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クラリセージは直立した茎にハート形の葉をつけ、白や薄紫の可愛い花を咲かせる、草丈1mほどの二年草です。
クラリセージの「クラリ」は、「明るい、清浄な」を意味するラテン語の「クラルス」に由来すると言われています。これはクラリセージの種子から得た粘液が、目を洗うことに利用されたためのようです。

その他にもドイツでは、マスカットワインの香りづけにクラリセージを使っていたことから「マスカルテージセージ」とも呼ばれています。爽やかさの奥に深い甘みを感じるクラリセージの香りは、香水の原料として利用されることも多いです。

基本情報

科名:シソ科
学名:Salvia sclarea
抽出部位:花、葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主要原産地: フランス、モロッコ、イタリア
主な芳香成分:酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール
香りのタイプ: ハーバル
香りの揮発性:ミドルノート
香りの印象: 強


香りのもつ機能


芳香成分のうち70%前後を占めているのが、ラベンダーやベルガモット等にも含まれている酢酸リナリルです。酢酸リナリルは、高い鎮静作用や弛緩作用が期待できると言われており、感情の起伏を穏やかにしてくれたり、緊張からくる体のコリをほぐしてくれる効果が期待できます。
その他にも、女性ホルモンのエストロゲンと似た成分であるスクラレオールも含まれているため、月経のトラブルや更年期症状の緩和にも期待できるといわれています。

・注意点
リラックス時におすすめの香りのため、集中する作業や車の運転時には使用を控えた方が良いでしょう。また、妊娠中や月経時の使用も避けた方が良いとされている香りです。



使うシーンや季節

体と心をほぐし、幸福感を引き出してくれるクラリセージの香りは、疲れがたまってしまった時やストレスを抱えている時のリラックスタイムを彩るのにおすすめの香りです。甘く温かい香りが、心身の緊張を解きほぐし不安な気持ちを和らげ、前向きな気持ちへと後押ししてくれます。華やかさや落ち着きのあるインテリアとの相性も良く、優雅な寛ぎの時間を過ごすことができます。
緊張を解きほぐしてくれる香りですが、人によっては必要な時に心地よく感じても、必要が無いときには苦手と感じる場合もある香りです。そのため今の自分を知るためのセルフケアのひとつとしてもおすすめしたい香りです。



相性のいいオイル

フローラル系:イランイラン、カモミール、ゼラニウム
ハーブ系:ラベンダー、スイートマジョラム
柑橘系:グレープフルーツ、ベルガモット

ハーブ系の香りですが、温かみや甘さも感じる落ち着いた印象の香りです。幅広い香りに合うため、自分の好みを探りながらブレンドを楽しむことができるオイルです。



「クラリセージ」をブレンドした香り

S11 リズム

イランイランやゼラニウムなど、フローラルな印象とクラリセージをブレンドした香り。華やかな印象の香りが温かく包みこんでくれます。
原料:イランイラン、ゼラニウム、クラリセージ、グレープフルーツ、ベルガモット etc.



JB07 薩摩芳樟

薩摩芳樟やホーウッドの甘く優しいウッドの香りと、クラリセージの温かさとハーバルな爽やかさが組み合わさった、爽やかで上品な甘さを楽しむことができる香りです。
原料:薩摩芳樟、ホーウッド、パルマローザ、ユーカリ、クラリセージ etc.



【大容量限定】おつかれさま

ウッドの深く落ち着いた香りとクラリセージの温かい香りが、ほっと一息ついてしまうような優しく安心感のある空間を作り出します。
原料:サンダルウッド、コパイバ、クラリセージ、ホーウッド、シダーウッド etc.