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AROMA SOMMELIER

アロマソムリエ

多くの企業が注目する「香りマーケティング」とは?

近年多くの企業が「香り」に注目しています。香りに対するとらえ方や、香りの活用について考えていきます。
個人が香りを楽しむ市場は?また、パブリックな空間での香り演出の市場は?など、様々な角度からアロマ市場をみていきます。

アロマ市場の拡大

香りの市場は近年広がりを見せています。この拡大の背景には、「天然」の香りを好む方が増えてきていることが考えられます。これは香水を好む文化と言われている海外の国々でも言える傾向となってきています。天然香料を使ったアロマグッズの需要が高まってきたため、香料の原料となる植物の生産へとシフトする農家も増えているとのこと。世界規模で天然香料の生産事情は変化してきているのです。

化粧品やヘアケア用品はもちろんですが、食料品業界でも「天然」というキーワードにこだわるナチュラル志向が高まってきているように思います。
確かに、例えばオレンジジュースを飲むとき、果汁100%かどうかを気にしたことはありますか?果汁が100%ではないオレンジジュースは、清涼飲料水と表記されていることもあります。つまり厳密にはジュースではないんです。濃さや飲みやすさなどの好みがありますが、飲み比べると、その果汁感は全く違います。

アロマ市場全体のなかで、多くを占めているのは「精油配合製品等市場」と言われる、天然の精油を配合した化粧品、入浴剤、衣類洗剤、芳香剤などの日用品の市場であることからも、一般の方の香りへの興味、手軽に生活に取り入れられる、楽しめるアロマグッズが求められていることがわかります。より簡単に生活の中で香りを楽しみたいというニーズを背景に、アロマ市場は拡大しているのです。

今後も、さまざまなシーンや場所に合わせて好きな香りを選んだり、目的や用途に合わせて適切な香りを楽しんだりする傾向が、ますます定着していくのではないでしょうか。



アロマ空間デザインの市場も活況

香りを公共空間で楽しむ「アロマ空間サービス」は着実に広がってきています。商業施設、企業オフィスやショールームなど、様々な業種・業態で拡大しており、今後もさらなる市場拡大が期待できます。



全国2,000箇所以上にものぼるアロマ空間

多くの企業や商業施設が、アロマを空間に取り入れ、有効な活用をはじめています。いわゆる「香りマーケティング」と言われ、様々な場所での導入が進んでいます。
現在、日本で「アロマ空間デザイン」を取り入れている施設は、全国2,000箇所以上にものぼります。ホテル、オフィス、商業施設、パーキングエリア、ショールーム、医療・介護施設、ショップなど、多くの企業が香り演出の効果を感じ、継続した活用をされています。

では、なぜ企業は「香りを活用したい」と思ったのでしょうか?
先進的な取り組みとして、新たなものを取り入れるという企業としての考えはもちろんですが、その答えは、天然の香りのもつチカラにあります。香りのもつチカラは非常に多彩で、可能性は無限に広がっているのです。西洋では長い歴史を持つアロマセラピーに証明されるように、アロマ空間デザインで使用する100%天然のエッセンシャルオイルの香りにも、天然由来成分ならではかける働きがあります。大きくは3つあります。



〇香りは五感の中で唯一、ダイレクトに感情に働きかける

〇香りは体験と結び付けて記憶する力がある

〇香りは心身に働きかける力がある



香りを導入することの目的、得られる効果やメリットは、業種・企業によって異なりますが、多くの場合は、香りがダイレクトに感情や心身に働きかける力、体験と結びつけて記憶する力を利用したもので、①企業ブランディング ②販促マーケティング ③顧客コミュニケーションの実現のためなのです。


天然アロマは、心地よく穏やかに香るだけではなく、私たちの感覚に働きかけます。だからこそ、私たちは、アロマを演出している商業施設やショップに行くと、香りが商品と一体となったように感じ、こころには自然とブランドイメージが刷り込まれています。また、アロマを演出している上質なホテル空間を訪れれば、ブランドのおもてなしの心を、五感で感じ、滞在体験の価値をより高めます。香りとともに楽しく心地よい体験は、一生の思い出として胸に刻まれます。


日本から世界へ広がるアロマによるおもてなし

天然アロマでの演出は、日本だけでなく世界へと着実に広がっています。
天然の香りを使った、心地よさを重視した「アロマ空間デザイン」は、言うならばとても日本的な演出です。強すぎず弱すぎず、様々な要素で成り立つ空間の中で、決して香りだけが突出しない、空間での調和を大切にした演出。
日本の美意識を感じさせる、日本らしい香りの空間をしつらえることこそ、これからの「アロマ空間デザイン」なのです。