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プチグレンは、インド原産の柑橘であるビターオレンジの葉や枝から採れる爽やかな香りです。この植物は、香りを採る部位によって呼び名が変わるのが特徴で、果実からはビターオレンジ、お花からはネロリ(またはオレンジフラワー)、そして枝葉からはプチグレンという精油が採られます。
さてこのビターオレンジ、日本では橙(ダイダイ)という名前で知られています。お正月のしめ飾りや鏡餅に使われている柑橘、と言うとピンとくるかもしれませんが、これには「代々(ダイダイ)子孫が繁栄するように」との願いが込められており、縁起のよい果実として古くから親しまれています。


プチグレンの基本情報

主な成分:酢酸リナリル、リナロール、α-テルピネオール
香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
キーワード:フレッシュ、グリーン調、ビター

グリーン調の青々しいハーバルの中に、ほのかに甘さやビターな大人っぽさを感じる香りです。プチグレンには、ネロリのトップノートで感じるフルーティーな香り成分が含まれるため、どこかネロリの要素も感じられ、フレッシュさとともに心が落ち着くようなやさしいフローラルな雰囲気も持っています。また、ユニセックスな香りとして男性にも親しんでいただきやすく、男性用の香粧品に使われることもあります。空間演出ではモダンなイメージを表現することができ、ブレンドに少量使用することで、センスのよいおしゃれな雰囲気を楽しむことができます。

香りの成分としてはビターオレンジやネロリと同じ成分も含まれるため、抗ストレスや鎮静作用が期待できます。また、自律神経を整えることから、精神的なストレスが原因でおこる消化器系のトラブルや、身体の免疫力アップに役立つといわれている香りです。
プチグレンは抗菌作用もあわせ持っています。アロマディフューザーで香りを広げると、空気をすっきりと整えながら、気持ちも穏やかにリラックスできるような空間を演出できます。


B20ジュニパーシダー

静かなウッド調の香りの中に、プチグレンが瑞々しさを添える。
幻想的な世界観を味わえる個性派ブレンド。
原料: ジュニパー、シダーウッド、プチグレン


D04 グルーヴィーフォレスト

プチグレンのモダンなニュアンスが光る、デザイン性の高いウッドの香り。
性別を問わず使える大人なブレンド。
原料:ファーニードル、サイプレス、フランキンセンス、グレープフルーツ、プチグレンetc.


P05 クリエイティブ

創造的なイメージを高めたい時に気持ちを目覚めさせる、クリアーなハーブ系の香り。
独創的でビターなアクセントがきいているおしゃれなブレンド。
原料: ユーカリ、マジョラム、スパイクラベンダー、ライム、プチグレンetc.


使うシーンや季節

プチグレンは、グリーン調のしっかりとした芯のある香りで、空間に若々しさや明るい印象をもたらします。香りはすっきりとしているものの、どこか穏やかさやほのかなフルーティーさも感じられるため、ペパーミントやローズマリーにはないグリーンのイメージを表現できます。
また、鎮静や安眠といった作用が期待できながら、香り自体は爽やかでユニセックスな印象ですので、普段あまりアロマに親しみのない男性や、同じリラックス系の香りでもラベンダーのような甘さや重さのある香りが苦手という方にも使いやすい香りではないでしょうか。ゆったりとくつろぎたい休日や、お休み前のリラックスタイムをより充実させてくれる香りです。

一方で、モダンで洗練された、攻めのニュアンスが出せるのもプチグレンの特徴。おしゃれなオフィスエントランス、アパレルショップなど、インテリアデザインやコンセプトにこだわった空間をさらにセンスアップしてくれるような、個性的な演出要素をもち合わせます。自然体でありながら、独特な世界観を表現できる、柔軟性のある香りと言えます。

プチグレンは、シングルオイル単体でも香りにデザイン性が感じられるような完成された印象がありますが、使い方次第で様々な表現ができる香りです。ぜひその奥深さや表情の変化を楽しんでみてください。