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COLUMN

おもてなしの心は、言葉や行動だけでなく、空間の心地よさを通しても伝わります。なかでも「香り」は、無意識のうちに人の心に働きかけ、印象を左右する大切な要素です。
例えばホテルのロビーに漂う上質な香りや、旅館で感じる和の趣のある香り。そこには、訪れる人の心を落ち着かせ、非日常の時間へと誘う意図があります。同じように、自宅やオフィス、店舗でも、香りの演出はおもてなしの第一歩です。
ホテルのロビーやショップを訪れたとき、その場所に漂う香りとともに、空間の印象が記憶に残っていたことはありませんか。
嗅覚は、感情や記憶に関わる脳の領域と深いつながりがあるとされています。そのため、空間で感じた香りが、その場所で過ごした時間や体験とともに記憶に残ることもあります。
大切なのは、ただ「よい香り」を広げることではなく、「誰を迎えるのか」「どんな時間を過ごしてほしいのか」を思いながら香りを選ぶことです。
季節や時間帯、空間の広さ、そこでの過ごし方に合わせて香りを選ぶひと手間もまた、相手を思うおもてなしのひとつです。
香りの感じ方や好みは人それぞれです。お客様を迎える空間では、強く香らせるのではなく、さりげなく感じられる程度に広げるのがおすすめです。
また、空間の用途や過ごし方に合わせて香りを選ぶことも、おもてなしの大切なポイントです。ここからは、自宅やオフィス、店舗など、それぞれの空間にふさわしい香りをご紹介します。
自宅でのおもてなし
家族や友人を自宅に迎えるときには、いつもの空間にさりげなく香りをプラスしてみましょう。
玄関には、シトラスやハーブを使った軽やかな香りがおすすめです。「C01 クリーンシトラス」は、ユーカリグロブルスやレモンなどをブレンドした、すっきりとした清涼感のある香りです。空気が入れ替わるような爽快さがあり、訪れる人を軽やかに迎えます。
リビングや客間には、ゆったりとくつろげるような穏やかな香りを。「シンプルカーム」は、フランジュパニやゼラニウム、ホーウッドを重ねた、やわらかなフローラルウッドの香りです。家族や友人と会話を楽しむ、くつろぎの空間にも自然になじみます。
食事を楽しむときには、料理そのものの香りを大切に。食事の前まで香りを広げておき、食卓につく頃には止めるなど、シーンに合わせて調整するのもおすすめです。
オフィスでのおもてなし
オフィスのエントランスや応接室は、企業やブランドの印象を伝える場所のひとつです。インテリアや照明と同じように、空間の雰囲気に合わせて香りを選ぶことで、その場所らしさを演出できます。
「D01 アブソリュートブルー」は、ローズマリーやブルーサイプレスの清々しさに、グレープフルーツの明るさを重ねた、モダンでスタイリッシュな香りです。すっきりと洗練された印象を演出したいエントランスや打ち合わせスペースにおすすめです。
落ち着きのある和の雰囲気を取り入れたい空間には、「JD05 粋」を。ヒノキやジュニパー、サイプレスなどをブレンドした、透明感のあるウッドの香りです。静けさを感じる凛とした香りが、端正な空間に自然になじみます。
店舗・サロンでのおもてなし
店舗やサロンでは、インテリアや音楽とともに、香りも空間の世界観をつくる要素のひとつです。ブランドのイメージや、お客様にどのような時間を過ごしてほしいかを思い描きながら選んでみましょう。
「D06 ピースフルスマイル」は、グレープフルーツやベルガモットの明るいシトラスに、カモミールやホーウッドを重ねた、やわらかく穏やかな香りです。明るくナチュラルな雰囲気を演出したい空間におすすめです。
華やかさや上質感を添えたいときには、「GB02 チュニジアネロリ」を。ネロリを中心にプチグレンなどを重ねた、優美で奥行きのある香りです。落ち着いて過ごしてほしいラウンジやサロンなどにも心地よくなじみます。
おもてなしのために香りを取り入れるなら、空間の広さや使い方に合ったディフューザーを選ぶことも大切です。
広い空間では十分な拡散力を備えたものを、玄関やリビングなどでは持ち運びやすいものを選ぶなど、過ごす場所に合わせて使い分けてみましょう。
最大拡散範囲:約120㎡
professional diffuser SCEN(プロフェッショナルディフューザー セン)
広い空間で香りを心地よく届けたいときにおすすめなのが、「professional diffuser SCEN(プロフェッショナルディフューザー セン)」です。
オフィスやホテルなど、人が集う空間での使用を想定して設計された業務用ディフューザーで、最大120㎡まで対応。香りが一部に偏りにくく、広がりのある空間にも自然に行き渡ります。
香りの強さは15段階で調整でき、開始時刻・停止時刻・噴霧レベルをあらかじめ設定することも可能です。来客の時間帯に合わせて香りを広げたり、営業時間に合わせて運転したりと、空間や過ごし方に合わせた細やかな香りの演出ができます。
また、静音性にも配慮されているため、会話や接客の妨げになりにくいのも魅力。プロダクトデザイナー・柴田文江氏による端正なフォルムは、空間の中で過度に主張せず、インテリアの一部として自然になじみます。
エントランスや応接室、店舗、サロンはもちろん、広さのある住空間にも。香りをその都度「使う」のではなく、空間の設えのひとつとして取り入れたい方におすすめのディフューザーです。
最大拡散範囲:約40畳
ネブライジングディフューザー オーブ
ガラスとセメントという異素材を組み合わせた「オーブ」は、オブジェのような佇まいも魅力のネブライジングディフューザーです。
熱や水を使わず、エッセンシャルオイルそのものを空気の力で広げるため、天然の香りをしっかりと楽しめます。
インテリアの一部としても取り入れやすく、リビングやサロンなど、空間の雰囲気にもこだわりたい場所におすすめです。フラスコを交換すれば香りを変えやすいため、季節や来客に合わせた使い分けも楽しめます。
最大拡散範囲:約20畳
ネブライジングディフューザー ワンプラス
より気軽にさまざまな場所で香りを楽しみたいときには、「ワンプラス」がおすすめです。
10mlのオイルボトルをそのまま取り付けて使えるネブライジングディフューザーで、コードレスでも使用可能。オートオフタイマーも2 / 6 / 12時間から選択でき、電源を切る手間がないのも嬉しいポイントです。玄関やリビングなど、香りを広げたい場所に合わせて気軽に持ち運べます。来客前には玄関で、くつろぐ時間にはリビングで、というように、シーンに合わせて使う場所を変えられるのも魅力です。
「ほのかに香る」を意識する
香りの感じ方や好みには個人差があります。お客様を迎えるときには、強く香らせすぎず、空間に入ったときにほのかに感じられる程度を意識しましょう。
同じ空間に長くいると香りに慣れ、自分では感じにくくなることもあります。自分では「少し弱いかな」と思っても、来客する方には十分に感じられる場合もあります。一度部屋の外へ出てから戻ってみると、香りの広がり方を確認しやすくなります。
季節に合わせて香りを変える
春は「GB02 チュニジアネロリ」でやわらかく、夏は「C01 クリーンシトラス」で涼やかに、秋には「JD05 粋」で温かみを、冬は「シンプルカーム」で包み込むような上質感を演出できます。
季節の移ろいを香りで感じさせることも、おもてなしのひとつです。アットアロマが手がけるアロマ空間でも、季節に合わせた香り提案を行うことが多く、春夏秋冬それぞれの香りが、その時々の空気感や情緒を豊かに演出します。
空間ごとの香りのつながりを持たせる
玄関とリビング、エントランスと応接室など、複数の空間で異なる香りを使う場合は、それぞれの香調につながりを持たせるのもおすすめです。
例えば、玄関では軽やかなシトラスを、リビングではシトラスにウッドやハーブを重ねた香りを選ぶなど、移動するにつれて少しずつ香りの印象を変えていく方法もあります。
それぞれをまったく異なる香りにするのではなく、共通する香りの要素を持たせることで、空間全体にも自然なまとまりが生まれます。
相手を思って部屋を整えることも、心地よく過ごせるよう照明や温度を調整することも、おもてなしのひとつです。そして、その空間にそっと香りを添えることも、大切なおもてなしにつながります。
おもてなしに、決まったかたちはありません。大切なのは、そこで過ごす人を思いながら、心地よい空間を整えることです。
自宅で大切な人を迎える日にも、オフィスや店舗でお客様を迎えるときにも、空間や季節に合わせて香りを選び、目には見えないおもてなしを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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