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カボスは、ミカン科ミカン属に分類される日本を代表する香酸柑橘で、主に大分県を中心に栽培されています。爽やかな酸味と上品な香りを持ち、料理の風味づけや果汁として広く親しまれている柑橘です。現在では全国的にも知られていますが、生産量の95%以上を大分県が占めており、地域の特産品として長い歴史を持っています。
その起源には諸説ありますが、中国から渡来した柑橘が日本で自然交雑し誕生したと考えられています。江戸時代にはすでに現在の大分県臼杵市周辺で栽培されていた記録が残されており、約300年以上にわたり地域の食文化を支えてきました。焼き魚や鍋料理、刺身など和食との相性が非常に良く、日本人にとって馴染み深い香りのひとつです。
エッセンシャルオイルは果皮から抽出されます。みずみずしく弾けるようなシトラスの爽快感に、ユズやスダチにも通じる和柑橘特有の繊細な青み、さらにほのかな甘さとほろ苦さが重なり、上品で奥行きのある香りを楽しめます。
料理だけでなく、空間を爽やかに彩るエッセンシャルオイルとしても親しまれており、清潔感のある和モダンな空間づくりや、リフレッシュしたいシーンにも用いられています。親しみやすさと上質さを兼ね備えた、日本ならではの柑橘の香りです。

基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus sphaerocarpa
抽出部位:果皮
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要産地:日本
主な芳香成分:リモネン、ミルセン、リナロール、ネロール、αテルピネオールなど
香りの印象:弱
香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップ



カボスの香りの特徴

カボスの香りは、みずみずしいシトラスの爽快感と、和柑橘ならではの穏やかな落ち着きを兼ね備えています。オレンジのような親しみやすい甘さよりも、ユズやスダチに近い上品な青みが感じられ、透明感のある爽やかな印象が広がります。 搾りたての果実を思わせるフレッシュさの中には、ほのかな苦みやグリーン調のニュアンスもあり、香り全体に奥行きを与えています。そのため、単なるシトラスの軽快さだけではなく、日本の自然や山の風景を思わせる落ち着きと繊細さを感じられるのが特徴です。
空間に香らせると、すっきりとした清潔感が生まれながらも刺激が強すぎず、穏やかな空気感を演出します。和の空間だけでなく、木の質感を活かしたナチュラルモダンなインテリアとも調和します。



カボスの持つ機能

心と空間を軽やかに整える和のシトラス
カボスの香りは、気持ちをリフレッシュしながらも穏やかな落ち着きを与えてくれる香りです。主成分であるリモネンには、気分転換やリラックスをサポートするとされる働きが知られており、緊張やストレスで気持ちがこわばっているときにも、自然と深呼吸したくなるような心地よさをもたらします。
また、柑橘特有の爽やかな香りは空間に清潔感を演出し、朝の目覚めや仕事・勉強前など、集中したい場面にも適しています。気持ちを軽やかに切り替えたい時や、来客前に室内の空気をリフレッシュしたい時にも活躍します。
さらに、ほのかなグリーン調のニュアンスが心を穏やかに整え、肩の力を抜いて過ごしたいひとときにもやさしく寄り添います。刺激が比較的穏やかなため、アロマ初心者にも取り入れやすく、日本らしいやさしい香りとして日常のさまざまなシーンで取り入れやすい香りです。



カボスを使うシーンや季節

カボスの香りは、和柑橘ならではの透明感と爽やかさで、空間に自然な清潔感をもたらします。みずみずしい香りが心と空間を軽やかに整え、日常からおもてなしまで幅広いシーンでやさしい安らぎをもたらします。

和の美しさを引き立てる空間づくり
カボスの香りは、木や石、和紙など自然素材を活かした空間と美しく調和します。和モダンの住宅や旅館などでは、みずみずしいシトラスの香りが空間に軽やかな透明感を与え、訪れる人に心地よい第一印象をもたらします。
また、派手に主張しすぎない穏やかな香りは、ナチュラルテイストや北欧スタイルのインテリアにもよくなじみます。玄関やエントランスにディフューザーで香らせれば、清潔感と温かみのある空気を演出でき、お客様をやさしく迎え入れることができます。リビングでは家族が自然とくつろげる空気感をつくり、オフィスでは適度なリフレッシュ感が集中しやすい環境づくりをサポートします。自然の風景を思わせる穏やかな香りは、日々の暮らしにそっと彩りを添えてくれます。

毎日の気分転換やリフレッシュに
朝の目覚めや仕事を始める前、家事の合間など、気持ちを切り替えたいタイミングにカボスのアロマオイルはおすすめです。アロマディフューザーで香りを広げれば、みずみずしいシトラスの香りが室内にやさしく広がり、自然と深呼吸したくなるような爽快感をもたらします。
また、ハンカチやアロマストーンに1滴垂らして持ち歩けば、外出先でも気軽に香りを楽しめます。来客前には空間全体に香らせることで、料理やインテリアとも調和する自然な清潔感を演出できます。さらに、ユーカリやヒノキなどとブレンドすると、より洗練された和モダンの香りとなり、読書やティータイムなど穏やかな時間にもよく似合います。毎日の暮らしの中で無理なく取り入れられる、親しみやすいエッセンシャルオイルです。

初夏から秋に映える香り
カボスは一年を通して楽しめますが、とくに初夏から秋にかけて、その爽やかな魅力が際立ちます。梅雨には湿気による空気の重たさをすっきりとリフレッシュし、夏にはみずみずしい柑橘の香りが暑さを忘れさせるような清涼感をもたらします。そして、カボスの旬を迎える初秋には、収穫されたばかりの果実を思わせる自然な香りが季節感を演出します。季節ごとの暮らしに寄り添いながら、心地よい空間づくりを楽しめるアロマオイルです。



相性のいいオイル

シトラス系:ベルガモット、グレープフルーツ、ユズ
ハーブ系:ローズマリー、シソ、ペパーミント
ウッド系:ヒノキ、ユーカリ


カボスは、みずみずしく透明感のあるシトラス調の香りを持ち、比較的さまざまな精油と調和しやすいエッセンシャルオイルです。ベルガモットやグレープフルーツなどのシトラス系と組み合わせると、果実感あふれる明るく軽快なブレンドに仕上がり、朝のリフレッシュや空間のリセットに適した爽やかな香りになります。
また、ヒノキやユーカリなどのウッド系と合わせることで、日本の森林を思わせる深みが加わり、和モダンな空間にふさわしい上質な香りへと変化します。



「カボス」をブレンドした香り

D03 オーシャンクルーズ

海風に吹かれるような爽快感と透明感が広がる、シトラスミントのブレンド。まるで潮風が吹き抜ける海辺を散歩しているような心地よさが、空間と気分をすっきりとリフレッシュ。リビングやワークスペースはもちろん、暑い季節や気分転換したい時間にもおすすめのブレンドです。
原料:ペパーミント、スペアミント、グレープフルーツ、カボス, パイン etc.




CITY series 福岡(FUKUOKA)

九州の豊かな自然に包まれるような、穏やかで温もりのあるシトラスウッドの香り。雄大な森に柔らかな陽の光が差し込む情景を思わせる、透明感と奥行きを兼ね備えたブレンドです。リビングで家族と過ごす時間や、1日の終わりにゆったりと過ごすときにもおすすめです。
原料:ヒノキ、カボス、ユズ、マジョラム、サンダルウッド、ラベンダー etc.