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現代は多くの方が自律神経の乱れによる不調に悩まされていると言われています。人によってお悩みも様々ですが、天然のエッセンシャルオイルをつかうことで、心身を心地よく整え、バランスを整えることが期待できます。いくつかおすすめの香りをご紹介します。


不調の原因は自律神経の乱れ?


みなさんは「疲れが取れない」「ストレスを多く感じる」と悩むことがありますか?日常生活で感じる不調は、もしかすると自律神経の乱れが原因かもしれません。自律神経とは、全身の器官をコントロールし身体の働きを調整する神経系のこと。興奮している時や目が覚めている時に優位になる昼の神経「交感神経」と、睡眠時やリラックスしている時に優位になる夜の神経「副交感神経」で成り立っています。この2つの神経がバランスよく働いていないと、自律神経のバランスが崩れてしまい身体の不調に繋がります。
そして、自律神経が乱れを感じている人の中には、身体を休ませる「副交感神経」の働きが弱くなってしまっていることが多いと言われています。この副交感神経の働きを強めるうえで大切になってくるのが「睡眠」と「呼吸」です。日常生活の中で様々なサポートが考えられますが、心地よい香りを広げて心身を落ち着かせる効果が期待できる香りもぜひ取り入れてみてください。



1. アロマと自律神経の関係

1-1. 植物から採れる香りには沢山の成分がある


アロマセラピーで使われるエッセンシャルオイルは、天然の植物から香り成分を抽出した香料です。1種類のエッセンシャルオイルは通常数百以上の芳香成分で構成されており、原料となる植物の香り成分に応じて「鎮静作用」や「抗ストレス」といった様々な機能を持っています。これらの機能は、睡眠や呼吸をより質の高いものへとサポートしてくれることが期待できます。



1-2. 香りは脳にダイレクトに働きかける


わたしたちの脳には、思考や言語などの知的活動を支配する「考える脳」大脳新皮質と、記憶や喜怒哀楽といった感情に関わる「感じる脳」大脳辺縁系があります。そして、五感の中で唯一、大脳辺縁系にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」なのです。そのため、植物に含まれる成分を存分に生かしたエッセンシャルオイルの香りで心地よさを感じることは、よりリラックス感を高め、心身を落ち着かせるサポートをしてくれると言われています。



2. リラックスしながら質の高い睡眠を

睡眠時間が5時間を切る日が続くと、お酒を2~3杯飲んだときと同じくらい脳の機能が低下するという説も。それくらい睡眠が健康に及ぼす影響は大きいのです。
「ベッドに入ってもなかなか眠れない」という方は、アロマの香りを入眠のためのスイッチとして活用するのもおすすめです。この香りはもうすぐ寝る合図、と自然と身体が覚えていき、香りの心地よさを感じながら睡眠のルーティーンを整えてくれます。
また、「寝ているはずなのにしっかり寝られた感じがない」と感じている方は、睡眠が浅くなってしまっている可能性が。こちらは睡眠前~睡眠時のリラックス感がカギです。香りを上手に取り入れながら、深く落ち着いた睡眠時間を過ごしましょう。



2-1. 安眠効果が期待できる香り

ラベンダー


優しさの中に力強さを秘めた心地よい香りで、多くの人から親しまれる万能オイルと言われています。鎮静・抗菌・安眠など様々な機能を持ち、日中の緊張感をほぐしてリラックスしながら眠るのにぴったりです。



カモミール


優れた鎮静作用で古くから女性特有の婦人科系疾患に幅広く用いられていた植物。りんごのような甘い香りで、作用が穏やかなので子供からご年配の方まで幅広い世代でお使いいただけます。精神的なストレスにより気分が落ち込んでしまった時にも。



ゼラニウム


抗ストレスや精神安定といった働きがあるので、心身のバランスを整えて不安を和らげてくれます。眠る前にいろいろな考えが浮かんでしまい、なかなか落ち着くことができない方におすすめ。



2-2. 睡眠時のアロマの使い方


アロマセラピーの機能をしっかりと活用するために、ディフューザーを使って枕元で香らせるのがおすすめです。ほのかに香るくらいが落ち着くという方にはアロマストーンディフューザー [ミニ]、睡眠を邪魔しないよう静かにしっかりと香りを広げたいという方にはコウがおすすめです。



3. 深い呼吸で副交感神経を優位に

自律神経は自分の意思ではコントロールできないものですが、実は呼吸を通してアプローチをすることができます。深くゆっくりとした呼吸をすることで、副交感神経が優位になりリラックスでき、睡眠の改善にも繋がると言われています。ここで大事になってくるのが呼吸方法。正しい深呼吸は腹式呼吸だと言われており、一般的な胸式呼吸よりも一度に吸う空気の量が多くなるので呼吸がゆっくりになり、気持ちが落ち着いてリラックスすることができるのです。さらに、自然で心地よい香りがあるとよりリラックス効果を感じることができます。



3-1. 深く落ち着く香り

パイン


心地よい森林の風に包まれ、森林浴をしているかのような清々しい香りの中に、静けさと落ち着きを感じるウッドの香りです。抗菌や抗ウィルス・抗炎症作用など呼吸器系のトラブルにも効果が期待できる成分が多く含まれています。



フランキンセンス


不安な心をなぐさめ、呼吸を和らげ、元気を与えてくれる香りです。瞑想やヨガ・ストレッチなど、自分と向き合い心を鎮めたい時や高まった気持ちを落ちつけたい時におすすめです。



ユーカリ


草原を爽やかな風が吹き抜けるかのような、軽やかですーっとした透明感のある香りです。パインと同様に呼吸器系を整える効果が期待できる成分が多く含まれており、すっきりとした香りで鼻通りもよく整います。



3-2. 呼吸を意識したアロマの使い方


リラックスしながら呼吸を整えたいときには、拡散力の高いソロワンでお部屋全体に香りを広げるのがおすすめ。自然と呼吸が深まる空間をつくることができます。また、使いたいときだけ手軽に使いたいという方には、香りをそのままミスト状に広げるワンがおすすめ。また、ヨガやストレッチなどの際に、エアミストを使って身の回りにスプレーしさらに香りを楽しむのもいいですね。



生活にアロマを取り入れて

今回は睡眠と呼吸を切り口に沢山の香りをご紹介しました。ぜひ参考にしていただきながら、ご自身が「心地よい」と感じる香りを生活に取り入れてみてください。