香りを通してエッセンシャルオイルの元になる植物や生産者、産地の魅力をお伝えしている「sourcing story oil」シリーズ。このたび第3弾として「高知直七」「上富良野紫蘇」が新登場、そしてご好評につき「檜原村ヒノキ」が再発売となりました!日本各地の自然や風景をフレッシュな香りから存分にお楽しみください。※ご好評につき3種類全て完売となりました。

高知直七


一年を通して温暖で、年間日照時間・年間降水量ともに全国トップクラスを誇る高知県。果樹や野菜の栽培に適しており、柚子、温州みかん、ポンカン、デコポン、小夏など様々な種類が育てられています。中でも宿毛市で盛んに栽培されているのが「直七」。ほとんど地元で消費され県外にはあまり出回らず「幻の柑橘」とも呼ばれているので、馴染みのない方も多いかもしれません。柚子やスダチに比べて酸っぱすぎず、酸味、甘味、苦味のバランスが良いことが特徴です。
今回はそんな直七を搾汁機で果汁を搾り取り、本来であれば廃棄されてしまう果皮を、アットアロマの移動式蒸留機「モバイルアロマラボ」で蒸留しました。1度の蒸留で得られるエッセンシャルオイルはわずかで、とても貴重な香りになっています。

まろやかな酸味とやさしい甘み

直七のエッセンシャルオイルからは、搾りたての果汁のようなフレッシュさと、青い実らしいグリーンさの中に透明感が感じられます。
他の香酸柑橘と比べると酸味控え目でまろやかさがあり、主役にも引き立て役にもなれる香りです。蒸留の際に出る水蒸気や芳香蒸留水からも、柑橘のやさしく爽やかな香りが感じられました。
今回のブレンドでは、直七の特徴であるまろやかな酸味とやさしい甘み、フレッシュなグリーン感を活かしながら、みずみずしくピュアで透明感のある香りに仕上げました。空間に広げると軽やかに香り、不安や新しい季節に向かう背中をそっと押してくれるような優しい甘さが感じられます。
同じ柑橘でも「B03 シトラスライム」よりもやさしい酸味や甘さがあり、「JB04柚子」よりも透明感とやさしさを感じさせてくれるほどよい軽さをもつ香りです。気持ちを明るく盛り上げたい時や、仕事や家事の合間のリフレッシュにもおすすめです。

高知直七
まろやかな酸味と苦味が気持ちを上向きにする
透き通った瑞々しさを感じるシトラスの香り
原料:高知直七、ユズ、タンジェリン、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、アニス、ロサリナ etc.
※ご好評につき完売となりました。

sourcing story[高知直七]


上富良野紫蘇


北海道のほぼ中心に位置し、周囲を十勝岳、夕張山地などに囲まれた「上富良野町」。市街地にはラベンダーの畑が広がり、撮影のロケ地としても有名で「かおり100選」にも選定された美しく雄大な自然と開放的な澄んだ空が広がっています。
そんな上富良野町で栽培されている青紫蘇は、火山灰や河川などからの天然の養分を含んだ大地と、澄み渡った空気の中ですくすくと成長しています。
紫蘇は収穫後に乾燥機を使用せず数週間天日干しで乾燥させ、各農家さんの畑から蒸留所へトラックで何度も往復し運びます。すべての作業は農家さん同士で協力し合いながら行い、共有の大きな蒸留窯で1~2週間かけて蒸留作業を行います。蒸留では、少しでも多くの原料を仕込むため、窯の中に入って踏み固める作業も。休みなく連続で行う作業の為、窯の中はサウナ状態です。蒸留の冷却水には富良野町の川水を使用し、蒸留残渣は養豚の寝床とした後、畑の肥料として再利用されます。
これだけの労力をかけても、採れるオイルはごくわずか。たくさんの方々の想いが凝縮された価値あるエッセンシャルオイルです。

雄大な自然を感じる心地良い甘さ

紫蘇の葉からは爽やかでほのかな甘さが広がりますが、香り成分を凝縮したエッセンシャルオイルからは、爽やかさと共に濃厚でジューシーな甘酸っぱい香りが感じられます。
今回のブレンドでは、同じく北海道産のラベンダーやハッカなどを加え、香りをお部屋に広げていると、まるで上富良野の雄大で澄み渡った自然が目の前に広がっているような気分に。心地良い風が紫蘇の優しい甘さを運んでくるような、穏やかで優しい気持ちになれる香りです。
紫蘇のやわらかい甘さや爽やかさを感じる香りは日本人に馴染み深く、自然と肩の力が抜け、リラックスしながらも前向きな気持ちにしてくれます。
これからの春の季節のおもてなしの香りとしても使いやすく、お部屋の中にいながら自然に囲まれているかのようなリフレッシュ感が味わえます。

上富良野紫蘇
優しい甘さが落ち着きをもたらし、穏やかな自然の空気を感じる
心地良いハーブの香り
原料:上富良野紫蘇、上富良野ラベンダー、北海道ハッカ、ゼラニウム、ホーウッド etc.
※ご好評につき完売となりました。

sourcing story[上富良野紫蘇]


檜原村ヒノキ


檜原村は、東京都の中で島しょを除き唯一の村。都心から約50km離れた東京の西部に位置する緑豊かな村です。そんな檜原村で多く育成されているヒノキは、間伐時に発生する枝葉が今まで林地に放置されていました。
今回の蒸留では、そんな枝葉の部分を新しい活用方法としてエッセンシャルオイルの原料に。檜原村で苗木の植え付けから枝打ち・間伐など森林を活かすための活動をされている「東京チェンソーズ」にご協力いただき、アットアロマの移動式蒸留機「モバイルアロマラボ」を使いエッセンシャルオイルの蒸留を行いました。天然のヒノキの香りを全身で体感しながら、水蒸気蒸留法により1回約50kgの原料から約130mlを抽出。檜原村の方々のたくさんのご協力をいただきながらできあがった、東京産のエッセンシャルオイルです。

枝葉ならではの爽やかなフレッシュ感

ヒノキと言えば、木部はどっしりと安定感をもって育ってきた様が思い浮かぶような、静かで落ち着きのある香りのイメージが強いかもしれません。今回の蒸留で使用したヒノキの枝葉から抽出される香りはとても爽やかで、グリーンな印象とほのかにフルーティな甘さがあるフレッシュな香りが特徴。木部のヒノキを使った「B12 パインヒノキ」や「JB02 吉野檜」などの香りと比べてみると、ヒノキの抽出部位による香りの違いを楽しむことができます。
また、ブレンドの際に透明感のあるサイプレスやロサリナなどを加え、リフレッシュにもリラックスにもお使いいただける香りに仕上がりました。心を落ち着かせ前向きな気持ちになりたい時や、お家で手軽に森林浴を楽しみたい時などにおすすめです。
昨年の第1弾で登場した際はメディアなどにも取り上げられ、ご好評につき完売。今回も数量限定となっておりますので、前回買い逃した方はぜひお早めにチェックしてみてください。

檜原村ヒノキ
枝葉の爽やかで透明感のあるグリーン調の香りから
ほのかな甘さが広がる
原料:檜原村ヒノキ、サイプレス、ロサリナ、スペアミント、ローレル etc.
※ご好評につき完売となりました。

sourcing story[檜原村ヒノキ]


ディフューザーと一緒に香りの違いを楽しんで

それぞれの植物の香りを活かした個性ある「sourcing story oil」の香りたち。気分やシーンによって香りを使い分けながら、異なる日本の産地を香りから感じてみてください。
また、「sourcing story oil」のオイルと一緒におすすめしたいのがネブライジングディフューザー「ワン」。エッセンシャルオイルに熱や水などを加えずそのままミスト状に噴霧させるので、オイルそのものの香りを存分にお楽しみいただけます。10mlオイルボトルをそのまま取り付けられるのでこまめなオイル補充がいらず、取替用ノズルを使用すれば香りの交換も簡単です。

ネブライジングディフューザー「ワン」