の様々なシーンで活用しやすい香りです。
リラックスの活用では、眠る前に寝室に漂わせるのがおすすめ。おだやかな香りとブレンドして漂わせておくだけで、程よい爽やかさが心地よい睡眠環境をつくりあげてくれます。

また、空気をキレイにすっきりと整えてくれるので、水場などのじめじめした空間をクリーンに整えることができます。近しい印象の爽やかなティートリーやユーカリ、ラベンダーやスパイクラベンダーなどとブレンドすれば、ハーバルな印象を引き出しつつ、心地よさを感じさせてくれます。

その他にも、柔らかさや透明感のある空間だけではなく、モノトーンで統一されたクールな印象のインテリアやモダンな印象のおしゃれな空間にも合わせられる香りです。 重厚感のあるウッド調の香りにロサリナや、スパイスなどをブレンドすれば、すこし個性的でいながらも洗練された、大人な雰囲気の空間を創りあげます。



相性のいいオイル

ハーブ系:ラベンダー、ローズマリー、ペパーミント
ウッド系:ユーカリ、サイプレス、パイン
フラワー系:ゼラニウム、イランイラン

比較的多くの香りと馴染みやすいロサリナですが、ラベンダーは同じ成分を含むことからとても相性のよい組み合わせです。また、イランイランやゼラニウムなど重くなりがちな香りとロサリナをブレンドすると、透明感や軽さが生まれ、バランスを整えやすくなります。刺激の強いユーカリやティートリーとブレンドすると、清涼感がやわらかくなるため、すっきりとした香りが欲しいけれど、スッとするような香りが苦手という場合はぜひ試してみてください。



「ロサリナ」をブレンドした香り

B11 ユーカリラベンダー

ロサリナに近しい印象のユーカリとラベンダーをブレンドした香り。
ロサリナが加わることで、より馴染みあいそれぞれの香りが引き立ちます。
原料:ユーカリ、ラベンダー、ロサリナ



D08 グレイッシュウッド

ロサリナにスパイスやウッドをブレンドした、モダンでおしゃれな印象の香り。
様々な香りがブレンドされているため、深みのある香りをお楽しみいただけます。
原料:サイプレス、ロサリナ、ネロリナ、ローレル、クローブetc.



D09 コンフォートリラックス

ローズがメインの上品で贅沢な香り。
ロサリナ以外にもゼラニウムやラベンダーが入っているため、ハーブやグリーンの印象も感じます。
原料:ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナetc.


アロマソムリエ | マジョラム・スイートの香りと効能・使い方

地中海沿岸地域を原産とするマジョラム・スイートは、20~60cm程度まで成長するシソ科のハーブで、丸みを帯びた小さな葉形が愛らしく、初夏には白や淡い桃色の可憐なお花を咲かせます。マジョラム・スイートは寿命を延ばしてくれるという言い伝えから、ラテン語で「より大きく(major)」を意味する「marjonara(マヨナラ)」という種小名が付けられたという説があります。また、中世ヨーロッパでは「幸福のシンボル」として、新婚夫婦へマジョラムの花冠を贈る慣わしがありました。衛生的な管理が遅れていた中世ヨーロッパでは、疫病除けや魔除けのお守りとして、抗菌作用のあるマジョラムをはじめとするハーブや小花を束ねた「タッジーマッジー」を持ち歩いていたと言われています。



基本情報

科名:シソ科
学名:Origanum marjorana
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:エジプト、スペイン
主な芳香成分:テルピネン-4-オール、リナロール、ボルネオール
香りのタイプ:ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:やや強い



香りのもつ機能

マジョラム・スイートの主な芳香成分である「テルピネン-4-オール」により、緊張などで高ぶった興奮状態を落ち着かせるリラックス作用が期待できると同時に、強壮作用により心が安定感を取り戻し、バランスをとってくれます。心身ともにリラックスへと導くことから、睡眠サポートとしても役立てることができます。
また、抗菌、抗ウイルスの作用も期待できるため、空気をキレイに整えたい空間でも活用できる香りです。



使うシーンや季節

マジョラム・スイートはほのかにスパイシーで温かみのある香りなので、季節的には少しずつ冷え始める秋頃から春頃までが特におすすめです。また、リラックス作用も期待できることから、午後からおやすみ前にかけてのくつろぎタイムの演出に向いています。やや甘さを持つ香りですが、男性の方にも使いやすい甘さですので、カップルやご家族で共有する空間でもおすすめです。

幅広くパブリックな場所で演出する場合は、リラックス作用や強壮作用などの機能性を活かしてリラクゼーションスペースで使われる他、マジョラム・スイートの持つグリーンのカラーイメージや個性的な印象を活かして、モダンなデザインの空間にも使われます。また、創造性を掻き立てるように香り立つマジョラム・スイートの独特な雰囲気とほのかなスパイシーさは、クリエイティブな仕事が求められる空間にもおすすめです。

どこかほっとするようなやさしさと温かみ、そして独創的な個性を持ち合わせるマジョラム・スイートの香りは、心のバランスを整え、フラットな気持ちをもたらしつつも、新たなアイデアのインスピレーションを湧かせてくれるような、新鮮な印象を創り出します。



相性のいいオイル

シトラス系:ベルガモット、グレープフルーツ、レモン
ウッド系:ホワイトサイプレス、パイン
ハーブ系:プチグレン、ラベンダー
フラワー系:ゼラニウム

マジョラム・スイートは、少量使いでコクや甘味をもたらします。ハーブの中では温かさや、やさしさに包まれるような雰囲気を作ることができ、ミルキーな印象を与えます。メイン使いというよりは、ポイント使いで濃い緑を表現したり、反対に濃くなりすぎた色味をやわらげ、パステル調のトーンにしてくれたりします。



「マジョラム・スイート」をブレンドした香り

C08 ラベンダーハーブ

空気を浄化する機能が期待できるトドマツをベースに、ラベンダーやマジョラム・スイートのやさしいハーブを感じられるフローラルハーブの香り。
清々しさだけでなく、華やかでエレガントな印象をもたらします。
原料:トドマツ、ラベンダー、マジョラム、ユーカリ、パインetc.



S06 スリープ

ラベンダーにマジョラム・スイートのミルキーな甘さが加わった、温かみを感じる香り。
心身ともに安定感を取り戻せるような、心地よい睡眠空間を演出します。
原料:ラベンダー、スパイクラベンダー、マジョラム、シダーウッド、ジュニパーetc.



ピュアインスパイア

グレープフルーツやスペアミントの親しみやすさとマジョラム・スイートの個性的な印象をあわせもつ、シトラスハーブの香り。
新しいアイデアのひらめきが生まれるような前向きで明るい印象をつくりだします。
原料:グレープフルーツ、スペアミント、マジョラム、ライム、ユーカリ etc.


アロマソムリエ | コリアンダーの香りと効能・使い方

コリアンダーはヨーロッパ東部、地中海沿岸を原産とするセリ科の一年草(または二年草)で、古代より宗教儀式などで使われてきた歴史のある植物です。紀元前1,500年頃の医学書ではコリアンダーの料理法や利用法が記されていたことがわかっており、旧約聖書にも登場しています。
中国では香菜(チャンツァイ)、タイではパクチーとよばれ、葉の部分は南米やアジアといった熱帯地方のエスニック料理に欠かせません。近年日本でもパクチーの人気が高まっていますが、葉の部分の香りは独特のクセがあり、好みが分かれる食材でもあります。




基本情報

科名:セリ科
学名:Coriandrum sativum
抽出部位:種子
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:モロッコ、ロシア
主な芳香成分:リナロール、α-ピネン、カンファー
香りのタイプ:スパイス
香りの揮発性:トップノート~ミドルノート
香りの印象:強い



香りのもつ機能

成分のうち、鎮静作用を司る「リナロール」が半分以上を占めます。また、似たような作用をもたらす「α-ピネン」なども含まれることから、リラックス効果が期待できます。
コリアンダーの刺激的な香りは、無気力で元気が出ない時などに気分を高揚させ、やる気アップや集中力を高めることにも役立ちます。



使うシーンや季節


アロマ空間デザインにおいて、コリアンダーは空間のイメージを大きく左右する重要な香りの一つです。
脇役として使うことが多いながらも、時にはポジティブ、オリジナリティー、先進的といった印象を、また時には温かみを助長するような印象をもたらします。

インテリアスタイルも、ナチュラルなものからオリエンタル、モダンといったスタイルまで幅広く使えます。とくに、個性的なデザインや流行りのアイテムを取り扱うアパレルやセレクトショップ、またホテルエントランスでの演出に向いている香りです。
香り自体も独特な個性があるため、一度体感すると忘れられないような特別感のある演出をすることができます。

コリアンダーの香りの魅力は、単なるスパイス系というだけでなく、じんわりと温かくなるような柔らかな甘さをもち合わせているところにあります。甘さといっても、ローズやゼラニウムなどの様な華やかなイメージではなく、スパイシーな刺激も感じられるキレのよい甘さのため、スイートな印象が苦手な方にもおすすめできる香りです。
普段使いの香りにコリアンダーをほんの数滴プラスして、いつもと違う空間を楽しんだり、気分転換をしたりと、日常のアクセントとして活用することができます。



相性のいいオイル

シトラス系:ベルガモット、グレープフルーツ、ライム
ウッド系:ヒノキ、ホワイトサイプレス、ジュニパー
ハーブ系:ローズマリー、マジョラム、ラベンダー
バルサム系:フランキンセンス

コリアンダーは個性的な香りのため、ブレンドのメインというよりは、他の香り同士をつなぐ潤滑油として活用することで、その魅力を活かせる香りです。ハーブ系とフローラル系、またはウッド系の香りが上手くまとまり、香りのアクセントとして独特なニュアンスと奥行きを出すことができます。
フランキンセンスやヒノキなどとブレンドすると、温かみのあるスパイシーさが際立ち、またグレープフルーツなどの爽やかなシトラス系と合わせると、個性あるシトラス調の香りが表現できます。



「コリアンダー」をブレンドした香り

B07 ベルガモットラベンダー

リラックスの定番であるラベンダーとベルガモットの組み合わせに、コリアンダーのアクセントが効いた香り。
甘く柔らかな、ゆったりとしたくつろぎをもたらします。
原料: ベルガモット、ラベンダー、コリアンダー




CITY series OSAKA

シトラスの親しみやすさの中にコリアンダーの個性が光る、明るく朗らかなスパイシーシトラスの香り。
笑顔があふれるようなポジティブな印象をつくりだします。
原料: オレンジ、ベルガモット、ブラックペッパー、マジョラム、コリアンダー etc.




CITY series SHIBUYA

洗練されたウッド調の香りに華やかな印象のハーブと、独特なニュアンスをもつコリアンダーが合わさった香り。
奥行のある個性的な香りが、自分だけのリラックスタイムを演出します。
原料: レモングラス、ブッダウッド、パチュリ、ゼラニウム、コリアンダー etc.




アロマソムリエ | 柚子の香りと効能・使い方

柚子は日本の伝統的な柑橘のひとつで、国内生産の約半分が高知県で栽培されています。古くから調味用に使われ、みかんのようにそのまま食べることは少なく、料理の味や香りを引き立てるために使われることが多いです。日本の柚子は、昼夜の寒暖の差が大きい内陸の山間部に産地が集中しており、海外に比べ香り高いのが特長です。
また、柚子といえば冬至の風物詩の「ゆず湯」があります。銭湯ができた江戸時代に始まったといわれており、「冬至にゆず湯に入ると風邪を引かない」と言われています。柚子の果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果や、芳香によるリラックス効果も期待でき、日本の冬の慣習として親しまれています。



基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus junos
抽出部位:果皮
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地: 日本
主な芳香成分:d-リモネン、γ-テルピネン



香りのもつ機能

柑橘ならではの爽やかな香りからリフレッシュのイメージをもつ方もいらっしゃるかと思いますが、ゆず湯に入ると心身がほぐれていくように、柚子の香りには高いリラックス効果も期待できます。鎮静作用のあるリモネンという成分を多く含むため、交感神経の働きを穏やかに鎮めてくれると言われています。イライラしてしまう時や気分が落ち込んでしまった時にもやさしく寄り添い、自然と前向きな気持ちをもたらしてくれます。



使うシーンや季節

柚子のエッセンシャルオイルは、果実が収穫される秋から冬にかけての季節に蒸留されることも多く、フレッシュな香りを楽しむことができます。爽やかさの中にあたたかみを感じられる香りなので、気温の下がる時期の空気をやさしく包み込みます。
日本人に馴染みの深い香りで、安心感やどこか懐かしさのある空間をつくりだし、香りを嗅ぐだけで心が温かくなるような気分をもたらします。子供から大人まで「いい香り」と感じる親しみやすさから、人が多く集まる商業施設や宿泊施設、ご自宅のリビングでの家族団らんのシーンなどにもおすすめです。
果実やエッセンシャルオイルの黄色いカラーのイメージから、ナチュラルなインテリアや和の雰囲気のあるお部屋にもよく似合い、空間に明るさをもたらしてくれます。 また、穏やかな香り立ちで他の香りとブレンドすることで様々な印象を楽しめます。他の和精油やウッドやフローラルなど様々香りと相性がよく気分に合わせてブレンドしてみるのもよいでしょう。



相性のいいオイル

シトラス系:オレンジ、マンダリン
ウッド系:ヒノキ、パチュリ、サンダルウッド
フローラル系:ゼラニウム、ネロリ



「柚子」をブレンドした香り

JB04 柚子

柚子の他に伊予柑やカボス、グレープフルーツ、オレンジといった様々な柑橘類をブレンドすることで、果実らしいフレッシュさだけでなく奥行きのある香りをつくりだしています。
原料:柚子、伊予柑、カボス、グレープフルーツ、オレンジetc.



D02 アーバンスカイ

キリッとした爽快感がクールな印象のライムやユーカリ、やわらかく落ち着きのあるヒノキとブレンドすることで、都会的で開放感のある印象に。
原料:ライム、ユズ、ユーカリ、ヒノキ、ティートリーetc.



スリーピングサポート フィールマイルド

ベルガモットやネロリといった鎮静効果の高い香りと合わせることで、柑橘のあたたかみを感じながら自然とリラックスできるような香りに仕上げました。
原料:ベルガモット、ネロリ、ユズ、オレンジ、フランキンセンス etc.


アロマソムリエ | ホーウッドの香りと効能・使い方

和名を「芳樟(ホウショウ)」といい、クスノキの変種といわれています。主に台湾や中国南部に分布し、日本では昭和22年に台湾から種子が持ち込まれ、鹿児島県にて増産が始まったとされています。
ホーウッドは、ローズウッドの代用としても知られています。ローズウッドがワシントン条約の保護の対象となったことで、ブラジル産ローズウッドの輸出入が難しくなり、その香りの印象が似ているということから注目を集め始めたのがホーウッドでした。
香りはローズウッドにとても似ていますが、より軽やかさがあり、甘さとスパイシーさが感じられるのは、ホーウッドの特徴と言えます。



基本情報

科名:クスノキ科
学名:Cinnamomum camphora
抽出部位:木部
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:中国、台湾
主な芳香成分:リナロール、トランスリナロールオキサイド
香りのタイプ:ウッド
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中~強



香りのもつ機能

ホーウッドの芳香成分のうち、80%以上を占めるのがリナロール。リナロールは、ラベンダーやベルガモット等にも含まれ、高い鎮静作用が期待できると言われています。また香りも穏やかなことから、ストレスを感じた時やおやすみ前など、心を解放してリラックスしたいときに使うのがおすすめです。
すっと肩の力が抜けていくような、緊張を解してくれる働きが期待できます。



使うシーンや季節

ホーウッドのキーワードといえば、落ち着き、クラシック、エレガントなど。ウッドの中でもひときわ華やかさと甘さをもち、空間演出では暖かみのあるムードを演出することのできる香りです。カラーイメージも茶色だけでなく、赤やオレンジなどの暖色系の色味も表現します。

香り自体には癖がなく、アロマ初心者の方や、強い香りが苦手という方にも使いやすく、活用シーンも幅広いのが特徴です。
リラックス作用のある香りなので、心と身体を休める時間に使うのがおすすめです。たとえば、自宅であればくつろぎの時間を過ごすリビングや寝室で香りを広げると、ほっと心が和むリラックスタイムを演出できます。
また、イランイランやローズといった華やかなフローラル調の香りとブレンドして、ブライダルやパーティーなどで祝福ムードを高める演出をしたり、フランキンセンスやサンダルウッドなどの落ち着いたウッドの香りとブレンドして、格式高いホテルのエントランスでのおもてなしの演出をすることもできます。 日常的な癒しのひとときから、ちょっとクラシカルな特別空間まで、様々な表現が叶うホーウッドの香りです。



相性のいいオイル

ウッド系:フランキンセンス、サンダルウッド
フローラル系:イランイラン、ゼラニウム
ハーブ系:ラベンダー、クラリセージ

基本的に色々なオイルと合わせやすく、合わせるオイルによって華やかにも落ち着いた印象にもなります。 優しさや柔らかさを出したい時の香りのベースになりやすく、ウッドの中では、西洋的な表現ができる香りと言えます。



「ホーウッド」をブレンドした香り

B19 フランキンセンスウッド

フランキンセンスとホーウッドを中心に、アクセントにサンダルウッドが加わり、気品のある静けさを感じられる落ち着いた香りです。
原料:フランキンセンス、ホーウッド、サンダルウッド



C06 ウォームフィール

柑橘、フローラル、ウッドなどの香りにさらにジンジャーのスパイシーさが加わり、奥深い香りです。ホーウッドなどのまったりとした甘さがあたたかみのある印象をつくりだします。
原料:ジンジャー、オレンジ、ホーウッド、イランイラン、シダーウッドetc.



JB07 薩摩芳樟

鹿児島県産の芳樟とホーウッドをブレンドした香りで、芳樟の木の枝葉の爽やかさや上品な甘さを存分に感じられます。
原料:薩摩芳樟、ホーウッド、パルマローザ、ユーカリ、クラリセージ etc.


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