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AROMA SOMMELIER
「ウラジロモミ(裏白樅)」は葉の裏が白いことから名付けられた日本固有の常緑針葉樹です。また、ウラジロモミは古くから日本の文化と密接に関わりがあり、長野県の諏訪大社で約7年ごとに行われる「御柱祭」の「木落とし」にも使われる神聖な木として知られています。 クリスマスシーズンにはツリーやリースの素材としても親しまれています。成長すると絵本に描かれるような三角形の樹形になるため、クリスマスツリーとしてもよく使用されています。
科名:マツ科
学名:Abies homolepis
抽出部位:葉、枝
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地:日本
主な芳香成分:α-ピネン、リモネン、酢酸ボルニル、カンフェン
香りのタイプ: ウッド
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象:中~強
日本ではクリスマスツリーに多く使われている日本原産の樹木で、葉の白さが光を受けて美しく見えることが特徴のウラジロモミ。香りは、針葉樹特有の爽やかさをもつ心地のよい森の香りです。葉を手で揉んだりこすったりすると、青々しさと、ほのかに甘みをもつ清涼感のある香りが漂います。
ウラジロモミの香りは、森林浴をしているようなリラックス効果があり、心地よい清涼感で心身の緊張を和らげてくれます。フィトンチッドという天然成分が含まれており、穏やかな安らぎを与えると同時に、気分をリフレッシュさせてくれるのが特長です。
また、青々しく生命力を感じさせる香りで、抗菌作用などの効果が期待されています。清潔で爽やかな空気をもたらす香りが、心身ともに健康的な環境を作り出してくれるでしょう。
ウラジロモミの精油は、冬の室内で空気をリフレッシュしたいときや、クリスマスシーズンのわくわくとした雰囲気にぴったりです。クリスマスツリーやリースとして飾ると、部屋中に穏やかな香りが広がり、まるで森のなかにいるような雰囲気にしてくれるのも魅力です。
また、入浴時に、アロマストーン使用して香りを楽しむのもおすすめ。浴槽のふちなどに置いたアロマストーンへ、数滴エッセンシャルオイルを垂らして湯気とともに柔らかく広がる香りでゆったりとした癒しの時間をお楽みください。
また、仕事や勉強の際に香りを取り入れることで、爽やかさが集中力を高めると同時に、安らぎをもたらし、気持ちの切り替えをスムーズにしてくれます。
ハーブ系:ローズマリー、ラベンダー
シトラス系:レモン、柚子
ウッド系:ティートリー、ファーニードル
爽やかさと針葉樹ならではのパワーのあるウラジロモミの香りは、柑橘系の香りでは、爽やかな清涼感を持つすっきりめのオイルと合わせることがおすすめです。
また、ハーブ系のローズマリーやウッド系のティートリーとのブレンドは、穏やかさとともに澄み渡るようなグリーン調の香りとなり、より爽やかでクリーンな印象の空間を演出してくれます。
日本の伝統色である常磐色をイメージさせる、透明感や自然のぬくもりを感じられる香り。
原料:ウラジロモミ, 薩摩芳樟, サイプレス, ファーニードル, サンダルウッド, etc.
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