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フランジュパニは、プルメリア(Plumeria)という熱帯植物の花から採れるエッセンシャルオイルで、南国の楽園を象徴する存在として知られています。和名では「インドソケイ」とも呼ばれ、その甘く優雅な香りは、古くから宗教儀式や装飾、歓迎の象徴として大切にされてきました。ハワイではレイに編まれ、訪れる人を温かく迎え入れる花として親しまれています。
フランジュパニという名称は、16世紀のイタリア貴族フランジパーニ家に由来し、彼らが作った香水がこの花の香りに似ていたことから名付けられました。時代や文化を越えて受け継がれてきたこの香りは、人の記憶や感情に深く寄り添う力を持っていると言われています。
エッセンシャルオイルとしては非常に希少で、主に溶剤抽出によってアブソリュートとして丁寧に抽出されます。その一滴には、花そのものの豊かな表情が凝縮されており、芳醇でミルキーな甘さとともに、どこかノスタルジックでやわらかな余韻が広がります。空間に広がる香りは、日常の中にささやかな非日常をもたらし、心をゆるやかにほどいていきます。

基本情報

科名:キョウチクトウ科
学名:Plumeria rubra
抽出部位:花
抽出方法:溶剤抽出法
主要原産地:インド、インドネシア、ハワイ
主な芳香成分:ベンジルサリチレート、ゲラニル安息香酸エステル、ネロリドール、酢酸ベンジルなど
香りのタイプ:フローラル
香りの揮発性:ミドル~ラストノート
香りの印象:強



フランジュパニの香りの特徴

フランジュパニの香りは、ひとことで表すなら「楽園の記憶」。ジャスミンのような濃厚なフローラルな雰囲気に、ココナッツのようなやわらかな甘さが重なり、ほのかにあるグリーンの透明感が全体を軽やかに整えます。華やかでありながら過度に主張することなく、空間に自然と溶け込みながら、ゆっくりと奥行きを広げていく香りです。まるで南国の夕暮れを思わせる、やわらかな光に満ちた穏やかな空間をもたらします。オレンジ色に染まる空と、ゆるやかに流れる時間が重なり、静かな心地よさが広がります。
甘美でありながらもどこか切なさを帯びた香りは、感情の奥深くにやさしく寄り添い、心をほどいていくような感覚をもたらします。



フランジュパニの持つ機能

感情をやさしくほどく癒し
フランジュパニの香りは、心の緊張をゆるめ、深いリラックスへと導く作用が期待できます。また、穏やかな鎮静作用が期待でき、ストレスや不安、過度な緊張を静かに和らげてくれます。特に、感情の揺らぎが大きいときや心が疲れているときに、やさしく寄り添い、安らぎをもたらします。
また、甘く包み込むような香りは、幸福感や安心感を高める効果もあり、自己肯定感を穏やかに支えることが期待されます。
身体的には、緊張による筋肉のこわばりをゆるめ、呼吸をゆったりと整えるサポートにもなります。香りを広げることで、心身のバランスを整え、日常の中に静かな余白をもたらすようなひとときを演出します。



フランジュパニを使うシーンや季節

フランジュパニは、空間にさりげない非日常の安らぎと、ほのかに官能的な余韻をもたらします。
日常からふっと離れ、心をやわらかくほどくひとときに寄り添う香りです。

南国リゾートのような空間演出
フランジュパニは、空間にさりげない非日常の心地よさをもたらします。リビングやサロン空間に取り入れることで、訪れる人に「特別な時間」を自然に感じさせる、洗練された演出が生まれます。やわらかな照明と組み合わせれば、まるで南国のヴィラのような落ち着きと開放感が静かに広がります。ほんのりと甘く、包み込むように広がる香りは、空間全体にゆるやかな一体感をもたらし、そこにいる人の気持ちまでもやわらかくほどいていきます。
ホテルライクな空間デザインやスパの演出にも心地よくなじみ、五感にやさしく寄り添う上質な時間を演出します。日常の延長にありながらも、どこか特別な時間へと自然に導いてくれる香りです。

自分を解き放つリラックスタイムに
バスタイムやナイトケアにフランジュパニのエッセンシャルオイルを取り入れることで、1日の緊張をゆっくりとほどいていくことができます。アロマディフューザーで香りを広げると、やさしい甘さが空間に穏やかに満ち、心を包み込むような安らぎへと導きます。
やわらかく広がる香りに身をゆだねることで、慌ただしかった気持ちが静かに整い、呼吸も自然と深まっていきます。照明を少し落とした空間の中で香りを感じることで、日常の延長にありながらも、満ち足りたひとときが生まれます。
感情を整えたいときや、自分自身と向き合う静かな時間に寄り添う香りです。

夏を中心に、温もりを感じたい季節に
特に夏から初秋にかけて、南国を思わせるような魅力が心地よく際立ちます。暑さの中で感じる気だるさに、甘くやわらかな香りがそっと寄り添い、軽やかな余韻へと導きます。空間にやさしくなじむその香りは、心まで軽くなるような感覚をもたらし、穏やかな開放感をゆるやかに広げていきます。
一方で、冬にあえて取り入れることで、ほのかな温もりと落ち着きを空間に添え、穏やかな安らぎへとつながります。
季節を越えて楽しめるのも、この香りが持つ奥行きとやわらかな広がりによるものです。



相性のいいオイル

シトラス系:ベルガモット、オレンジ
フラワー系:ジャスミン、イランイラン、ローズ
ハーブ系:ラベンダー
ウッド系:サンダルウッド

フランジュパニは香りの個性が豊かで存在感があるため、ブレンドでは分量のバランスが重要です。少量でも全体の印象を大きく左右するため、まずは一滴から丁寧に重ねていきましょう。フローラル系と組み合わせると華やかさが引き立ち、奥行きのあるやわらかな印象に。一方、シトラス系と合わせることで軽やかさが加わり、日常にもなじみやすい明るい香りになります。
また、ウッド系と組み合わせることで甘さが穏やかに引き締まり、落ち着きのある印象へと変化します。ただし、重たい香り同士は全体が重くなりやすいため、バランスには注意が必要です。空間演出に取り入れる際は、空気の流れに合わせて、香りの広がり方を考慮した調整が必要となります。
フランジュパニは、繊細さと豊かさをあわせ持つ香りだからこそ、控えめに整えることで、より美しい調和が生まれます。



「フランジュパニ」をブレンドした香り

シンプルカーム

包み込まれるようなやさしさの中で、心がゆるやかにほどけていくようなフローラルウッドの香り。
穏やかな甘さとやわらかなウッドの調和が、安心感に満ちた空間を静かに広げます。日常の緊張をそっとほどき、自然体で過ごす時間に寄り添う、落ち着きのあるブレンドです。
原料:フランジュパニ, ゼラニウム, カモミール, ホーウッド, シダーウッド, etc.




スキンオンフレグランス カーミングベール

リラックスと満ち足りた幸福感が広がり、穏やかなウッドと上品なフローラルにやさしく包まれる香り。
深みのある甘さと落ち着きが重なり合い、心にやわらかな余韻を残します。自分自身と向き合う穏やかなひとときに、静かに寄り添うようなブレンドです。
原料:フランキンセンス, フランジュパニ, ホーウッド, ベンゾイン, シダーウッド, etc.