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アロマソムリエ

フランキンセンスの香りと効能・使い方

Frankincense

歴史的にも、香り自体も、フランキンセンスは神秘的な香りです。実はこの香り、新約聖書にも登場しています。イエス・キリストが誕生したときに、黄金、没薬(ミルラ)、乳香が捧げられたと言われていますが、その乳香こそがこのフランキンセンス。黄金にも匹敵するほどの贈り物だったのです。 古くから宗教儀式などにも利用されてきた香りで、乳香を燃やして「薫香」として神に捧げられてきました。 香りの持っているストーリーを知ると、香りのもつ奥深さを再認識できますね。今回はフランキンセンスの香りと、おすすめのブレンドオイルについてご紹介。ぜひチェックしてみてください。

フランキンセンスの基本情報

主な成分:α-ピネン、リモネン、パラシメン
香りの機能:抗ストレス、鎮静、抗菌
キーワード:深い落ち着き、荘厳、気品がある

その名の由来は、「良質な香り」とも言われており、上質で気品漂う香りは古くから愛されてきました。フローラル系のアロマのように、パーッと華やかに広がったり、ピークのあるような強い香りではありませんが、地に足がついているような安心感、奥深くに秘めた強さや深みを感じさせる香りです。空間に上質でクラシカルな雰囲気をもたらし、多くの人を魅了してきました。

B19 フランキンセンスウッド

落ちついた大人の雰囲気と上品さが感じられる香り。濃厚であたたかみもある香りが安心感をもたらします。存在感のある気品と静けさが、心を芯からリラックスさせてくれます。
原料:フランキンセンス、ホーウッド、サンダルウッド

P01 トラスト

誠実さと落ち着きを感じさせるヒノキに、安定感や大地を思わせるパチュリなどのブレンド。誠実で慎み深さのある、落ち着いた木質系の香りです。
原料:ヒノキ、フランキンセンス、パチュリ、コリアンダー、ジュニパーetc.

JD03 雅(MIYABI)

フランキンセンスの他にシダーウッドなど奥深さを感じられるオイルがブレンドされ、日本の美しさを感じられる香りです。深く芳醇で、長く受け継がれてきた伝統の優雅さを感じさせます。
原料:シダーウッド、フランキンセンス、クラリセージ、パルマローザ、チュベローズetc.

使うシーンや季節

フランキンセンスは、黄色~茶色のようなカラーイメージを持っているため、秋から冬にかけての季節に活用するのがおすすめ。植物のもつ歴史的なストーリーからも、ぜひクリスマスに使ってほしい香りです。クリスマスを香りで表現するときには、オレンジ・スイートの香りにシナモンやクローブなどのスパイスがよく用いられますが、そこにフランキンセンスも加えてみてください。クリスマスのきらきらとした雰囲気だけでなく、気品や神聖さも感じることができます。
フランキンセンスの穏やかな香りは、外に深々と雪が降り積もる日も、心にほのかな温かさや落ち着きをもたらしてくれるでしょう。